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「鑑別力」を進化する ER思考

投稿者プロフィール
かんぱち

神戸市立医療センター中央市民病院

8,842

62

投稿した先生からのメッセージ

このスライドが救急外来で勤務する皆様の思考回路の整理につながればと思います。

概要

ERにおける鑑別の揚げ方を概説しました。一概には言えるものではないので私見にはなりますが、常にアウトプットが求められる外来でのテクニックを詰め込んでいます。

投稿された先生へ質問や勉強になったポイントをコメントしてみましょう!

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テキスト全文

ER思考における鑑別力の進化

#1.

「鑑別力」を進化するER思考 かんぱち救急医

#2.

ERでの鑑別診断法 OPQRSTから攻める AIUEOTIPSで攻める FATIGUEから攻める インプレッションから攻める 様々な診断法 様々なゴロあわせ 痛み 意識 倦怠感 思いつきで一気に!

#3.

そんなときのER的攻め方! と意気込むはいいものの、結局漏れが生じてしまう… 漏れなく鑑別する!

解剖学的アプローチと感染症の鑑別

#4.

解剖学的アプローチ 痛みの鑑別に用いるとイメージがしやすい 皮膚 皮下 筋肉 血管 骨 神経 ・なんの臓器がどこの深さにあるのか ・疼痛がどのレベルにあるのか (表面、ちょっと深い、届かない範囲、動かすと痛いなど) 上記2点を意識するだけで 鑑別を絞るポイントが定められる! わたし的利用頻度No. 1

#5.

感染性疾患 and 非感染性疾患 片方をイメージしたら、もう片方もイメージをする 鑑別を5つずつ挙げられるようにする 腹痛なら、 わたし的利用頻度No. 2

スタンダードな鑑別方法とパターン認識

#6.

スタンダードな攻め方

#7.

仮説演繹法 よりスタンダードなの鑑別方法 胸痛がある高齢女性の受診 ・より可能性が高い鑑別:  急性心筋梗塞、大動脈解離、肺血栓塞栓症・・・など ・可能性のあるかと思われる鑑別:  胸膜炎、心膜炎、肋間神経痛、帯状疱疹・・・など これらに検査を組み合わせて、感度特異度等から事後確率を計算する

#8.

パターン認識 臨床経験を積むとイメージしやすい トイレで排便後に急激な呼吸困難で救急要請 突然足が痛くなって冷たい感じがする 急に咽頭痛があってそれから息が苦しい → CS1急性心不全 → 急性下肢動脈閉塞 → AMIからの心不全

VINDICATE-Pとオッカム・ヒッカムの法則

#9.

わからないときは、VINDICATE-P 網羅的鑑別をする Vascular(血管系) Infection(感染症) Neoplasm(新生物) Degenerative(変性疾患) Iatrogenic(医原性), Idiopathic(特発性), Intoxication(中毒), Inheritance(遺伝性) Congenital(先天性) Allergy & Autoimmune(アレルギー,自己免疫性疾患) Trauma(外傷性) Endocrinopathy/Metabolic(代謝内分泌疾患),Else(その他)

#10.

ちなみに、オッカムとヒッカム 痛みの鑑別に用いるとイメージがしやすい 患者に認められる症状・徴候の全ての源は1 つとする →オッカムの剃刀  一元論で説明ができる状況ということ 複数の疾患からなる仮説を立て るのか →ヒッカムの格言  多元論での説明を考えること  高齢者ではこちらを考えるべき

語呂合わせを用いた鑑別法の紹介

#11.

ちょっとした語呂合わせの紹介

#12.

例えば、FATIGUE 倦怠感の鑑別に用いるとイメージがしやすい Failure(臓器不全:心・呼吸・肝・腎) ACS(急性冠症候群), Anemia(貧血) Tumor(悪性腫瘍), Tablet(薬剤性) , Temperature(熱中症) Infection(感染症), Inflammation(炎症・膠原病) Glucose(低血糖・高血糖) Upper head =brain(頭蓋内疾患・精神心理系疾患) Electrolyte(電解質異常・脱水), Endocrine (内分泌)

#13.

他にもMEALS ON WHEELS 高齢者の食思不振の鑑別に用いるとイメージがしやすい MedicationEmotional 特にうつ病Alcoholism, Abuse, AnorexiaLate life paranoiaSwallowing problemsOral ProblemsNosocomial infections, No moneyWandering: 行動異常Hypothyroidism, HyperglycemiaEnteral problems: 吸収障害Eating problems : 自分で食べられないLow salt, Low cholesterol: カロリー不足Stones, Shopping problems, Social Problems

#14.

語呂合わせは様々ありますが、 その鑑別を「網羅する」という目的は一致しています また、「must rule out」すべき疾患に主眼をおいていることも一致します 鑑別の上げ方をパターン化して、 自分の知っている鑑別方法に持ち込む!

まとめと今後の展望

#15.

おわり

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