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COVID-19の治療の概要と症例提示
#1. COVID-19の治療まとめ 2020年5月24日作成 (6月21日 一部修正)
原田 洸 / 山田 悠史
#2. 症例提示:70歳男性 発熱、咳嗽 ・高血圧でオルメサルタン内服中。
・5日前から続く発熱、咳嗽、呼吸困難あり。
・CTで両側のびまん性すりガラス影あり。
・SARS-CoV2の鼻咽頭PCR検査が陽性であり COVID-19と診断。
・患者の治療にはどの薬剤が有効だろうか? ※架空の症例です
#3. クリニカルクエスチョン ・COVID-19に有効な治療薬はあるか?
ファビピラビル (アビガン®)、レムデシビル(ベクルリー®)
ヒドロキシクロロキン(プラケニル®)、ロピナビル/リトナビル(カレトラ®)
イベルメクチン(ストロメクトール®)、回復期血漿療法
トシリズマブ(アクテムラ®)、モノクローナル抗体
・ACE阻害薬/ARBは中止するべきか?
・抗凝固療法は行うべきか?
COVID-19に有効な治療薬の検討
ファビピラビル(アビガン®)の効果と副作用
レムデシビル(ベクルリー®)の臨床試験結果
ヒドロキシクロロキン(プラケニル®)の研究結果
ロピナビル/リトナビル(カレトラ®)とイベルメクチンの評価
回復期血漿療法とトシリズマブの効果
モノクローナル抗体と治療薬のまとめ
ACE阻害薬/ARBの使用に関する考察
抗凝固療法の必要性と症例の転帰