#4.
感染症診療のロジック 3
#5.
抗菌薬を使用する前に培養をとろう!~喀痰培養編~<outline> 4 喀痰培養の適応:「肺炎」を疑ったら採る
喀痰培養検査の流れ
喀痰培養を採取する際の注意事項
#6.
抗菌薬を使用する前に培養をとろう!~喀痰培養編~<outline> 5 喀痰培養の適応:「肺炎」を疑ったら採る
喀痰培養検査の流れ
喀痰培養を採取する際の注意事項
#7.
喀痰培養を採取するのは「肺炎」を疑ったとき 6
#8.
肺炎の定義 7 画像検査で肺野に不透明部分あること Clin Infect Dis. 1998 Mar;26(3):742-8. 肺野に異常所見がない場合もある 脱水
慢性肺障害
高度肥満 など
#9.
喀痰培養でもグラム染色は重要 8
#10.
グラム染色での診断能力は検体の質に直接相関する 9 良質な喀痰の提出は適切な診断と治療に直結 Clin Infect Dis. 2020; 71: 499–513.
#11.
喀痰培養の重要性と限界 10 Clin Infect Dis. 2000; 31: 869-74. 喀痰培養の限界
市中肺炎で入院した患者でも、40-60%は喀痰が得られない
得られても40-60%は口腔内常在菌の混入あり
先行抗菌薬投与で、感度・特異度とも低下する 限界はあっても非侵襲的かつ簡便
適切な検体採取で診断・経験的治療に役立つ
#12.
抗菌薬を使用する前に培養をとろう!~喀痰培養編~<outline> 11 喀痰培養の適応:「肺炎」を疑ったら採る
喀痰培養検査の流れ
喀痰培養を採取する際の注意事項
#13.
喀痰培養検査の流れ 12
#14.
Miller&Jones分類:喀痰の質を肉眼で評価する 13 Am Rev Respir Dis. 1963; 88: 473-83.
#15.
Geckler分類:喀痰の質を顕微鏡で評価する 14 J Clin Microbiol. 1977;6:396-9. 100倍で観察、1視野あたりの細胞数で評価する
×:培養の意義なし ○:培養の意義あり 6群:気管支肺胞洗浄液なら〇
#16.
グラム染色で菌体を認めない場合は? 15 そもそも細菌性肺炎ではない例1:気管支炎である(ほとんどの場合、原因微生物はウイルス)例2:病原体が違う(ウイルス、真菌、抗酸菌など)
細菌性肺炎だがグラム染色陰性になる病原体である例:レジオネラ、マイコプラズマなど
先行抗菌薬投与がある
#17.
16 Arch Pediatr Adolesc Med. 2012; 166: 700-706.より改編
RSV: respiratory syncytial virus, HRV: human rhinovirus, ADV: adenovirus,
CoV: coronavirus, HMPV: human metapneumovirus, EV: enterovirus,
PIV: parainfluenza virus, FLU: influenza virus グラム染色で菌体を認めない場合は? そもそも細菌性肺炎ではない例1:気管支炎である(ほとんどの場合、原因微生物はウイルス) % 気管支炎で入院した2歳未満
原因微生物と検出された患者の割合
#18.
グラム染色で菌体を認めない場合は? 17 そもそも細菌性肺炎ではない例2:病原体が違う(ウイルス、真菌、抗酸菌など) Radiology. 2020; 296: E72-78. COVID-19での肺炎
#19.
グラム染色で菌体を認めない場合は? 18 市中肺炎の原因微生物 細菌性肺炎だがグラム染色陰性になる病原体である例:レジオネラ、マイコプラズマなど 成人肺炎診療ガイドライン2017
#20.
19 フォーカスがはっきりしないなら、
肺野の画像評価、喀痰培養の提出を検討
#21.
抗菌薬を使用する前に培養をとろう!~喀痰培養編~<outline> 20 喀痰培養の適応:「肺炎」を疑ったら採る
喀痰培養検査の流れ
喀痰培養の注意事項
#22.
良質な喀痰を得るためのアプローチ 21 抗菌薬投与前に検体を採取する
喀痰採取前に口を漱ぐ
喀痰採取前1-2時間は食事を避ける
検体採取後は迅速に微生物検査室へ搬送する
微生物検査室では検体を迅速に培地に接種する
#23.
喀痰の色では菌名はわからないかも 22 インフルエンザ菌 肺炎球菌 モラクセラ パラインフルエンザ菌 黄色ブドウ球菌 肺炎桿菌 緑膿菌 他のヘモフィルス属 Eur Respir J. 2012; 39: 1354-60. 慢性気管支炎の患者の喀痰 喀痰の「色」では鑑別できないかも
#24.
市中肺炎の治療期間 23 Clin Infect Dis. 2007 Mar 1;44 Suppl 2:S27-72. 以下の3つの項目を満たす期間(おおよそ5-7日間)
最低5日間治療されている
解熱して48-72時間経過している
臨床的安定性を示す項目を全て満たす
#25.
肺炎に比較的特異的な指標 24 CRPや白血球数 ➡非特異的
レントゲン再検 ➡基本的は必要なし
#26.
良くならないときは? 25
#27.
感染症診療のロジック 26
#28.
抗菌薬を使用する前に培養をとろう!~喀痰培養編~<outline> 27 喀痰培養の適応:「肺炎」を疑ったら採る
喀痰培養検査の流れ
喀痰培養を採取する際の注意事項