テキスト全文
週一回インスリンの基本情報と薬価
週一回インスリン導入時の指導と注意点
#3. 週1回インスリンへの変更時 どんな指導をしますか?
#4. 導入後しばらく(2-3週間)血中濃度が安定するまで、血糖が高くなったり、逆に低くなったり
不安定になることがあります。 ・血糖変動の可能性とその対応法の確認
・打ち忘れた際の指導(GLP-1RAと同様)
#5. アウィクリを開始するときのの注意点
①開始ドーズの確認
②切り替え直後の高血糖、低血糖の
対応法についての説明
アウィクリの投与方法と血糖管理
#6. アウィクリ 添付文章(抜粋) 7.4 連日投与のBasalインスリン製剤から本剤に変更する場合は、以下を参考に本剤の投与を開始し、その後の患者の状態に応じて用量を増減するなど、本剤の作用特性を考慮の上で慎重に行うこと。
7.4.1 本剤を1週間に1回投与する投与量は、それまで連日投与していたBasalインスリンの1日総投与量の7倍に相当する単位数を目安とすること。
7.4.2 連日投与のBasalインスリン製剤から本剤への切り替え時に血糖値が上昇するおそれがある。血糖値の上昇を防ぐため、2型糖尿病患者においては、初回投与時のみ、本剤の投与量を7.4.1項で示した単位数を1.5倍に増量して投与することが推奨されるが、患者の血糖コントロールと低血糖のリスクのバランスを考慮して増量の必要性を慎重に判断すること。1型糖尿病患者においては、初回投与時のみ、原則として本剤の投与量を7.4.1項で示した単位数を1.5倍に増量して投与すること。ただし、患者の血糖コントロール及び低血糖の発現リスクを踏まえ、初回投与量の増量の必要性を慎重に判断すること。 アウィクリ注フレックスタッチ 添付文書情報 2025年8月 改訂(第3版)
#7. Diabetes Obes Metab. 2023 Dec;25(12):3716-3723. 投与開始後6週間後における
1週間の血中モデル予測 初回1.5倍投与
定常まで3-4週間 初回1.5倍投与
定常まで4-5週間 2日目・3日目が効果最大
6日目、7日目は効果低下
アウィクリ導入後の低血糖リスクと対策
#8. アウィクリ導入直後は低血糖に注意 ドーズは同程度でもアウィクリは低血糖多い
JAMA. 2023 Jul 18;330(3):228-237 とくに最初の26週目までは有意に頻度が高い (0.35件 vs 0.12件,p = 0.01) レベル2-3低血糖は アウィクリ0.31件 vs トレシーバ0.15件
#9. Lancet. 2023 Nov 4;402(10413):1636-1647Google Chrome 翻訳機能を用いて日本語訳 アウィクリ導入直後は低血糖に注意 1型糖尿病患者での低血糖イベントの件数 重度の低血糖は アウィクリ0.33件 vs トレシーバ0.12件(p=0.39) アウィクリで2倍!!
在宅診療におけるアウィクリの利点と患者への情報提供
#10. 在宅診療の救世主。訪問看護との相性がとてもよい。1型糖尿病をもつ認知症高齢者など。
毎日同じ時間に注射が難しい忘れんぼさんや、夜勤のあるシフトワーカーの血糖安定化につながる。
導入後しばらく(2-3週間)は血糖高値になりがちである。それに焦ってドーズアップすると、数週間後に下がりすぎる。むしろ低血糖を避けるため,ゆるめドーズアップが望まれる。
開始半年は重症低血糖リスク高い。減らしてもなかなか回復しない。
→患者への情報提供が必須 週一回インスリン アウィクリについての個人の雑感 演者私見