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社会福祉法人恩賜財団済生会支部神奈川県済生会横浜市東部病院
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本を読むことが大変苦手だった小学生当時の私。学校のテストは毎回満点だったため通信簿はほぼ「よくできる」に丸がつきましたが、ひとつだけ「もうすこし」がついていました。それが「読書をする」の欄でした。どうしても通信簿のすべての欄を「よくできる」にしたかった私は小学6年生になるとほとんど毎週のように図書室に行って本を借り、読みもしないで翌々日に返却する、ということを繰り返しました。同年3月の修了式、私は「これでとうとうオール『よくできる』だ」とさながら世界征服でもしたかのようにほくそ笑みながら最後の通信簿を受け取りに行くと、そこには予想通り、綺麗に全ての欄に「よくできる」が並んだのでした。このとき私は、初めて世間の大人との頭脳戦に勝利を収めたのだと思いました。なんだこの話。
さて本作は、案外ちゃんと勉強するチャンスの少ない薬剤感受性結果の読み方について基本的な考え方をまとめたスライドです。読む機会が多い割にノウハウを知らないばかりに正しく解釈できない・その自信がない医師やコメディカルは少なくないと思います。そのブレイクスルーのきっかけに使っていただければ幸いです。
スライドの中で更なる解説が必要な点やご不明な点については、お気軽にコメント欄よりお寄せ下さい。
(本作は2024年度再生会横浜市東部病院 感染症ランチオンセミナーで使用したスライドを一部改変したものです)
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日経メディカル(2023/1- 2024/3): 感染症診療のマテリアル(https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/cadetto/column/takano/)
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