#4.
肩周りの運動療法① 【肩回し】他動ver. 治療者が肩と腕を持って動かしても良い 肩の位置は動かさないように両腕とも前後10回ずつ
#5.
肩周りの運動療法② 【広背筋のマッサージ】 患者を側臥位にする 筋⾁の硬くなっている部分を中⼼に 掌底で円を描くように揉んでいく 強さは患者が痛気持ちよく感じる程度 患者にはリラックスして深呼吸を意識させる 左右30秒ずつ程度
#6.
殿部の運動療法① 【殿部のマッサージ】 患者を側臥位にする 広背筋と同じ要領で 掌底で円を描くように揉んでいく 強さは患者が痛気持ちよく感じる程度 患者にはリラックスして深呼吸を意識させる 左右30秒ずつ程度
#7.
殿部の運動療法② 【殿部〜⼤腿後⾯のストレッチ】 患者を臥位に戻す 膝関節と股関節を屈曲し ⼤腿を抱えて胸に引き寄せる 治療者が介助しても良い 息を吐きながら20秒程度⾏い緩める 左右2-3回ずつ ここに効く︕
#8.
殿部の運動療法③ 【殿部外側のストレッチ】 写真のように膝関節を90度屈曲し もう⼀⽅の脚の⽅へ倒す 殿部外側の伸展が⾜りないようであれば、 治療者が倒した膝を少し押さえるとよい 左右20秒ずつ ここに効く︕
#9.
殿部の運動療法④ 【⼤腿前⾯のストレッチ】 仰臥位または側臥位で⾏う 柔軟性のチェックと同じ姿勢をとり 息を吐きながら⾜⾸を引っ張る 左右20秒ずつ ⾜⾸が持てない場合は治療者が介助 ここに効く︕
#10.
殿部の運動療法⑤ 【股関節の可動域訓練】 膝で円を描くように 股関節屈曲伸展と内旋外旋を繰り返す 左右回す⽅向を変えながら 10回ずつ
#11.
腰部の運動療法① 【腰部のマッサージ】 側臥位もしくは仰臥位にする 痛みの強い部位で 筋⾁の⾛⾏に沿って頭尾⽅向に ⽤⼿的に引き伸ばす 経験的に痛みの弱い部位から 伸ばしていく⽅が負担は少ない
#12.
腰部の運動療法② 【腰部のストレッチ】 側臥位にする 上になっている⽅の膝を抱え込み 膝と前額を近づける(丸くなる) 腰椎穿刺時の姿勢をイメージ 息を吐きながら20秒程度⾏い緩める 左右2-3回ずつ
#13.
寝ている患者を⽴ち上がらせる① 痛みが強い⽅を上にした側臥位にする (起き上がる際の伸張ストレス軽減) この後、端座位をとるので できるだけベッドの端に寄せておく
#14.
寝ている患者を⽴ち上がらせる② 治療者は患者の正⾯で膝を抱える 患者に腹部に⼒を⼊れるように指⽰しながら、 下になっている腕で肘をつく ここから腹圧をかけておくことが重要
#15.
寝ている患者を⽴ち上がらせる③ 端座位に姿勢に誘導しつつ ついていた肘を伸ばして⼿をつく 治療者は肩や腋に⼿を⼊れ⽀える そのまま⾝体をおこせば端座位になる ⽴ち上がる際にも腹圧をかけさせる 治療者が横から腹部・腰部に⼿で圧を かけてもよい 座ってしまえば、⽴つのは簡単︕
#16.
再発予防のための指導① 【起き上がり指導】 ・ベッドから起き上がる 先ほどと同様(⾃⼒もしくは家族介助) ・ふとんからの起き上がる あらかじめ布団近くに膝ぐらいの⾼さの 机や椅⼦を置いておく 四つん這いになる 机に⼿をつき起き上がる
#17.
再発予防のための指導② 【低い位置のものの持ち上げ】 腰を曲げて持ち上げない︕ →しゃがみこんで腰以外の筋⾁も使うこと 軽いものでも同様に︕ ← 悪い例 良い例 →
#18.
再発予防のための指導③ 【マッサージ】 マッサージはテニスボールやストレッチポール を広背筋・殿部・腰部に⼊れて⾃重をかける マッサージを指導する 背中や腰の筋⾁で ボールを転がすイメージ 円を描くように
#19.
再発予防のための指導④ 【ストレッチ・可動域訓練】 治療時に⾏った運動やストレッチを ⾃宅でもやるように指導する︕
#20.
再発予防のための指導⑤ 【筋⼒トレーニング】 体幹の筋⾁を鍛えることが予防の第⼀歩︕ これだけはやってほしい筋トレ3選。 ・ドローイン ・タオル潰し ・ヒップリフト どれも横になってできるトレーニング
#21.
再発予防のための指導⑥ 【ドローイン】 ターゲット︓腹横筋 臥位になって⼿をお腹に置き ⼤きく息を吸ってお腹を膨らませてから 息を吐きつつお腹を引っ込める 5秒ぐらいかけて息を吐くことを意識する 厳密には違うのだが、腹式呼吸と考えてOK
#22.
再発予防のための指導⑦ 【タオル潰し】 ターゲット︓腹直筋 臥位になって膝を90度に曲げる 腰の下に少し厚みのあるタオルを挟む お腹に⼒を⼊れて、腰でタオル地⾯に押しつける
#23.
再発予防のための指導⑧ 【ヒップリフト】 ターゲット︓腹直筋下部&⼤殿筋 臥位になって⼿をお尻に添える 膝を90度に曲げて股関節の直上まで上げ その状態で床からお尻を数cm持ち上げる
#24.
再発予防のための指導⑨ 【筋トレのポイント】 3つをできれば10回×3セットが望ましい 反動をつけて勢いよくやるのではなく できるだけゆっくり動かす⽅がよい ⾃分が診てきた患者の⼤半が腹筋の筋⼒不⾜で 腰背部の筋⾁が代償して腰を痛めており、 主に腹筋を鍛えるトレーニングをピックアップ
#25.
再発予防のための指導⑩ 【整形外科受診を勧める】 ERでの評価はあくまで簡易的なもの 根本的な問題を解決してもらうこと︕ knee-hip-spine syndromeかもしれない。 整形外科医、理学療法⼠に診てもらおう︕
#26.
せっかくだから 【理学療法でコストを取ろう︕】 実は理学療法を医師が⾏っても ちゃんとコストが取れる︕︕ コストの取り⽅は病院によるので ⼀度外来リハビリ部⾨に確認を︕︕
#27.
おまけ︓ちなみに当院では 【理学療法でコストをとり⽅】 ①「急性腰痛症」でリハビリ処⽅箋を発⾏ ②「リハビリテーションの内容・⽅針について 説明をし、同意を得た」とカルテ記載 ③「リハビリテーション実施計画書」を作成 ④「リハビリテーション総合計画評価料1(300点)」 を算定 といった⼿順をとっています。
#28.
おまけ︓さらに学びたい⼈のために 【おすすめ書籍】 ①クリニカルマッサージ ひと⽬でわかる筋解剖学と 触診・治療の基本テクニック James H. Clay 著 →改訂版はDVDもついておりイメージしやすい ②運動機能障害の「なぜ︖」がわかる評価戦略 ⼯藤慎太郎 編著 →運動器の痛みを3stepで評価、⽇常診察にも結構使える ③THE 整形内科 編著 ⽩⽯吉彦 他 →総合診療医が運動器疾患をみる、といったコンセプトの特集が 書籍化されたもの。運動器疾患に対する様々なアプローチが学べる
#29.
TAKE HOME MESSAGE ①腰だけでなく、肩周りやお尻を評価しよう︕ ②再発防⽌ 可動域訓練・ストレッチ・筋⼒強化を指導しよう︕ ③ERで理学療法を⾏い、コストをとろう︕ 腰痛に悩む患者が⼀⼈でも減りますように…