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Dr. やまて

2022/01/02

Dr. やまて

Non-Med Hospital

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とっつきにくいてんかん診療,非専門医も知っておいて損はない最低限のイロハをまとめました.

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【公式】Antaa Slideへのアップロード方法

Antaa Slideは、医師・医学生のためのスライド共有プラットフォームです。 本スライドでは、Antaa Slideへのスライドアップロード方法を解説します。 ① Antaa Slideへのログイン方法 ② スライドのアップロード方法 ③ アップロードしたスライドの確認方法 ④ ご利用にあたっての注意点 勉強会やセミナーのために作ったスライドを、皆でシェアして知識をつないでいきましょう。アップロードをお待ちしています! ※登録には、医師資格登録年度または医学部卒業見込み年度の入力が必要です。 <以下のnoteもぜひご覧ください> Antaa Slideは、医師同士の“Giveの精神”でつながるスライド共有プラットフォーム https://note.com/antaa/n/n5fabdc34a32f Antaa Slideってどんなサービス? 反響をまとめてみました https://note.com/antaa/n/nd09bf6ed8f3f

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オミクロン(B.1.1.529系統)について

2021年11月から急速に世界中に拡がり、2022年1月初旬から日本でも急速に増加しているオミクロンについて、2022年1月6日時点でわかっていることについてまとめました。日本政府の方針に合わせて、2022年1月10日に1回目の改訂を行い、2022年1月15日に再度改訂しました。このスライドは、作者が個人的に作成したものであり、所属施設の見解を代表したものではありません。

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2022.1.11時点のCOVID治療について

様々な新薬が使用できるようになりCOVID治療の選択肢が増えました。 2022.1.11時点におけるCOVIDの標準治療をまとめました。 参照される際は最新の情報をもとにご活用いただきますようお願い致します。

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内科医のための脳出血とくも膜下出血

内科医が苦手意識があるかもしれない、出血性脳卒中について初療の重要ポイントを、その後の脳神経外科医の仕事にもイメージがわくように、まとめました。「内科医のための」とありますが、内科医ではない先生も、研修医の先生も、ぜひ少しでも御参考頂ければ幸いです。

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在宅医療における看取りの作法

在宅医療の看取りを言語化したときに「一定の作法・型がある」というのが私の臨床経験上の1つの結論です。トータルペイン、看取りのパンフレット、キュブラー・ロスの死の受容5段階モデルの活用など。より具体的にスライド作成していますので、明日の在宅医療現場で意識してもらえたら幸いです。

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救急外来で気軽に使える漢方入門 漢方はじめるならこの症候 3選

本スライドは「現代医学的な視点」で「西洋医学を補完」するための救急漢方の入門編です. ◎対象者 ・救急外来で漢方を役立てたい人 ・漢方に興味があるが, はじめ方がわからない人 ・漢方特有の理論が苦手な人 ◎目次 ・本スライドの対象者 ・救急漢方はどんなときに役立つ? ・救急漢方の特徴は? ・救急漢方はじめるならこの症候 ・めまい ・便秘 ・打撲 ・もっと救急漢方を役立てたい方 ・最後に漢方の代表的な副作用をチェック ・Take home message

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「脊髄損傷」コレだけは 〜基本的な初期対応〜

脊髄損傷の「評価の方法」「手術の是非」「ステロイド大量療法の是非」が学べます。当直などで脊髄損傷が来るとなった時でも焦らずに対応できるよう学んでいきましょう。 ◎目次 ・今回のスライドで学べること ・脊髄損傷でもまずはABCDE ・バイタルが安定したら脊髄損傷の評価 ・高位診断 ・損傷高位と達成可能な予後 ・脊髄損傷の重症度評価 ・脊髄損傷の重症度による予後予測 ・脊髄損傷に対する手術治療の是非 ・ステロイド大量療法の是非 ・脊髄損傷の初期合併症の注意点と対応 ・ステミラック注 ・TAKE HOME MESSAGE

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非専門医のためのてんかんイロハ

1. てんかん イロハ 非専門医のための
2. 1 疫学 成人のてんかん発症率は23-61人/10万人とされており, 世界では0.65%の成人が,てんかんに罹患しています. Introduction
3. 2 Introduction このスライドでは「診断」「治療」について大まかにまとめています. 「止める」については「デキレジは“こう動く” –けいれん発作-」参照 てんかん診療 step STEP1 STEP2 STEP3
4. 3 Diagnosis STEP2診断
5. 4 unprovoked seizure と provoked seizure/急性症候性発作 まずは,目の前の発作が初発てんかん発作かどうかを検討します. provoked seizure/急性症候性発作の場合,原因疾患に対する治療が必要となります.
6. 病歴聴取 診断する上で一番重要となるのが病歴聴取です. てんかん/他疾患を示唆する情報を集めます. 5 頭蓋内疾患/心疾患/精神疾患の既往・併存 家族歴の有無 1.患者背景 睡眠/起床時/人前での発症? 始まりの症状➜その後の進展形式 2.発症状況・発作性状・持続時間 上腹部違和感,未/既視感,情動発作 胸痛,眼前暗黒感,冷汗 3.前兆・随伴症状 発作時の意識状態・記憶の有無 4.意識障害・前向性健忘の有無
7. 参考:N Engl J Med 2021;385:251-63. 6 鑑別疾患 採血・画像などで判別できない発作では,詳細な病歴のみが診断の糸口となります.
8. 身体診察 全身をくまなく観察することでも, てんかん/他疾患のヒントが得られます. 7 顔面血管線維腫,メラニン斑(結節性紅斑) 乳頭浮腫(頭蓋内圧亢進;頭蓋内病変) 舌咬傷(てんかん発作) 1.顔面 心雑音(心原性失神) 姿勢による血圧変動(起立性低血圧) 2.胸部 麻痺・失調(頭蓋内病変,post ictal state) 自傷痕(心因性発作) 3.四肢
9. 検査 脳波以外の検査は,おもに他疾患の除外目的に用います. 8 電解質異常(Na,Ca,Mg) 血糖異常など 血液検査 脳血管障害,腫瘍,海馬硬化症など 初回発作時は必須.MRIの方が有用 頭部画像 心室頻拍,long QT 症候群 肥大型心筋症 心電図 特に≦25歳以下で有益 早期・睡眠不足状態で補足しやすい てんかん性放電あると再発リスク↑ 脳波
10. てんかんの分類 発作の表現型は,発症部位と伸展様式により異なります.前兆を認めることもあります. 9 典型的な発作:強直間代発作 強直発作 間代発作 開眼・無呼吸・チアノーゼ ➜数分で徐々に覚醒.痛みや疲労感,舌咬傷も 全身の筋肉が突っ張る 一定のリズムで屈曲・伸展
11. 参考:N Engl J Med 2021;385:251-63. 10 発作型分類
12. 11 Management STEP3治療
13. 12 抗てんかん薬の開始 てんかんと診断した後は,投薬治療を行うかどうかを検討します. 治療を開始する場合,発作型や患者背景などをもとに薬を選択します. A. 初発発作後の開始は,発作後2年間の再発率を低下させる.   しかし,長期的な寛解・QOLには影響しない. ➜ 診断が曖昧な状態や,   再発リスクが高くない場合は,投薬を控えるべき Q. てんかんと診断したら,すぐに投薬治療を開始するべき?
14. てんかんの再発リスク 初発発作に続き,発作が続発するリスクは,最初の2年が一番高いとされています. 引用:Neurology Apr 2015, 84 (16) 1705-1713. 13 58 累積再発率 (%) 36% 46% 39
15. 参考:てんかん診療ガイドライン2018 14 高齢者の初回発作後再発率 66-90% 高齢発症 Risk 1 2 3 てんかん波の検出や 神経学的・画像異常があると 再発リスク↑ 脳波・神経・画像異常 2回目発作後の再発率(≦1y) 73% 2回目の発作 再発リスクが高いと考えられるケース
16. 引用:N Engl J Med 2021;385:251-63. 15 再発リスク・投薬開始に関する推奨 リスク 1回 ≧2回 神経/脳波異常 検討 推奨
17. 抗てんかん薬の選択 投薬開始と判断した場合,どの抗てんかん薬を選択すれば良いでしょうか? 16 まずはこれだけ覚える!
18. 抗てんかん薬の選択 17
19. 妊娠と抗てんかん薬 バルプロ酸(VPA)は,妊娠において高いリスクを伴います. 参考:N Engl J Med 2021;385:251-63. 18 催奇形性 6歳時における認知機能評価で, IQ・言語能力・非言語能力が低下 LTG,LEVの使用では, 神経発達遅延は報告されていない. 精神発達障害 曝露された胎児の約10%に先天的異常 (心欠陥,尿道下裂,口蓋裂,神経管欠損,多指症等) 他剤での催奇形性リスクは  CBM 5.5%  LTG 2.9%  TPM 3.9%  LEV 2.8%  曝露なし 2.6% 妊娠の可能性がある女性ではVPAを避ける ※1:使用する場合は避妊,定期的な妊娠検査 ※2:葉酸サプリは胎児の神経学的異常リスク低下と関連
20. 高齢者とてんかん 高齢発症のてんかん患者は多く,そのほとんどが焦点性発作です. 参考:Lancet 2020;395:735-48. 19 ●焦点性発作が多い (全身痙攣も二次性全般化がほとんど) ●発作間欠期脳波で  てんかん波が検出されにくい ●再発リスクが高い(66-90%) ●少量でも奏功することが多い 高齢者では,初回発作後から治療開始を考慮する 焦点性発作の治療薬で開始 (副作用の少ないLEV,LTG,LCMが無難) てんかんの特徴 器質的病変にもとづく焦点起始発作が多い
21. 他の抗てんかん薬 20
22. 抗てんかん薬選択まとめ 21 VPA 妊婦では禁忌 全般性発作 LEV/LTG/LCM ほとんどが焦点性,治療効きやすい 高齢者てんかん LEV 個々の症例に応じて他の薬剤も有用 (うつ病・不安障害➜LTG など) 焦点性発作 LEV 治療開始時は葉酸サプリも定期内服 若年女性のてんかん
23. その他のマネジメント 再発予防のためには,生活習慣への介入も必要です. 22 法律に基づいた運転制限期間 運転制限 内服アドヒアランス不良 ➜“見せかけの薬剤抵抗性てんかん” アドヒアランス 溺死,SUDEP(てんかんにおける突然死) について十分に説明 (対策例)入浴時などに     1人でいることを避ける リスク 睡眠不足 :発作/異常脳波と関連 アルコール:  再発との間に量的相関性あり  禁酒は不要だが適切な飲酒量を 発作リスク行動 Lifestyle
24. てんかんと運転 てんかんと診断されたら,一定の期間運転制限が必要となります. 23 ●運転に支障をきたすおそれがある発作(複雑部分発作,睡眠中に限定された発作)  ➜過去2年間ない ※抗てんかん薬の有無は問わない ●運転に支障をきたすおそれがない発作(意識/運動障害を伴わない単純部分発作)  ➜過去1年間ない ※抗てんかん薬の有無は問わない   ※免許申請/更新の際に病状質問票への回答義務あり(虚偽の記載には罰則)    更新前にすぐ届け出ることは,現状義務化されてはいない  ※医師は“任意”で診断結果を公安委員会へ提出可能 運転免許の取得条件
25. END