#4.
本日のプログラム ステロイドについて
各論
総論
投与方法 副作用対策
結論
まとめ
#5.
本日のプログラム ステロイドについて
各論
総論
投与方法 副作用対策
結論
まとめ
#6.
☆前置き ・膠原病は難病と言われるように治癒を
目的とした治療法は存在しない.
・現在の治療のコンセプトは...
「身体の免疫力を低下させることで自己に対する攻撃を抑えること」である.
→①ステロイド, ②免疫調整薬を併用して
治療を行います.
#7.
☆前置き 両者を組み合わせることにより,
即効性・確実性・安全性の「いいどこどり」
→この概念が膠原病治療のスタートラインとなる.
#8.
https://kanzo-kensa.com/sick/aih/ 正常な免疫 自己免疫性疾患の患者
#9.
ステロイドとは? ・副腎で合成されるホルモン
・投与経路, 投与効果, 血中半減期などで
使い分けられる.
・生理的にはプレドニゾロン(PSL)換算で
5mg/日, ストレス時には20mg/日まで
内因性で産生されている.
-JAMA 2002 Jan 9 : 287(2) : 236-40.
#10.
ステロイド作用機序 : genomic effect ・グルチコイド受容体活性化によって発揮
・DNA転写調整により
抗炎症サイトカインを増やす
炎症サイトカインを抑える
・細胞, 組織, 器官で変化が出現するまで
数時間〜数日.
#11.
ステロイド作用機序 : non genomic effect ・遺伝子を介さず, 酵素活性の阻害などによって免疫抑制効果を発揮する
・投与後すぐに効果が出る.
・所謂パルスはこの効果を狙っている.
#12.
☆用量と効果 ()内はGC受容体飽和度
#13.
ステロイドによる免疫調整 ・抗炎症効果
プレドニン換算で10mg/日相当
→関節炎の治療量が少ないのは「抗炎症作用」のみを狙うから
・免疫抑制効果
プレドニン換算で25-30mg相当.
#14.
本日のプログラム ステロイドについて
各論
総論
投与方法 副作用対策
結論
まとめ
#15.
ステロイドの投与方法 ・経口がベスト
・初期投与量
※再寛解の際は以前の導入量を参考にする
#16.
とりあえずパルスじゃないの?
他の科は皆そうしてるけど?
#17.
ステロイドパルスの適応 ・急速進行性糸球体腎炎
・急速進行性間質性肺炎
・急速に進行する神経症状
・マクロファージ活性化症候群(急速に進行する
血球減少)
→これくらいです(致命的な症例に限る).
膠原病の初期治療≠ステロイドパルスです
Keywordは”急速進行性”
#18.
ステロイドの投与方法 https://blogtag.ameba.jp/news/%E5%89%AF%E8%85%8E%E7%96%B2%E5%8A%B4%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4?orderby=desc&sortKey=0_1499084720000&amebaId=sohta-hoshino&entryId=12289343552&page=3
#19.
ステロイドの投与方法
・重要なのは治療計画を最初に立てる
・何をするかはすでに決まっている.
・行き当たりばったりの薬剤調整は治療失敗のもと.
#20.
本日のプログラム ステロイドについて
各論
総論
投与方法 副作用対策
結論
まとめ
#21.
ステロイド副作用 開始当日 数日 2-3週 1か月 数か月 長期的 不眠, 鬱,
精神高揚, 食欲不振 血圧上昇, 血糖上昇,
浮腫, コレステロール上昇 感染症, 潰瘍,血栓形成
創傷治癒不全, 副腎抑制 骨粗鬆症, 皮膚トラブル
ステロイドミオパチー 無菌性骨壊死, 脱毛
緑内障, 白内障
#22.
予防投与まとめ(名市大ステロイドパス)
・連日投与 : PPI, ビタミンD製剤
・週2投与 : ST合剤(月, 木/火, 金)
・月1 : BPs(入院中に薬剤指導を依頼すること)
#23.
スクリーニング検査まとめ 開始前 開始1-2週 60mg 定期採血,
口腔内チェック 開始3週 40mg 病勢評価(肺病変あればCT, PFT再検査), BDG,
C7-HRP 開始1ヶ月 30mg/日 退院 定期採血, (IgG) 病勢評価, IgG 開始6週 外来受診 25mg GCs off HB, IGRA, D dimer, BDG, IgG, 眼科, 骨Xp, 骨密度,
DM, 生活習慣評価, (下肢静脈エコー), 歯科口腔外科受診(必要に応じて)
#24.
ステロイド使用前ICのコツ ・ステロイドと免疫抑制剤の違いについて説明
・副作用については漏れなく全て説明
・出現する順で短期的, 長期的の二つに大別して説明すると良い.
・ワクチン接種は必ず説明
・sick day, 副腎不全についても必ず説明
・理解が悪そうであれば退院前に再度説明する.