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【わかりやすい呼吸器】人工呼吸器の読み方と使い方 ~基礎編:3つの波形・換気モード・初期設定~

投稿者プロフィール
常見勇太

札幌ハートセンター/聖路加国際病院

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0

概要

人工呼吸器の画面を前にして、とりあえずそのまま、と思ったことはありませんか。

研修医が最初につまずくのは、モードの名前ではなく「波形が何を言っているのか分からない」ところです。圧・流量・換気量の3つが何でできているかさえ分かれば、設定が適切かどうかは画面から読み取れます。そこを飛ばして設定だけ覚えると、いつまでも人の指示待ちになります。

基礎編では、呼吸不全の2タイプ、酸素化と換気という独立した2つのダイヤル、コンプライアンス・抵抗・時定数、そして運動方程式という土台から始めます。そのうえで3波形を1本ずつ分解し、VCVとPCVを波形で見分け、挿管直後の初期設定を数字で決められるところまで進みます。最後に高圧アラーム・分時換気量低下・挿管直後の血圧低下という3つのケースで、読み方を実際の判断につなげます。

波形はすべて自作です。市販書籍の図は使っていません。

【目次】

・呼吸生理の土台 ― 酸素化と換気、死腔、V/Qミスマッチ、時定数、運動方程式

・3つの波形 ― 圧(PIP・Pplat・PEEP)、流量、換気量

・1回の換気を決める4つの要素とトリガーの仕組み

・VCVとPCV ― 何を保証し、何を監視するか

・換気モードの全体像とPSVの3つのつまみ

・挿管直後の初期設定8項目と予測体重の使い方

・PEEP、吸気/呼気ポーズ、プラトー圧と駆動圧

・PIP上昇の原因を2択に絞る、アラーム対応の原則

・血液ガスに応じた調整、NPPVとHFNC

・ケース3題(高圧アラーム/分時換気量低下/挿管後の血圧低下)

【こんな方へ】

・ICUローテーションが始まる前に基礎を固めたい方

・モードの名前は知っているが、波形は見ていなかった方

・挿管直後に何をどの順で決めるか、自分の手順がない方

本スライドの対象者

医学生/研修医/専攻医/専門医

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テキスト全文

人工呼吸器の基本波形とモード

#1.

VENTI LATOR GRAPHICS — PART 1 チーフと学ぶ! 人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編:3つの波形・換気モード・初期設定

#2.

GOALS 基礎編で身につけること 1 波形の文法 • 圧・流量・換気量の3波形を読み、正常 パターンを説明できる • PIP・Pplat・PEEPを波形上で指させる 2 モードの骨格 3 設定と評価 • トリガー・リミット・サイクルで換気モ ードを分解できる • 初期設定を予測体重ベースで組み立てら れる • VCVとPCV、A/C・SIMV・PSVの波形 を見分けられる • 吸気ポーズ・呼気ポーズで力学を測定で きる 中級編でループ・経肺圧・病態別戦略へ、応用編で非同調とエビデンスへ進む チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 2

#3.

WHY G RAPH ICS 波形は患者と人工呼吸器の「対話ログ」 波形から分かること • 患者と呼吸器のタイミングが合っているか(同調性) • 気道抵抗・コンプライアンスの変化(力学) • auto-PEEP・リーク・分泌物などのトラブル • 設定変更の効果がリアルタイムに見える この3段セット(圧・流量・換気量)を常に同じ順番で読む習慣をつける チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 3

呼吸不全のタイプと治療法

#4.

PHY S IOL OG Y 1 /8 出発点:呼吸不全は2タイプに分かれる I型:酸素化の不全(低酸素血症) II型:換気の不全(高CO2血症) • PaO2<60Torr。ガス交換面の問題 • PaCO2>45Torr+アシデミア。ポンプの問題 • 機序:V/Qミスマッチ・シャント・拡散障害 • 機序:呼吸筋疲労・気道閉塞・中枢抑制・死腔増大 • 代表:肺炎・ARDS・心原性肺水腫・無気肺 • 代表:COPD増悪・喘息重積・神経筋疾患・薬物中毒 • 呼吸器での主武器:FiO2とPEEP • 呼吸器での主武器:1回換気量と呼吸回数(分時換気量) 実臨床では 両者はしばしば合併する。ただし「酸素化のダイヤル」と「換気のダイヤル」を分けて考える習慣が、設定を混乱させない最大のコツ チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 4

#5.

PHY S IOL OG Y 2 /8 酸素化と換気:独立した2つのダイヤル 酸素化 = FiO2 × 平均気道内圧(PEEP) 換気(CO2) = 1回換気量 × 呼吸回数 SpO2・PaO2を動かしたいときに触る PaCO2・pHを動かしたいときに触る よくある混乱と正しい整理 • 「SpO2が低いからRRを上げる」→ 原則は誤り。まずFiO2・PEEPを見直す • 「CO2が高いからFiO2を上げる」→ 無意味。分時換気量(VT×RR)を増やす • 例外はある(重度シャントでのCO2上昇、auto-PEEPでの酸素化悪化)が、まず原則を固定してから例外を学ぶ チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 5

#6.

PHY S IOL OG Y 3 /8 届いた空気だけがCO2を運ぶ:肺胞換気と死腔 肺胞換気量 = (1回換気量 − 死腔量) × 呼吸回数 解剖学的死腔 肺胞死腔 • 口〜終末細気管支:約2mL/kg(150mL 前後) • 換気されるが血流がない肺胞(V/Q=∞ ) • 回路の付属品(HME・延長)も死腔とし て加算される • 肺塞栓・低心拍出・過膨張で増える チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 • EtCO2とPaCO2の開きとして見える 臨床への直結 • 浅く速い呼吸は死腔換気の割合が増え非 効率 • VTを下げたら死腔の比率が上がる→RRで 補う • これがARDS低容量換気でRRが20-35と 高い理由 6

V/Qミスマッチとシャントの理解

#7.

PHY S IOL OG Y 4 /8 低酸素の主犯:V/Qミスマッチとシャント V/Qミスマッチ シャント • 換気と血流のバランス不均衡。低酸素の最多原因 • 換気ゼロの肺胞を血流が素通り(V/Q=0) • 低V/Q領域(換気↓血流あり)が静脈血を酸素化しきれない • FiO2を上げてもほぼ改善しないのが特徴 • FiO2を上げると改善する(酸素で埋め合わせられる) • 武器は PEEP:潰れた肺胞を開いて換気を取り戻す • 代表:COPD・喘息・肺炎の周辺部 • 代表:ARDS・大葉性無気肺・肺水腫 ベッドサイドの判定 FiO2 1.0にしてもSpO2が上がらない低酸素はシャント優位 → 酸素ではなくPEEP・体位・リクルートで攻める チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 7

#8.

PHY S IOL OG Y 5 /8 コンプライアンス:肺の「膨らみやすさ」 低下させる原因(場所で分ける) C = ΔV ÷ ΔP(mL/cmH2O) • 肺胞:ARDS・肺水腫・肺炎・線維化 目安の数値 • 胸腔:気胸・大量胸水 • 胸壁・腹部:肥満・腹部コンパートメント・熱傷瘢痕・円背 • 片肺挿管(換気できる肺が半分になる) • 健常(挿管下):60-100mL/cmH2O • ARDS:しばしば<40mL/cmH2O • 低下のサイン:同じVTでPplatが上がる/PCVで同じ圧なのにVTが 減る • 静的C = VT÷(Pplat−PEEP)で毎日追える チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 8

#9.

PHY S IOL OG Y 6 /8 抵抗:空気の「通りにくさ」 上昇させる原因(近位→遠位の順で探す) R = ΔP ÷ 流量(cmH2O/L/秒) 目安の数値 • チューブ:噛んでいる・屈曲・分泌物・内径が細い(半径の4乗で効 く) • 回路:水たまり・フィルタ閉塞 • 中枢気道:痰・血塊・異物 • 挿管下の正常:5-10cmH2O/L/秒 • 計算:(PIP−Pplat)÷ 吸気流量 • 流量1L/秒(60L/分)に設定すればPIP−Pplatがそのまま抵 抗値 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 • 末梢気道:気管支攣縮(喘息・COPD・アナフィラキシー) • 上昇のサイン:PIPだけ上がりPplatは不変(差が開く) 9

呼吸器設定の基本と注意点

#10.

PHY S IOL OG Y 7 /8 時定数τ:肺が空になるまでの時間の物差し 押さえること • τ=抵抗×コンプライアンス • 1τで63%・2τで86%・3τで95%呼出 • 呼気時間は最低3τ欲しい • COPD・喘息はRが大きくτが長い→呼気 時間が足りないと空気とらえこみ( auto-PEEP) • ARDSはCが小さくτが短い→速く吐き切 れる チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 10

#11.

PHY S IOL OG Y 8 /8 陽圧は肺の外にも効く:循環・腎・脳への影響 循環 腎・体液 脳・その他 • 挿管直後の血圧低下の主因のひとつ(+鎮 静薬) • 心拍出量↓・ADH分泌↑で尿量が減る方向 • PaCO2は脳血流の強力な調節因子(高CO2 で脳血管拡張→頭蓋内圧↑) • 左心には後負荷軽減として働く(心不全に は有利) • 毎日の体液バランス評価とセットで管理す る • 胸腔内圧上昇→静脈還流↓→前負荷↓ • 長期挿管で体液過剰になりやすい • 肺過膨張は肺血管抵抗↑→右心負荷 • 高PEEPは静脈灌流を介して頭蓋内圧に影響 しうる • 鎮静・不動化→せん妄・筋力低下(出口戦 略で回収) 陽圧換気は治療であると同時に生理への介入。「入れたら出口を考える」が原則 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 11

#12.

PHY SIOLOGY すべての波形の土台:呼吸の運動方程式 気道内圧 = 流量×抵抗 + 換気量÷コンプライアンス + PEEP 抵抗の項 弾性の項 PEEPの項 • 流量が流れている間だけ発生 • 肺に空気が入るほど増大 • 呼気終末の基線圧 • 気管チューブ・気道の細さで増大 • コンプライアンス低下で急峻に • 波形の「土台」を決める • PIPとPplatの差に現れる • Pplat−PEEPに現れる • auto-PEEPがあれば上乗せ この式の各項が、これから見るすべての波形・すべての異常の説明原理になる チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 12

圧・流量・換気量の波形解析

#13.

WAV E F ORM 1 /3 圧波形:PIP・Pplat・PEEPの3点で読む 読み方の順番 • 基線=PEEPを確認する • 山の頂点=PIP(抵抗+弾性+PEEPの合 計) • 吸気ポーズで現れる棚=Pplat(肺胞にか かる圧) • PIPとPplatの差=気道抵抗の分 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 13

#14.

WAV E F ORM 2 /3 流量波形:基線の上が吸気、下が呼気 チェックポイント • 吸気流量の形(矩形波か漸減波か)でモ ードが分かる • 呼気流量は受動的:肺の弾性と気道抵抗 で決まる • 呼気流量が基線(ゼロ)に戻ってから次 の送気が来るか • 戻る前に次が来れば空気とらえこみ(応 用編) チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 14

#15.

WAV E F ORM 3 /3 換気量波形と、3波形をセットで読む習慣 換気量波形 • 吸気で増加し、呼気でゼロに戻る三角形 • ゼロに戻らない→リーク or とらえこみ 読む順番を固定する • 圧→流量→換気量の順で毎回同じに • 1画面に異常が1つとは限らない チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 15

トリガーとサポート圧の設定

#16.

B R E A T H A N A T O MY 1回の換気は4つの「決めごと」でできている 1 2 3 4 トリガー リミット サイクル 呼気 何で送気を始めるか → 送気中に何を一定に保つか 時間(設定回数)/患者(圧・ 流量) 流量(VCV)/圧(PCV・PSV ) → 何で送気を終えるか 量・時間(強制換気)/流量( PSV) → 受動的に肺が縮む 呼気弁が開き、PEEPまで戻る どんな新しいモードに出会っても、この4つに分解すれば波形が予測できる チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 16

#17.

T RIG G ER トリガー:圧トリガーと流量トリガー 使い分け • 流量トリガーは応答が速く呼吸仕事 量が少ない→現在の主流 • 感度が鈍い→ミストリガー • 感度が鋭すぎる→オートトリガー 設定の目安 圧トリガー:-1〜-2cmH2O / 流量トリガー:1〜3L/分。「鋭すぎず、鈍すぎず」を波形で確認する チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 17

#18.

VCV vs PCV 従量式と従圧式:波形で一目で見分ける VCV(従量式) • 流量が矩形波=機械が決めた形 • 換気量は保証、圧は成り行き PCV(従圧式) • 圧が矩形波、流量は漸減波 • 圧は保証、換気量は成り行き チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 18

換気モードの選択と特徴

#19.

VCV vs PCV 使い分け:何を保証し、何を監視するか VCV PCV 保証されるもの 1回換気量・分時換気量 最高気道内圧(圧損傷を回避) 監視すべきもの 気道内圧(PIP・Pplat) 1回換気量(力学が変わると変動) 肺メカニクス測定 しやすい(定常流でPplat測定) 工夫が必要 吸気流量 固定→要求が強いと流量飢餓 可変→自発呼吸と相性が良い 典型的な使いどころ ARDSの厳密な低容量換気 リークがある場面・強い自発努力 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 19

#20.

F L O W P A T TE RN 吸気流量の形:矩形波と漸減波 使い分けの目安 • 矩形波:吸気時間が短くて済む→呼気時間 を稼げる(閉塞性で有利) • 漸減波:PIPが下がり平均気道内圧が上が る→酸素化・快適性に有利 • PCV・PSVは原理的に漸減波になる • VCVでは選択できる機種が多い チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 20

#21.

P I TF A L L S VCVとPCV:それぞれの「見張りどころ」 VCVの落とし穴 PCVの落とし穴 • 量は保証されるが圧は変動する→肺が硬くなるとPIP・Pplatが上が る • 圧は保証されるが量は変動する→肺が硬くなると静かにVTが減る • 見張るのは圧:上限圧アラームとPplatの毎日測定 • 見張るのは量:呼気VTと分時換気量のアラームを適切に • 患者の吸気要求が強いと設定流量が足りず「流量飢餓」(応用編) • 気道抵抗が急に上がってもPIPは上がらない(アラームが鳴らない ) • 上限圧に達すると送気が打ち切られVTが入らない機種が多い • 改善するとVTが増えすぎることもある(過膨張に注意) どちらが優れるかの決着はない。大事なのは「保証されない側」を監視すること チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 21

初期設定とアラーム管理

#22.

S P O N TA NE O U S PSVを分解する:自発呼吸を支える3つのつまみ サポート圧(PS) • 吸気努力に上乗せする圧。5-8cmH2Oはチ ューブ抵抗の相殺レベル • VT・呼吸回数・努力感を見て調整 • 高すぎると過換気・無呼吸アラームの原因 立ち上がり時間 呼気トリガー(Esens) • 設定圧まで到達させる速さ • ピーク流量の何%まで落ちたら送気を終え るか(既定25%前後) • 速すぎ:圧波形の頭にオーバーシュートの 角 • 遅すぎ:吸い始めが苦しい(要求に供給が 追いつかない) • COPD:高め(40-50%)で早めに切る • 拘束性:低めで長く支える • 詳細は応用編のサイクル非同調で PSVは「患者主導」:トリガーも深さも終わりも患者が決める。だからこそ観察が要る チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 22

#23.

MODES 換気モードの全体像:自発呼吸をどれだけ許すか A/C(補助/調節換気) すべての呼吸が強制換気。トリガーがあれば補助、なければ調節。最も換気を保証。急性期・深鎮静期の第一選択 SIMV(同期式間欠強制換気) 設定回数だけ強制換気、間は自発呼吸(+PS)。中間的。近年は使用場面が減少 PSV(プレッシャーサポート) すべて患者トリガーの自発呼吸に一定の圧を上乗せ。自発が安定した回復期・ウィーニングで主役 左から右へ:機械主導 → 患者主導。病期に応じてこの軸を行き来する チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 23

#24.

MODES 圧波形でモードを見分ける 見分けるコツ • 呼吸ごとの大きさが全部同じ→A/C • 大きい山と小さい山が混在 →SIMV+PS • 大きさが同じで間隔が不規則 →PSV • 送気直前の小さな陰圧の切れ込み =患者トリガーの印 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 24

PEEPとFiO2の調整方法

#25.

I N I T I A L S E T TI NG S 挿管直後の初期設定:まずこの数字から 6-8 12-20 5 1.0 1回換気量 mL/kg 予測体重 呼吸回数 回/分 PEEP cmH2O から開始 FiO2で開始し SpO2 92-96%へ漸減 モードとトリガー 設定後30分以内にやること • モード:A/C(VCVまたはPCV)で開始 • 血液ガスで換気・酸素化を確認 • 流量トリガー1〜3L/分 • Pplatを測定(≤30cmH2Oを確認) • 吸気時間0.8〜1.0秒(I:E比 約1:2) • 胸部X線でチューブ位置確認 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 25

#26.

TIDAL VOLUME 1回換気量は「予測体重」で決める なぜ実測体重ではダメか • 肺のサイズは身長と性別で決まり、体重が増えても肺は大きくならない 予測体重(kg) 男性=50+0.91×(身長cm−152.4) 女性=45.5+0.91×(身長cm−152.4) • 実測体重で設定すると肥満患者で過大換気になり肺傷害のリスク 例:身長170cmの男性 • 予測体重=50+0.91×17.6=約66kg → 6-8mL/kgなら1回換気量は約400〜530mL • 体重100kgでも同じ設定。「大きな体格だから大きな換気量」は誤り チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 26

#27.

S E TT I N GS 1 / 8 呼吸回数:分時換気量のもう半分 12-20回/分 20-35回/分 8-12回/分 一般的な初期設定 ARDS低容量換気時 閉塞性(呼気を確保) 考え方 • 目標分時換気量はおよそ100mL/kg(予測体重)/分から逆算する • VTを守るのが最優先。CO2はRRで動かすのが低容量換気の基本 • RRを上げるほど呼気時間は削られる:閉塞性ではτ(時定数)を思い出す • 代謝性アシドーシスの代償呼吸を呼吸器で奪わない(挿管前の分時換気量を意識) チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 27

呼吸回数と吸気時間の設定

#28.

S E TT I N GS 2 / 8 FiO2とPEEPはセットで動かす(ARDSNet表) FiO2 0.3 0.4 0.4 0.5 0.5 0.6 0.7 0.7 0.8 0.9 0.9 1.0 PEEP 5 5 8 8 10 10 10 12 14 14 16 18-24 使い方と注意 • 「lower PEEP/higher FiO2」表の要約(ALVEOLI:NEJM 2004;351:327)。SpO2 88-95%(PaO2 55-80Torr)を目標に左右に動く • FiO2だけ吊り上げてPEEPが5のまま、が最も多い失敗パターン • FiO2>0.6が続くならPEEP・体位・リクルータビリティ評価へ進む(中級編) • PEEPを上げたら血圧・Pplat・ΔPを必ず再確認(循環と過膨張の代償を見る) チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 28

#29.

S E TT I N GS 3 / 8 吸気時間とI:E比:時間の配分を設計する 基本 病態での動かし方 • 閉塞性:I:E 1:3〜1:5。吸気流量を上げ吸気を短くし、呼気を 最大化 • 吸気時間は0.8-1.2秒、I:E=1:2前後が出発点 • 呼吸回数が決まれば1呼吸の持ち時間が決まる(RR20なら3秒) • その3秒を吸気と呼気にどう配るかがI:E • VCVでは流量(と流量波形)で、PCVでは吸気時間で決まる • 酸素化不良:吸気時間を延ばし平均気道内圧を稼ぐ選択肢(1:1 まで) • 逆比換気(2:1など)は鎮静深化・とらえこみのリスクと引き換 え。ルーチンでは使わない • 呼気流量が基線に戻ってから次の送気が来ているか、波形で毎 回確認 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 29

#30.

S E TT I N GS 4 / 8 トリガー感度:敏感すぎず、鈍すぎず 設定の目安 両極端の失敗 • 流量トリガー:1-3L/分(現在の主流) • 敏感すぎ → オートトリガー:回路の水・心拍動・リークで勝手 に送気(応用編) • 圧トリガー:−1〜−2cmH2O • 流量トリガーの方が応答が速く仕事量が少ないとされる • まず既定値でよい。問題が起きたら波形で調整 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 • 鈍すぎ → ミストリガー:努力しても送気されない=見えない呼 吸仕事(応用編) • 調整したら必ず波形で答え合わせ:送気直前の圧の切れ込みと 送気のタイミング 30

鎮静と鎮痛の管理

#31.

S E TT I N GS 5 / 8 加温加湿:気道を守る地味に重要な設定 HME(人工鼻) 加温加湿器(HH) • 呼気の熱と水分を回収して次の吸気に返すフィルタ • 回路内で能動的に加温加湿(37℃・飽和水蒸気を目標) • 簡便・安価。短期間・搬送に向く • 長期挿管・分泌物が粘稠・低容量換気ではこちら • 死腔(30-90mL)と抵抗が加わる:低容量換気・離脱困難例では 不利 • 回路内結露はオートトリガーの原因:ウォータートラップの水は定 期的に捨てる • 大量分泌・血痰・低体温では効率低下・閉塞リスク • HMEとHHの併用は禁忌(HMEが水没する) チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 31

#32.

S E TT I N GS 6 / 8 アラームは「設定した瞬間」に仕事の半分が決まる 上限圧 PIP+10cmH2O程度(上限40cmH2O目安) 到達すると送気打ち切り:鳴る=VTが入っていない可能性 分時換気量 下限/上限 目標の±20-30% 下限=リーク・疲労・回路外れ/上限=頻呼吸・過換気 無呼吸 15-20秒+バックアップ換気 PSV使用時は必ず確認(自発が止まると無換気になる) 低PEEP/低圧 PEEP−3cmH2O程度 回路外れ・カフ漏れの最速の検出器 「うるさいから広げる」前に、なぜ鳴るかを波形で1回は確認する チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 32

#33.

S E TT I N GS 7 / 8 挿管直後の8ステップルーチン 1 EtCO2波形+聴診でチューブ位置確認、深さを記録(門歯21-23cm 目安) 5 30分以内に血液ガス→FiO2を漸減、VT・RRを微調整 2 初期設定投入:VT 6-8mL/kg PBW・RR 12-20・PEEP 5・FiO2 1.0 6 吸気ポーズでPplat測定(≤30cmH2O・ΔP<15を確認) 3 血圧を確認(陽圧+鎮静で下がる。輸液・昇圧の準備) 7 胸部X線でチューブ先端(気管分岐部の2-4cm上)と肺野を確認 4 アラームを患者に合わせて設定 8 鎮静・鎮痛の目標(RASS)をチームで共有 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 33

肺メカニクスの測定と解析

#34.

S E TT I N GS 8 / 8 鎮静・鎮痛:呼吸器設定とワンセット 原則 薬剤の概略 • 鎮痛が先、鎮静は後(analgesia-first) • 鎮痛:フェンタニル持続が標準的 • 目標RASSを毎日決める:多くは−1〜0(浅い鎮静) • 鎮静:プロポフォール(切れが速い)/デクスメデトミジン( 浅鎮静・せん妄に有利、呼吸抑制少) • 深鎮静が必要な場面は限定的:重症ARDS初期・筋弛緩使用時・ 頭蓋内圧管理など • 「呼吸器と喧嘩するから深くする」前に、設定側の問題を波形 で探す(応用編の主題) チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 • ベンゾジアゼピン持続はせん妄リスクから第一選択にしない • 毎朝の鎮静中断・自発覚醒トライアル(SAT)は応用編の出口戦 略で 34

#35.

PEEP PEEPの生理:肺胞を「開いたまま保つ」 PEEPの効果 • 虚脱肺胞の再虚脱を防ぎFRCを増やす→酸素化 改善 • 肺胞の開閉の繰り返し(atelectrauma)を減 らす • 上げすぎは過膨張・静脈還流低下・血圧低下 実際の決め方 まず5cmH2Oから。ARDSではFiO2との対応表や駆動圧・酸素化反応を見て段階的に調整(応用編) チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 35

#36.

M E A S U R E ME N T ボタン1つでできる肺メカニクス測定:吸気ポーズと呼気ポーズ 条件 • 自発呼吸がない(調節換気下) ことが正確な測定の前提 • 吸気ポーズ0.5秒前後で棚が安 定 覚え方 吸気を止める→肺胞圧(Pplat)が見える / 呼気を止める→隠れたPEEP(auto-PEEP)が見える チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 36

アラームの対応と原因検索

#37.

S A F E T Y L I M I TS 守るべき2つの圧:プラトー圧と駆動圧 Pplat≤30 ΔP<15 プラトー圧の上限 cmH2O 駆動圧=Pplat−PEEP cmH2O 肺胞にかかる圧の指標 「1回換気で肺がどれだけ歪むか」 なぜ駆動圧か • 同じPplatでもPEEPが高ければ肺の「歪み」は小さい。ΔPは換気量を機能的な肺サイズで正規化した指標 • ARDS患者の解析で、ΔPが死亡率と最も強く関連(詳細は応用編) チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 37

#38.

ME CHANI CS 波形から力学を数値化する:2つの計算式 静的コンプライアンス 気道抵抗 Cstat=1回換気量÷(Pplat−総PEEP) Raw=(PIP−Pplat)÷吸気流量 正常(挿管下):50〜100mL/cmH2O 正常(挿管下):5〜10cmH2O/L/秒 ※VCV定常流で測定 例:VT 480mL、PIP 30、Pplat 20、PEEP 5、流量60L/分(1L/秒) • Cstat=480÷(20−5)=32mL/cmH2O → コンプライアンス低下あり • Raw=(30−20)÷1=10cmH2O/L/秒 → 抵抗は正常上限 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 38

#39.

PA T T ER N R EC O GN IT IO N PIPが上がった!圧波形で原因を2択に絞る PIP↑・Pplat不変=抵抗の問題 PIP↑・Pplat↑=コンプライアンスの問題 チューブ屈曲・喀痰・気管支攣縮・噛みつき 気胸・無気肺・肺水腫・ARDS進行・腹部膨満 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 39

血液ガスに基づく調整方法

#40.

ALARMS アラーム対応の原則:迷ったら用手換気 気道内圧上限アラーム 低圧・低換気量アラーム • 咳・分泌物・屈曲・気管支攣縮・気胸 • 回路外れ・リーク・カフ漏れ • 前ページの2択(抵抗か弾性か)で絞る • 換気量波形が基線に戻らないのもリークの印 急変時の合言葉:DOPES D:チューブ位置異常(Displacement) O:閉塞(Obstruction) P:気胸(Pneumothorax) E:機器不良(Equipment) S:緊張・とらえこみ(Stacking) → 原因検索と並行してバッグ換気へ切替 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 40

#41.

ADJUSTME NT 血液ガスに応じた調整:2つの独立したダイヤル 酸素化(PaO2/SpO2)を動かす 換気(PaCO2/pH)を動かす • FiO2を上げる/下げる • 呼吸回数を上げる/下げる(第一選択) • PEEPを上げる/下げる • 1回換気量の増減(肺保護の範囲内で) • 目標:SpO2 92-96%(高すぎる酸素も避ける) • 目標はpH(7.30-7.45)。CO2の数字そのものより酸塩基 • FiO2>0.6が続くならPEEP側で稼ぐことを検討 • 回数を上げすぎると呼気時間不足→とらえこみに注意 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 41

#42.

TOOLBOX 1/2 酸素化を上げる手段の一覧(強い順ではなく安全な順) FiO2を上げる 即効・簡単。ただしFiO2>0.6の長期は酸素毒性・吸収性無気肺の懸念 PEEPを上げる シャント低減の本命。血圧・Pplat・ΔPの再確認とセット 吸気時間を延ばす 平均気道内圧を上げる。とらえこみに注意 体位(腹臥位ほか) 重症ARDSで死亡率低下のエビデンス(応用編) リクルートメント 一時的手技。適応と血行動態に注意(中級編) 原因治療 利尿・抗菌薬・排痰・気管支鏡:呼吸器設定はあくまで時間稼ぎ チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 42

NPPVとHFNCの適応と利点

#43.

TOOLBOX 2/2 PaCO2を動かす手段と、その順番 CO2を下げたい CO2が下がりすぎ/上げたい • RRを下げる・VTを下げる • 第一にRRを上げる(VTは肺保護の枠内で守る) • VTに余裕があれば増やす(Pplat・ΔPを再確認) • 自発呼吸が強くて過換気になる場合は鎮痛・鎮静とドライブの 評価(応用編のP0.1) • 死腔を削る:HME→加温加湿器へ、回路の無駄を外す • 頭蓋内圧管理ではPaCO2 35-40Torrを厳密に維持(中級編) • 産生を減らす:発熱・シバリング・過大な糖負荷の管理 • permissive hypercapnia:肺保護優先でpH≥7.20程度まで許容 する戦略(中級編) チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 43

#44.

M O NI TO R I NG SpO2とEtCO2:連続モニタの読み方と限界 SpO2 EtCO2 • SpO2 88-95%を目標にFiO2を絞るのが基本(高酸素の害を避け る) • チューブ位置確認のゴールドスタンダード(波形が出る=気管内) • 解離曲線の肩:SpO2 100%はPaO2 100でも400でも100%=過 剰が見えない • 低灌流・体動・マニキュアで不正確に • 急変時はSpO2低下より波形消失が先に来ることがある チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 • PaCO2よりおよそ2-5Torr低い(死腔があるため) • 開きが大きい・突然下がる=死腔増大(肺塞栓・低心拍出)のサイ ン • 波形の形も情報:詳細は中級編のカプノグラフィで 44

#45.

AL T ER NAT IV E S 挿管の手前にある選択肢:NPPVとHFNC NPPV(マスク陽圧) HFNC(高流量鼻カニュラ) • 強いエビデンス:COPD増悪(pH 7.25-7.35、NEJM 1995;333:817)・心原性肺水腫(3CPO:NEJM 2008;359:142 ) • 加温加湿した高流量(30-60L/分)+正確なFiO2 • IPAP/EPAPの2圧。EPAPが酸素化、IPAP−EPAPが換気を担う • 禁忌:意識障害・気道保護不能・嘔吐・血行動態不安定・顔面外傷 • 軽いPEEP様効果・解剖学的死腔の洗い出し・快適性 • I型呼吸不全(肺炎など)で挿管回避の報告。会話・食事が可能 • 増悪のサイン(頻呼吸・努力増・ROX指数低下)を見逃さない • 1-2時間で改善なければ挿管をためらわない チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 45

ケーススタディによる実践

#46.

CASE 1 ケース:VCV中に高圧アラームが頻発 状況 この症例の展開 • 肺炎でVCV管理中、PIPが28→42cmH2Oに上昇しアラーム • SpO2 94→90%とやや低下、頻呼吸なし • Pplat 24cmH2O(PIP 42)→ 差18=抵抗の問題 • 吸引で粘稠痰が多量に引け、PIP 30まで低下 • 抵抗の鑑別順:チューブ屈曲・噛み→分泌物→回路の水→気管支攣 縮 最初の一手 吸気ポーズでPplatを測る:PIPとPplatの差が開いていれば抵抗、 揃って高ければ弾性 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 • 揃って高い場合の鑑別:気胸・無気肺・肺水腫悪化・腹部膨満・片 肺挿管 • 教訓:アラームは「原因検索の入口」。設定を広げて黙らせるのは 最後 46

#47.

CASE 2 ケース:分時換気量下限アラーム+SpO2低下 状況 この症例の展開 • PCV管理中、呼気VTが420→260mLへ漸減 • 圧波形は普段どおり、カフ圧計を見ると15cmH2O • カフ圧再充填(20-30cmH2Oへ)で呼気VTが回復 • リークの検索順:回路の接続外れ→カフ漏れ→チューブ位置(浅す ぎ)→胸腔ドレーンからのエアリーク 最初の一手 • PCVはリークがあっても圧は保たれ、静かにVTだけ減るのが怖い • 換気量波形が基線に戻らない形も手がかり(中級編で波形を見る) • 教訓:PCVの監視対象は「量」。アラーム設定が命綱 吸気VTと呼気VTの差を見る:差が大きければリーク。回路接続→ カフの順に検索 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 47

#48.

CASE 3 ケース:挿管直後に血圧が80/40mmHgへ 状況 この症例の展開 • 喘息重積で挿管、バッグ換気を「しっかり」続けた直後 • 頻脈・血圧低下。SpO2はむしろ保たれている • 回路開放で血圧回復→ 空気とらえこみ(auto-PEEP)による静脈 還流障害と判断 • 設定:RR 10・I:E 1:4以上・VT 6mL/kg・permissive hypercapnia 最初の一手 • 鑑別は3つ:鎮静薬の血管拡張/auto-PEEP/緊張性気胸 • 「換気しすぎ」が命取りになる病態があることを体で覚える • 教訓:閉塞性の急変対応は「吐かせる時間をつくる」が合言葉 回路をいったん外して胸郭が沈むのを待つ(10-30秒)+急速輸 液。緊張性気胸の身体所見も同時に確認 チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 48

基礎編のまとめと次のステップ

#49.

SUMMARY 基礎編のまとめ 1 波形は圧→流量→換気量の順で毎回同じように読む 2 運動方程式(抵抗+弾性+PEEP)がすべての説明原理 3 モードはトリガー・リミット・サイクルに分解して理解する 4 1回換気量は予測体重で6-8mL/kg(ARMA:NEJM 2000;342:1301)、Pplat≤30・ΔP<15を守る 5 PIP上昇はPplatと組み合わせて「抵抗か弾性か」の2択に絞る チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 49

#50.

RE FE RE NCE S 参考文献・さらに学ぶために 主要文献 ガイドライン・成書 Grasselli G, et al. ESICM ARDSガイドライン. Intensive Care Med 2023;49:727-59. ARDS Network(ARMA). N Engl J Med 2000;342:1301-8. Brower RG, et al(ALVEOLI/PEEP-FiO2表). N Engl J Med 2004;351:32736. Brochard L, et al(COPD増悪のNPPV). N Engl J Med 1995;333:817-22. Gray A, et al(3CPO:心原性肺水腫のNIV). N Engl J Med 2008;359:14251. Frat JP, et al(FLORALI:HFNC). N Engl J Med 2015;372:2185-96. Yang KL, Tobin MJ(RSBI). N Engl J Med 1991;324:1445-50. Qadir N, et al. ATS臨床実践ガイドライン(ARDS update). Am J Respir Crit Care Med 2024;209:24-36. Rochwerg B, et al. ERS/ATS NIVガイドライン. Eur Respir J 2017;50:1602426. 日本集中治療医学会ほか「ARDS診療ガイドライン2021」 日本呼吸器学会「NPPV(非侵襲的陽圧換気療法)ガイドライン改訂第2版」 2015. Tobin MJ (ed). Principles and Practice of Mechanical Ventilation. 3rd ed. McGraw-Hill; 2013. Hess DR, Kacmarek RM. Essentials of Mechanical Ventilation. 4th ed. McGraw-Hill; 2019. 引用は代表的なもの。実際の診療では原著と最新ガイドラインの確認を チーフと学ぶ!人工呼吸器の読み方と使い方 基礎編 50

#51.

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