#4.
高齢肥満AF患者への減量介入:LOSE-AF試験 from JAMA 英国2施設で行われた電気的除細動を要する持続性AF患者の高齢者向け無作為化試験。6085歳・BMI≧27の118例を8か月間の低カロリー食+行動療法プログラム介入群59例と通常診療 群59例に割付け、平均68歳、女性33%。8か月時点で介入群は体重が有意に減少(99.4→92.6 kg、 差−6.9 kg、95%CI −9.2〜−4.5、P<0.001/減少率9.7% vs 3.1%)。しかし主要評価項目のAF Severity Scale症状スコアは介入群7.9 vs 対照群8.9で差−0.9(95%CI −3.3〜1.4、P=0.43)と有意差 なし。副次評価の身体機能・AFバーデン・心臓画像所見・血圧・脂質、再除細動やアブレーション 施行率にも群間差を認めず。重篤な介入関連有害事象はなし。 若年AF患者で有効性を示してきた減量介入が、高齢者では症状改善に結びつかなかったとの ネガティブ結果です。若年で得られたエビデンスをそのまま高齢者に外挿できないことを再確認さ せられます。減量そのものは安全に達成できており、心血管代謝リスクへの長期効果は残されま すが、AF症状改善を目的とする場合は年齢層と病期を踏まえた戦略の見直しが必要です。やは り若いうちからの早期介入が重要なのかもしれません。 出典:https://doi.org/10.1001/jama.2026.5787