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【医学生・研修医のための病態生理】骨髄異形成症候群とは

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2022/3/31
原田 介斗

東海大学

みんな苦手な血液内科の疾患を病態からしっかりと理解しよう

フル解説動画:https://youtu.be/0xlgn7xIg6E

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【造血システム】血液の根幹、造血幹細胞がいろいろなものに分化して多種多様な細胞を生み出しています。好中球、単球、赤血球、血小板、リンパ球、全てこの幹となる造血幹細胞から産生されます。

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【MDSの発症】

加齢、もしくは抗がん剤や放射線によって造血幹細胞のDNAに傷が入ります。長く生きていればいるほどこの傷が入る可能性は高く、高齢者に多く発症します。

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DNAの傷というのは、染色体異常、遺伝子の異常という形であらわされます。染色体を1本失うなどの異常によって、その染色体にコードされるがん抑制遺伝子の働きが落ちます。そのため、不良品ができて、不具合がおこってきます。

幹細胞に異常があるわけですから、この幹細胞から生み出される、全ての細胞に異常があるわけです。

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【病態】

不良品は異形成を呈します。さらに、骨髄という工場から外に出荷されずに、工場の中で処理され(アポトーシス)、白血球が減れば感染症、赤血球が減れば貧血、血小板が減れば出血を起こします。

機能異常も起こります。好中球は本来、細菌を貪食して、顆粒によって細菌を殺しますが、この顆粒がなくなります。顆粒がないと細菌を殺せないので、好中球の殺菌能の異常になります。MDSの患者さんは、白血球の数の低下だけでなく、functionが障害されています。

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もう一つ重要な病態があります。MDS患者の血液細胞は、がん抑制遺伝子に異常があって不具合を修正するプログラムが壊れているので、よりたくさんのDNAの傷、遺伝子異常をどんどん獲得していきます。例えば、骨髄芽球にさらなる異常が起こって、増殖するスイッチが入れば、この細胞がガンガン増えて、これは骨髄球系の白血病になります。恒常的に増殖スイッチがONになる異常が追加で起こって白血病に進展していくわけです。これがMDSのもう一つの大きな特徴になります。

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つまり、MDSは、①造血幹細胞に、②がん抑制遺伝子の機能低下などの遺伝子異常が生じて、③異形成によるアポトーシスと機能異常、さらなる遺伝子異常獲得による白血病化が起こる。そんな病気です!

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つづきはyoutubeでフル解説

https://youtu.be/0xlgn7xIg6E


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【医学生・研修医のための病態生理】骨髄異形成症候群とは

  1. 血液内科の病態解説骨髄異形成症候群

  2. 骨髄異形成症候群 (MDS) ①加齢 ②抗がん剤/放射線 DNAに傷 染色体異常 5番/7番染色体の欠失 -5 -7 がん抑制遺伝子が たくさんある ①異形成 ・アポトーシス 血球減少 (無効造血) ・機能異常 感染症/sweet病 ②さらなる遺伝子異常の獲得 白血病化 全ての細胞に異常! がん抑制遺伝子の機能低下 感染症 貧血 出血 原因 特徴・病態

  3. MDSとは (どの細胞に)①造血幹細胞の (何が起こって)②がん抑制遺伝子などに異常が起こって (何がおこる)③異形成によるアポトーシスと機能異常、 さらなる遺伝子異常獲得による白血病化 を呈する疾患

  4. 参考:正常な顆粒を有する好中球 脱(無)顆粒好中球 偽Pelger核異常 環状鉄芽球 多核赤芽球 微小巨核球 鉄染色

  5. ・治療 低リスク 高リスク ・予後因子 どれだけ白血病に近づいているか もしくはなりやすいか 芽球 血球減少 染色体異常 IPSS (MDS) IPI (リンパ腫) ISS (骨髄腫) 名前が似てて混同しやすいリスク分類 血球減少の 対応 輸血 (輸血しすぎたら鉄キレート) エリスロポエチン(さらにブースト) レナリドマイド(5q-症候群のみ) 白血病への移行を阻止 アザシチジン(がん抑制遺伝子回復+抗白血病) 造血幹細胞移植(正常な造血幹細胞へ取り換える)

  6. 骨髄異形成症候群 (MDS)のまとめ ・MDSは     に、            が起こって、  異形成による      と    、  さらなる  を呈する疾患。 ・予後は  ・    ・     で決まる ・低リスクは  ・ ・       (5q-のとき) 高リスクは       ・       造血幹細胞 がん抑制遺伝子などの異常 アポトーシス 機能異常 遺伝子変異獲得による白血病化 芽球 血球減少 染色体異常 輸血 Epo レナリドマイド 造血幹細胞移植 アザシチジン

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