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手塚宜行

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特別な背景を持つ人への予防接種

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手塚宜行

岐阜大学大学院医学系研究科 感染症寄附講座

内容

2021/12/12愛知県予防接種基礎講座での講演です。特別な背景を持った方への予防接種についてまとめています。

本スライドの対象者

研修医/専攻医

テキスト全文

  • 1.

    特別な背景を持つ人への予防接種 岐阜大学大学院医学系研究科 感染症寄附講座 手塚 宜行 令和3年度 愛知県予防接種基礎講座① (令和3年12月12日)

  • 2.

    特別な背景を持つ人への予防接種アウトライン 1 早産時・低出生体重児 妊娠中の予防接種 免疫不全状態 けいれんの既往 免疫グロブリン製剤や輸血製剤の投与後 COVID-19罹患後 新型コロナワクチンとそれ以外のワクチン

  • 3.

    特別な背景を持つ人への予防接種アウトライン 2 早産時・低出生体重児 妊娠中の予防接種 免疫不全状態 けいれんの既往 免疫グロブリン製剤や輸血製剤の投与後 COVID-19罹患後 新型コロナワクチンとそれ以外のワクチン

  • 4.

    1.早産時・低出生体重児 3

  • 5.

    1.早産時・低出生体重児 無呼吸発作への対応 4

  • 6.

    1.早産時・低出生体重児 同時接種の際の注意事項 5

  • 8.

    1.早産時・低出生体重児 B型肝炎母子感染予防 7 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/dl/yobou140317-1.pdf http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/hbboshikansen.pdf 出生体重<2,000gの場合 HBVワクチンの計4回接種を考慮 (保険適用なし) 3回目 出生体重<1,500gの場合は、 生後2か月でHBグロブリン追加接種考慮 4回目

  • 9.

    1.早産時・低出生体重児 RSウイルス感染予防 8

  • 10.

    特別な背景を持つ人への予防接種アウトライン 9 早産時・低出生体重児 妊娠中の予防接種 免疫不全状態 けいれんの既往 免疫グロブリン製剤や輸血製剤の投与後 COVID-19罹患後 新型コロナワクチンとそれ以外のワクチン

  • 11.

    2.妊娠中の予防接種 10

  • 12.

    2.妊娠中の予防接種 母体への抗TNFα抗体製剤投与がある場合 11 https://ra-ibd-sle-pregnancy.org/doctor_toward/d-010.html

  • 13.

    特別な背景を持つ人への予防接種アウトライン 12 早産時・低出生体重児 妊娠中の予防接種 免疫不全状態 けいれんの既往 免疫グロブリン製剤や輸血製剤の投与後 COVID-19罹患後 新型コロナワクチンとそれ以外のワクチン

  • 14.

    3.免疫不全状態 13

  • 15.

    3.免疫不全状態 原発性免疫不全症 14 補体機能異常もしくは食細胞障害のみである場合は予防接種スケジュールに 沿って行える場合が多い しかし免疫機能によって接種可能なワクチンが異なる場合が多く、一概にまとめて対応することは困難 主治医と情報共有を行い、 接種可能なワクチンを接種する 特に生ワクチン接種は慎重に

  • 16.

    3.免疫不全状態 続発性免疫不全症 15 主治医との情報共有が必須 生ワクチン 4週間以上前 不活化ワクチン 2週間以上前

  • 17.

    3.免疫不全状態 副腎皮質ステロイド 生ワクチン接種の指針 16

  • 18.

    3.免疫不全状態 副腎皮質ステロイド 不活化ワクチン接種指針 17

  • 19.

    3.免疫不全状態 炎症抑制のための生物学的反応調整薬 18

  • 20.

    3.免疫不全状態 造血幹細胞移植後 19 主治医と情報共有し 接種可能なものを接種していく(自治体の助成も確認する) 造血細胞移植ガイドラインー予防接種(第3版) https://www.jshct.com/uploads/files/guideline/01_05_vaccination_ver03.pdf 予防接種の開始基準

  • 21.

    3.免疫不全状態 固形臓器移植 20 主治医と情報共有し 可能な限り術前に接種する 成人臓器移植予防接種ガイドライン2018年版 http://www.asas.or.jp/jst/news/doc/20200512_1.pdf

  • 22.

    3.免疫不全状態 HIV感染症 21 HIV感染症とその合併症 診断と治療ハンドブック 解説編 小児のHIV感染症 http://www.acc.ncgm.go.jp/medics/treatment/handbook/part3/sec07.html 主治医と情報共有し 接種可能なものを接種していく

  • 23.

    3.免疫不全状態 無脾症・機能的無脾症 22

  • 24.

    3.免疫不全状態 外科的に脾臓摘出される場合 23 少なくとも頻度の高い肺炎球菌はワクチン接種を積極的に検討する インフルエンザ菌、髄膜炎菌は任意接種 患者と相談して検討

  • 25.

    3.免疫不全状態 外科的に脾臓摘出される場合 24

  • 26.

    3.免疫不全状態 患者周囲への予防接種勧奨が重要 25 周囲の人たちが免疫を持つことで、 免疫不全者を感染症から守る(コクーン戦略)

  • 27.

    3.免疫不全状態 患者の家族への予防接種勧奨 26 家族の年齢に応じて、予防接種スケジュールに則ったワクチン接種を もし国内未承認の弱毒生インフルエンザワクチンを接種した場合は、 7日間は免疫抑制状態にある家族との接触を避ける

  • 28.

    3.免疫不全状態 医療関係者への予防接種勧奨 27 医療関係者自身が感染源にならないために、予防接種を推進しましょう 医療関係者のためのワクチンガイドライン第3版を参照 http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/vaccine-guideline%EF%BC%BF03.pdf

  • 29.

    特別な背景を持つ人への予防接種アウトライン 28 早産時・低出生体重児 妊娠中の予防接種 免疫不全状態 けいれんの既往 免疫グロブリン製剤や輸血製剤の投与後 COVID-19罹患後 新型コロナワクチンとそれ以外のワクチン

  • 30.

    4.けいれんの既往 29 熱性けいれん、もしくは神経疾患の診断があり、症状が落ち着いている場合は通常通り接種可能

  • 31.

    特別な背景を持つ人への予防接種アウトライン 30 早産時・低出生体重児 妊娠中の予防接種 免疫不全状態 けいれんの既往 免疫グロブリン製剤や輸血製剤の投与後 COVID-19罹患後 新型コロナワクチンとそれ以外のワクチン

  • 32.

    5.免疫グロブリン製剤や輸血製剤の投与後 31 一部の生ワクチン(黄熱ワクチン、ロタウイルスワクチン、BCG)と不活化ワクチンに対しては影響がなく、通常通り接種可能

  • 33.

    5.免疫グロブリン製剤や輸血製剤の投与後 32 免疫グロブリン製剤と予防接種の間隔

  • 34.

    5.免疫グロブリン製剤や輸血製剤の投与後 33 輸血製剤と予防接種の間隔

  • 35.

    特別な背景を持つ人への予防接種アウトライン 34 早産時・低出生体重児 妊娠中の予防接種 免疫不全状態 けいれんの既往 免疫グロブリン製剤や輸血製剤の投与後 COVID-19罹患後 新型コロナワクチンとそれ以外のワクチン

  • 37.

    特別な背景を持つ人への予防接種アウトライン 36 早産時・低出生体重児 妊娠中の予防接種 免疫不全状態 けいれんの既往 免疫グロブリン製剤や輸血製剤の投与後 COVID-19罹患後 新型コロナワクチンとそれ以外のワクチン

  • 38.

    7.新型コロナワクチンとそれ以外のワクチン 37 https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0037.html 2週間以上 空ける 2週間以上 空ける

  • 39.

    参考資料 38

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