#4.
肺血栓塞栓症 pulmonary thromboembolism
#5.
ERでのトラブル予防 後悔先に立たず 1. 診断がわからない. どうする? 2. 患者・家族が納得していない, 怒っている. なぜ?
#6.
Diagnostic Error ①Missed diagnosis ②Wrong diagnosis ③Delayed diagnosis
#7.
診断エラーとは 見逃しだけがエラーではない 患者の健康問題について正確で適時な解釈が為されないこと, もしくは, その説明が患者に為されないこと 綿貫聡, 診断エラーとは何か?医療の質・安全学会誌 Vol. 13 No.1, 2018
#8.
診断エラーはどの程度起こるのか
#9.
一定の割合で起こる ー To Error is Human − 10〜15% Acad Emerg Med 2002;9:740-50.
#10.
医療訴訟@ER
#11.
Common is Common ! 頻度の高い疾患の非典型的症状を見逃すな!
#12.
Common is Common ! 頻度の高い疾患の非典型的症状を見逃すな!
#13.
見逃さないための5つのPoint 知識はもちろん大切 ①よく出会う疾患は非典型的症状も理解しよう! ②Vital signsを正しく解釈しよう! ③検査の選択は適切に! ④重症度を正しく評価しよう! ⑤原因検索を怠るな! 坂本壮. 内科救急のオキテ 医学書院 2017
#14.
診断エラーはなぜ起こるのか
#15.
原因は1つではない 思いつかなかった・・・ 読影できなかった・・・ 疲れていたから・・・ イライラしていて・・・ コンサルトしづらくて・・・ 指導医に◯◯って言われたので・・・ 患者が検査を拒否したので・・・ etc.
#16.
知識だけの問題ではない
#17.
エラーの原因 ①知識の問題 Lack of Knowledge 疑いもしなかった 読影できなかった etc. ②状況の問題 System-related errors 疲れ, 陰性感情 etc. 設備, 人材 etc. ③認知・心理の問題 Cognitive errors ヒューリスティック 様々なバイアス ④過失なし No-fault errors 非典型的な経過 患者が非協力的 Graber ML et al. Diagnostic Error in Internal Medicine. Arch Intern Med. 2005;165:1493. 一部改変
#18.
高齢者 呼吸困難 原因は?
#19.
高齢者の呼吸不全
#20.
疑う3つの所見 肺血栓塞栓症 普段と同様のActivityで評価! 他に説明がつかない頻呼吸 他に説明がつかない低酸素 他に説明がつかない頻脈 坂本壮. 救急外来ただいま診断中. 中外医学社, 2015
#21.
検査に頼りすぎない The important things are Hi-Phy-Vi.
#22.
Hi-Phy-Vi > Test History・Physical・Vital signs 蜂窩織炎 vs 壊死性軟部組織感染症 肺炎 or not, 絞扼性腸閉塞 or not 心血管性失神 vs 反射性失神 中枢性めまい vs 末梢性めまい etc
#23.
検査の選択は適切に The selection of tests is approprivate.
#24.
こんなオーダーはNG 意味のある検査を 検査前確率を意識してオーダーせよ 腹痛患者にとりあえず単純CT 大動脈解離, 肺血栓塞栓症 likely症例にD-diimer 発熱症例にとりあえずプロカルシトニン, 尿定性・・・ etc.
#25.
Biases@ER Anchoring bias (アンカリング) 最初に考えた診断に固執して考えを改めない Availability bias (利用可能性バイアス) 最近遭遇した類似症例と同じ疾患を考える Overconfidence bias (過信バイアス) 前医や指導医の意見に盲目的に従う Early closure (早期閉鎖) 早々に考えることを中断してしまう
#26.
報告 連絡 相談
#27.
報告 連絡 相談
#28.
相談しやすい医師へ 相談しなかったのは, あなたの性かもしれない・・・
#29.
HALT 身近にある診断エラーに陥りやすい4つの要因, 知っていますか?
#30.
HALTを避けよ エラーの進行を食い止めるために Hungry 空腹 Angry 怒っている Late 遅刻 Tired 疲れている
#31.
いつ・どんなときに エラーは起きる? 自分の置かれている環境を意識し対応せよ 疲れが溜まりやすい時間帯 引き継ぎ患者 陰性感情をいだきやすい患者 診断時に邪魔が入った 能力の限界 etc.
#32.
一般的な知識は必須! 自分の陥りやすいエラーを知る 知識以外の原因を打開するシステムの構築 減らそう!診断エラー
#33.
患者の信頼を得るために, 医師が最も心掛けるべきなのはどれか. a. 自分の感情を表さない. b. 面接の手順を厳守する. c. 患者の間違った考えを医学的に否定する. d. 患者と診療以外の場で個人的に親密になる. e. 病気について分からないことは分からないと認める.
#34.
患者の信頼を得るために, 医師が最も心掛けるべきなのはどれか. a. 自分の感情を表さない. b. 面接の手順を厳守する. c. 患者の間違った考えを医学的に否定する. d. 患者と診療以外の場で個人的に親密になる. e. 病気について分からないことは分からないと認める.
#35.
病状説明 プライバシーの配慮はあたりまえ 何時間も待たせてはいけない!わずかな時間で構わないので, 患者, 家族へは, こまめに説明を! 理解していなければ意味がない!帰宅後の対応も含め, わかりやすく説明を! Teach-Back Method! ただ話せばいいってもんではない!話をするべき, Key personを同定し説明を!
#36.
私語厳禁
#37.
Take Home Message ERでのトラブル予防 自身が陥りやすいバイアスを知ろう Hi-Phy-Viを疎かにせず, 検査前確率を意識して対応しよう! 病状説明はこまめに適切に!
#38.
参考文献