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名古屋市立大学
ループス腎炎患者における寛解達成後の免疫抑制療法の中止について
#論文 #膠原病内科 #SLE #免疫抑制剤 #膠原病 #抄読会 #リウマチ膠原病
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最終更新:2022年11月11日
線維筋痛症
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最終更新:2022年11月11日
疾患活動性が安定しているSLEではステロイドを漸減・中止できるか(抄読会)
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最終更新:2022年8月30日
救急当直で血小板減少に出会ったら 夜間検査でも鑑別できる?
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最終更新:2022年2月2日
線維筋痛症
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最終更新:2022年11月11日
外傷処置の豆知識 爪脱臼・破トキ・狂犬病ワクチン・オグサワ・外傷性刺青・手袋タニケット・アルギン酸/救外やるなら知っておきたいシリーズPart 2
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最終更新:2022年1月24日
救急エコーはまず肺より始めよ 簡単ですぐに使えて コスパ最高
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最終更新:2023年1月5日
【新研修医向け】医学書の選び方・学び方【2022最新おすすめの医学書10選もご紹介】
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最終更新:2022年4月8日
2023.1.25改訂 細菌マニュアル ver.8
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最終更新:2023年1月25日
線維筋痛症
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最終更新:2022年11月11日
歴史から学ぶ関節リウマチ診療
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最終更新:2022年8月5日
ホルター心電図の解釈と対応
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最終更新:2023年1月18日
<東京北プレゼン部:beatboxerに学ぶプレゼン構成>
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最終更新:2023年1月11日
研修医向け!帯状疱疹の治療と初期対応 ついでに予防
#皮膚科 #アセトアミノフェン #帯状疱疹 #有痛性 #迅速抗原検査 #アメナリーフ #シングリックス
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最終更新:2023年1月10日
【研修医向け ルール・マナーの総論】紹介状作成編
#初期研修医向け #診療情報提供書 #紹介状
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最終更新:2023年1月3日
名古屋市立大学病院 リウマチ・膠原病内科 磯谷 俊太郎 学生実習講義用 15-30分 膠原病領域におけるステロイドの使い方
今日のポイント 膠原病って何かよくわからないし, 入院して何となくステロイド使っておけばいいんじゃない? 同じ疾患なのに治療方法が他科と違いすぎない? なんて思ってないですか?
今日のポイント ・ステロイドの大まかな使い方を覚えよう. ・ステロイドの合併症を覚えよう.
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本日のプログラム ステロイドについて 各論 総論 投与方法 副作用対策 結論 まとめ
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本日のプログラム ステロイドについて 各論 総論 投与方法 副作用対策 結論 まとめ
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☆前置き ・膠原病は難病と言われるように治癒を 目的とした治療法は存在しない. ・現在の治療のコンセプトは... 「身体の免疫力を低下させることで自己に対する攻撃を抑えること」である. →①ステロイド, ②免疫調整薬を併用して 治療を行います.
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☆前置き 両者を組み合わせることにより, 即効性・確実性・安全性の「いいどこどり」 →この概念が膠原病治療のスタートラインとなる.
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https://kanzo-kensa.com/sick/aih/ 正常な免疫 自己免疫性疾患の患者
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ステロイドとは? ・副腎で合成されるホルモン ・投与経路, 投与効果, 血中半減期などで 使い分けられる. ・生理的にはプレドニゾロン(PSL)換算で 5mg/日, ストレス時には20mg/日まで 内因性で産生されている. -JAMA 2002 Jan 9 : 287(2) : 236-40.
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ステロイド作用機序 : genomic effect ・グルチコイド受容体活性化によって発揮 ・DNA転写調整により 抗炎症サイトカインを増やす 炎症サイトカインを抑える ・細胞, 組織, 器官で変化が出現するまで 数時間〜数日.
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ステロイド作用機序 : non genomic effect ・遺伝子を介さず, 酵素活性の阻害などによって免疫抑制効果を発揮する ・投与後すぐに効果が出る. ・所謂パルスはこの効果を狙っている.
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☆用量と効果 ()内はGC受容体飽和度
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ステロイドによる免疫調整 ・抗炎症効果 プレドニン換算で10mg/日相当 →関節炎の治療量が少ないのは「抗炎症作用」のみを狙うから ・免疫抑制効果 プレドニン換算で25-30mg相当.
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本日のプログラム ステロイドについて 各論 総論 投与方法 副作用対策 結論 まとめ
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ステロイドの投与方法 ・経口がベスト ・初期投与量 ※再寛解の際は以前の導入量を参考にする
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とりあえずパルスじゃないの? 他の科は皆そうしてるけど?
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ステロイドパルスの適応 ・急速進行性糸球体腎炎 ・急速進行性間質性肺炎 ・急速に進行する神経症状 ・マクロファージ活性化症候群(急速に進行する 血球減少) →これくらいです(致命的な症例に限る). 膠原病の初期治療≠ステロイドパルスです Keywordは”急速進行性”
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ステロイドの投与方法 ・重要なのは治療計画を最初に立てる ・何をするかはすでに決まっている. ・行き当たりばったりの薬剤調整は治療失敗のもと.
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本日のプログラム ステロイドについて 各論 総論 投与方法 副作用対策 結論 まとめ
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ステロイド副作用 開始当日 数日 2-3週 1か月 数か月 長期的 不眠, 鬱, 精神高揚, 食欲不振 血圧上昇, 血糖上昇, 浮腫, コレステロール上昇 感染症, 潰瘍,血栓形成 創傷治癒不全, 副腎抑制 骨粗鬆症, 皮膚トラブル ステロイドミオパチー 無菌性骨壊死, 脱毛 緑内障, 白内障
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予防投与まとめ(名市大ステロイドパス) ・連日投与 : PPI, ビタミンD製剤 ・週2投与 : ST合剤(月, 木/火, 金) ・月1 : BPs(入院中に薬剤指導を依頼すること)
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スクリーニング検査まとめ 開始前 開始1-2週 60mg 定期採血, 口腔内チェック 開始3週 40mg 病勢評価(肺病変あればCT, PFT再検査), BDG, C7-HRP 開始1ヶ月 30mg/日 退院 定期採血, (IgG) 病勢評価, IgG 開始6週 外来受診 25mg GCs off HB, IGRA, D dimer, BDG, IgG, 眼科, 骨Xp, 骨密度, DM, 生活習慣評価, (下肢静脈エコー), 歯科口腔外科受診(必要に応じて)
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ステロイド使用前ICのコツ ・ステロイドと免疫抑制剤の違いについて説明 ・副作用については漏れなく全て説明 ・出現する順で短期的, 長期的の二つに大別して説明すると良い. ・ワクチン接種は必ず説明 ・sick day, 副腎不全についても必ず説明 ・理解が悪そうであれば退院前に再度説明する.