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低ナトリウム血症の基本概念と体液量の重要性
#1. 低ナトリウム血症01 〜個人的には体液量が重要〜 長澤@腎臓内科
#2. 今回のTips ⮚ 低Na血症は濃度の問題(体液量と混同しない) ⮚ 尿電解質が大事 ⮚ SIADHの治療の基本は水制限 ※SIADH「抗利尿ホルモン不適合分泌症候群」 Syndrome of Inappropriate Antidiuretic Hormone Secretion 抗利尿ホルモン:ADHのほかにアルギニンバソプレッシン(arginine vasopressin:AVP)と書いてあるものである。哺乳類だと8番 目のアミノ酸がアルギニンだから、こう呼ばれる。ちなみにブタはリジンバソプレッシン。カンガルーはフェニルアラニンバソ プレッシンらしい。
#3. 低Na血症とは何か? ⮚ 低Na血症は濃度の問題 ⮚ 体液量はラーメンの器 ⮚ Na値は味付け 高Na・・・濃いめ 低Na・・・薄め 個人的には醤油ラーメンが好きです。 (味噌は美味しすぎる、塩はスープ次第な気がしている) サイズが違うと味が違うならば それはイマイチ
低ナトリウム血症の疫学と臨床症状
ナトリウム代謝と体液量の調整メカニズム
体液量過剰と低ナトリウム血症の関係
体液量減少に伴う低ナトリウム血症の治療戦略
ADHの分泌調整と尿の性状の理解
低ナトリウム血症の診断基準と臨床的意義
低ナトリウム血症に関するケーススタディと応用