関連テーマから出会おう。
閲覧履歴からのおすすめ
1/25
kotobuki@血液専門医
16692
66
永井友基
125298
323
三谷雄己
416896
567
永井友基
482734
802
67,871
327
発熱性好中球減少症のマネジメントについての解説になります。研修医向けにエッセンスを凝集しつつ、抗菌薬や抗真菌薬のレクチャーもはさんでお送りします。
youtubeに動画での解説もありますので、耳で聞いて勉強したい人はそちらをどうぞ。
2. FNの定義。
3. 経験的に治療を開始しないと、非常に死亡率が高い。起因菌は表皮ブドウ球菌が最も多いですが、死亡率が高いのは緑膿菌。必ず緑膿菌カバーを入れて治療を開始。
4. 基本的にほとんど入院適応です。
5. 血液培養を含む各種評価を行い、抗緑膿菌活性を有するβラクタムの単剤を開始します。ショック、肺炎など、抗MRSA薬を最初からいくシチュエーションもあり。
6. できるだけ早い抗菌薬投与が予後を改善。
7. 肺炎、ショックなど死亡率高いときや、MRSAなどのGPCリスクが高いときは抗MRSA薬を最初から併用していきます。
8. カテ感染のマネジメントです。絶対的なCV抜去適応の菌と、カテ温存できるかもしれない菌がいます。
9-10. 広域抗生剤、抗MRSA薬の特性の違いです。
11. T/P+VCMはAKIに注意
12. 発熱が続く場合は経験的にescalation。
13. 基本的には血球回復するまで緑膿菌カバーを継続。安定していればde-escalationできるかも
14. 予防キノロンは、FN死亡率を下げるというメタ解析の結果に基づいています。
15. 抗真菌薬の総論。実臨床でよく用いられている予防はFLCZ、ITCZ。治療としてはアスペルはVRCZ、カンジダはMCFGが1stチョイス。
16. 長期好中球減少を来す治療には予防内服。カンジダ死亡を減らせます。
17. 好中球減少が長い患者はアスペルカバーも
18. FNで解熱しない場合は予防から治療へ
19. カンジダ血症。マネジメントしっかりすると、確実に死亡率下がります。
20. 移植のときはHSV/VZVの予防が入ります。
21. まとめ
22. GNR、GPC、真菌、ウイルスのそれぞれに対して、今予防で何が入っていて、治療で何が入っていてを考えながら、予防から治療、治療から予防へと適宜切り替えます
23. 参考文献
24. おわり。youtubeでは丁寧に解説してますので、ぜひどうぞ
投稿された先生へ質問や勉強になったポイントをコメントしてみましょう!
0 件のコメント
造血幹細胞の原理② ドナーの選び方、造血幹細胞の取り方、血液型の理解と血液不適合移植について
はらD
8,966
43
骨髄生検って?! 血液内科医が実際体験しながら解説してみた!!
はらD
56,154
96
【医学生・研修医のための病態生理】骨髄異形成症候群とは
はらD
12,722
77
テキスト全文