#4.
CQの選択についてご教示いただいた
倉原優先生1、露口一成先生1、郷間巌先生2、
田中希宇人先生3に心より感謝申し上げます。 NHO近畿中央呼吸器センター
堺市立総合医療センター
日本鋼管病院
#5.
本日の講演内容 CQに対するQ&A形式 with evidence FAQ集 20 CQs 喀血/BAEのEBM
#6.
CQ1 ✓ 吐血と喀血の鑑別は?
#7.
CTを追加した
#8.
CQ2 ✓ 喀血と言えば結核?
#9.
この論文においては結核とは肺結核後遺症のみである 活動性結核が占める割合は非常に低い 総じて減少傾向?
#10.
CQ3 ✓ 喀血は減少傾向?
#11.
当院でのBAE患者におけるNTM比率と我が国のNTM発症率のトレンド
#12.
Generated by Gemini
#13.
CQ4 ✓ 止血剤は有効か? 倉原優先生のCQ
#14.
トラネキサム酸は
院内 死亡を減少 12%⇨7.6% DPC study Kinoshita T, et.al.. Effect of tranexamic acid on mortality in patients with haemoptysis: a nationwide study. Crit Care. 2019 Nov 6;23(1):347.. 止血でなく死亡という
The Hardest endpoint
#15.
#16.
#17.
CQ4.5 ✓ 止血剤で血栓塞栓症は増える?
#18.
#19.
#20.
この論文は
種々の貴重な喀血記述疫学データを提供してくれた。 主要アウトカムである死亡のみならず
#21.
仏は約1/3
#22.
Real World Data(RWD) 日常臨床から得られる患者データの総称である。 such as… 患者レジストリ
保険データベース電子カルテデータ
#23.
東京大学
康永研究室 DPC研究
#24.
世界の喀血の歴史に残る重要な
4篇の論文が相次いで我が国からでた
🇯🇵 東京大学
康永研究室 Using nationwide Administrative Claims Data
#25.
康永研究室 トラネキサム酸と喀血死亡 BAEと喀血死亡 BAEと脊髄梗塞 塞栓物質と基礎疾患のBAE後予後への影響 5本目を西原先生が共同研究中 DPC DPC DPC NDB
#26.
🇺🇸 NIS 🇫🇷 SNDS 98-99%
#27.
日本は喀血先進国である Coil BAE Hydrogel coil Papers BAE implementation rate for
#28.
CQ5 ✓BAEで喀血は止まるのか?
#29.
疾患によるが、
NTM以外は
2年で8割を超える止血率
#30.
CQ6 ✓BAEで死亡は減るのか? The hardest endpoint
#31.
DPC研究
#32.
pause1
#33.
CQ7 ✓BAEの適応は?
#34.
少量喀血でも場合によって適応あり 喀血なら基本的に全て
適応の可能性あり
#35.
入院とBAEの適応とリンクしたpracticalな分類 気管支の容積は150mlであり200ml以上を重症喀血とした 喀血重症度分類 with 入院適応&BAE適応
#36.
BAEガイドライン CIRSE 2022年春に、世界で初めてのBAEガイドラインがCIRSE(欧州心血管IVR学会)から出た。 2022
#37.
大量喀血 → 慢性少量喀血 緊急 → 待期的 Paradigm shift 少量喀血でも大量喀血の予兆と明記 2022
#38.
しかし実臨床はなかなか変わらない
#39.
ところが…
#40.
香川IVR研究会代表世話人 外山芳弘先生
#41.
#42.
CQ8 ✓ BAEの有効性の高い基礎疾患は? キュート先生のCQ
#43.
特発性喀血症がダントツ
#44.
特発性喀血症の定義 Cryptogenic Hemoptysis 気管支鏡所見や造影CTは不要 単純CTで基礎疾患なし
(出血所見以外は正常) Ishikawa’s definition ↑は我々の考えです
#45.
気管支鏡でも無所見を特発性の定義に含むと メリット:ほぼなし(Bronchial Dieulafoy’s diseaseや早期扁平上皮癌を鑑別できる) デメリット:大半の症例は、気管支鏡をすることなくBAEで完治してしまい診断未確定のままの患者が大量発生する
#46.
Hemoptysis-free survival 5年喀血制御率96% n=26 JVIR 2017 特発性喀血症
#47.
CQ9 ✓ 喀血の原因疾患が難治性・進行性の場合、BAEは有効か? (NTM症、肺アスペルギルス症など) 露口一成先生のCQ
#48.
成績は他疾患より悪いが、
2年で75%止まっている
#49.
ワースト2だが、ワースト1のNTMでも2年で76%の止血率
#50.
CQ10 ✓BAEに気管支鏡は必要か? 西原昂先生のCQ
#51.
BAE前の情報として
出血部位についてCTを上回る追加情報はない
#52.
CQ11 ✓BAEに必要な検査は? キュート先生のCQ
#53.
造影CT(CT angio, anytime) 喀血時の単純CT 喀血責任血管の選択 Respiratory Endoscopy
#54.
CQ12 ✓CTアンギオ で喀血部位は推定できるか? 露口一成先生のCQ
#55.
できる
#56.
CT angio 肺野条件CT 喀血しうる血管の選択
(今回の出血源以外も含む) 上記から今回の喀血血管を下記をもとに選択 基礎疾患の分布: 気管支拡張、空洞、アスペルギルス 今回の出血像: 出血を示す浸潤影・スリガラス影
#57.
CQ13 ✓CTアンギオで喀血部位が推定できない場合
BAEを行うことは可能か? 露口一成先生のCQ
#58.
できない 肺胞出血など
#59.
拡張、蛇行などをきたす異常血管がCT angioで同定できない場合、BAEは実施できない ただし、他施設で異常血管が見つかりませんでしたと紹介されてくる喀血患者において、
当院ではほぼ100%異常血管(喀血責任血管)が同定される。 Why?
#60.
2mm ルール 2mm以上の気管支動脈がBAEの対象血管 Because of
#61.
4Frカテ外径が
1.3mm 1.3mm BAE後 For example,
#62.
2.0mmルールという都市伝説 Dec, 2025 Radiographics
#63.
BA only 気管支動脈のみ n=559:1.97±0.97 mm 353 / 559 本(63%) 2.0mm以下 Measured by BAG
#64.
2mm
#65.
pause2
#66.
CQ14 ✓BAEによる止血は術後何日目に得られるか?
BAE後もしばらく続くことがあるように思います 露口一成先生のCQ
#67.
たしかにそういう例がある。 BAE後しばらく出る喀血は、空洞や気管支にたまっていた血液が多い?
その場合は黒い血液。 赤い出血がしばらくあったあとに止血する場合は、BAE直後にコイル塞栓部の血栓が一時的に溶解し、これが後日再血栓化するのではないか?
#68.
ブタ modelにおけるコイル塞栓一ヶ月後 Trerotola SO, Pressler GA, Premanandan C. Nylon Fibered Versus Non-Fibered Embolization Coils: Comparison in a Swine Model. J Vasc Interv Radiol. 2019 Jun;30(6):949-955. doi: 10.1016/j.jvir.2018.10.004. C: Coil, T: Thrombus, R: Recanalization Fibered vs Bare コイルは30%弱で、大半は血栓
#69.
CQ15 ✓BAEの塞栓物質
、ゼラチンスポンジは正しいのか?
#70.
推奨しない
#71.
#72.
CQ2 ゼラチンスポンジの血管塞栓効果は?
回答: ゼラチンスポンジは 2~6 週程度で吸収され、閉塞した血管は再開通することが多いために一時的塞栓物質に分類されるが、
ゼラチンスポンジに対する異物反応に起因する血管炎 により塞栓された血管内腔が狭小化し、完全に閉塞する場合もある。
#73.
2025年改定
#74.
塞栓物質の年次変化 GS70% 🇯🇵 Coil GS NBCA Multiple
#75.
#76.
5.1%
(3/59) 22.0%
(8/35) p=0.017
#77.
GS Coil 全死亡率に有意差あり BAEを要した喀血患者は予後不良 観察研究であり、直接的な因果関係を示すものではない
#78.
CQ16 ✓BAEにコイルは禁忌?
#79.
肺動脈シャントあれば使用可と記載 ちなみに、特発性喀血以外のすべての喀血基礎疾患において
喀血責任血管にはシャントが存在する エビデンスなししかも、コイルは脊髄血流を保護する
#80.
CQ17 ✓BAEの脊髄梗塞リスクは?
#81.
全体
#82.
前脊髄動脈 肋間動脈や腰動脈から分岐することが多い。大きいものはAdamkiewicz動脈と呼ばれる。これの閉塞が脊髄梗塞の主たる原因である。
#83.
前脊髄動脈 Coilのみ、脊髄血管床自体に到達しない
#84.
前脊髄動脈は同定できないことが多い retrospectiveにですら (多数の症例報告あり)
#85.
IVR-CT 前脊髄動脈の偽陰性はどのくらいある?
#86.
nexaris Angio-CT
At the nexus of treatment innovation IVR-CT
#87.
前脊髄動脈の
偽陰性率は BAE中の
動脈造影では 71% Compared to IVR-CT 71%見逃す
#88.
前脊髄動脈は同定できないことが多い ⇨ 予防不能 ⇨ 一定の確率で不可避的に発生 retrospectiveにですら 脊髄梗塞
#89.
ロシアンルーレット 1/500 0.19%
#90.
注: AIではありません
#91.
Blood Stream dependency of embolic agents Why?
#92.
Stream dependent Stream independent Coil PVA NBCA GS controllable uncontrollable 血流依存性
#93.
Coil works in a different way from
stream- dependent embolic agents
(GS, NBCA, and PVA). 血流依存性
#94.
Aorta Coil Intercostal artery Anterior Spinal artery radiculomedullary artery Others 血流依存性
#95.
CQ18 BAEを選択しなかった、あるいは、できなかった場合の転帰 ✓喀血の自然歴 郷間巌先生のCQ
#96.
喀血自然歴(気管支拡張症) 1年 64% 2年 53% 3年 44% 5年 37% 貴重な症例対照研究より
#97.
87.6% 85.1% 当院
#98.
CQ19 ✓BAEはQOLを改善する?
#99.
physical components score mental components score The mean SF-8 scores 9.6%↑ 14.1% ↑ QOLを改善
#100.
CQ20 ✓BAE後再喀血に再BAEをやるべき? 大町直樹先生のCQ
#101.
再BAEは成績良→やるべき
#102.
喀血コンテンツ Hideo Ishikawa related contents
#103.
Thank you for your attention!