テキスト全文
仕事とプライベート両立のための情報交換
#1. 仕事もプライベートも諦めないあなたへの贈りもの 橋本市民病院 総合内科/臨床研修センター→JCHO九州病院総合内科/臨床研修センター
Johns Hopkins Bloomberg School of Public Health
有吉彰子 4児の母が贈る!
#2. このスライドの目的 仕事&プライベート両立のためのTipsの情報交換
→ それぞれの医師が、
本当に自分の生きたい人生を送ることを応援! 週末は学会なのに
家事がおわらない~ みんなでキャリアの
壁を乗り越える! もうすぐ家族が増えるけど、不安 4児の母である私の失敗談満載!!
人生100年時代のキャリア戦略
#3. About me 4児の母(小学生2人、幼児1人、乳児1人)
夫(Full-time)
オンライン留学中
学会役員も担当(JSISH)
複業しながら復帰予定 マインドを整え、未知のキャリアを模索中です
#4. 人生100年時代、産休・育休はもはや「誤差」 「同期に後れを取る」というマインドセットから卒業する 人生100年時代。勤務形態など柔軟に変えながら、一生働き続ける時代になってきている。
そう考えると、100年のウチの数年は「有意差ナシ」と考えることもできるのでは? 私は卒後10年までのうちに3回の産休・育休を取得しましたが、そこまでくると同級生達のキャリア・やっていることも様々で、臨床1本みたいな単純比較はできません。むしろ、自分の人生を他人と比較して落ち込む必要は全くありません。誰もハッピーになりません。 https://ameblo.jp/creme-chocolat-shoko/entry-12632725597.html
以前は産休中にSNSで同級生の
活躍を見て凹んだこともありましたが、そんなことしても不毛だな~と思える
ようになりました。
私は、私の人生を生きる!
育休を活用した自己成長の方法
#5. 休業を「ブランク」から「取って良かった」へ せっかく取得するのであれば、お休みを「飛躍」のきっかけに 学びたかったことを学んでみたり 人脈を広げてみたり 家事代行など、
セッティングに
時間のかかるものを
試してみたり 業務の効率を上げるツールを導入してみたり 産休・育休は「留学」と捉えてみるのはどうでしょう。
「Maternity Leap」という概念も産まれてきています。
私は最後の育休は「キャリアの棚卸し」をして、
内省を通じて40代のキャリア戦略を練っていました。
注)産前・産後は体調が最優先です!!!
リスキリングの前に、まずは休養を!!! 産休・育休でも学べるんだ!
と附に落ちたきっかけは、地元のカメラ教室に通ったことです。たった数回の教室でしたが、託児など、ものすごく準備と「勇気」が必要でした。
妊娠出産の辛さと育児の現実
#7. 私の産休・育休体験談 初めての育休は、
リスキリングを意識しましたが、
何を学べば良いか判断ができず、
画像診断の教科書を開いても
全く頭に入らない・・・
体調の回復も感覚がつかめず、
育児を1人で抱え込んでいました 2回目以降の育休は、
耳読書をすれば気分転換になると
自分の息抜き方法も知っておき、
家事代行や産後ケアなど
頼れるモノはフル活用しました。
3回目の育休明けは
コロナ時代だったので
親族の応援が全く頼めません
でしたが、戦略的に挑むことで
何とか乗り越えられました。
そのほか、メンターとディスカッションして私の強みを分析したり、
今後のキャリア戦略でリスクを取るために、収入経路を複数持つ戦略を練ったりしました。
もちろん、ゆっくり休むのが一番重要ですし、こどもとじっくり向き合う時間にもなりました。
#8. 医師になったのに知らなかった妊娠出産のキツさ なにがどう転んでも「マジしんどい!!!」の一言でした 終わりが見えない地獄の悪阻
眠気、痒みなど沢山の症状
最後は鬼のような頻尿・便秘
産後は会陰部の激痛など
母乳が軌道に乗るまでの苦労
夜間ぶっ通しで眠れない辛さ
マタニティブルー などなど・・・
(無限に挙げられますよね?) こういう分かりやすい漫画が
沢山でているので、
パートナーさんと一読を
猛烈におすすめします。
知らないことばかりでした!
妊産婦のメンタルヘルスの重要性
#9. 医師になったのに知らなかった育児のキツさ 妊娠出産で終わらず。育児も「これキツくない?」の一言でした 母乳問題(出ない・飲まない)
ぶっ通しで眠れない
命を育てている責任感
自分の体調も回復していない中で慣れない育児 伝説の魔法使いが、
産後に育児に四苦八苦するお話。
クスッと笑えて、でも
とても参考になります。
パートナーさんも必読!
#10. 妊産婦の死因のNo1は圧倒的に「自殺」です 私もこうやって精神的に追い込まれるんだ、というのを体感しました うつ病スクリーニング、正直に答えられなかった・・・
子どもが可愛いと思えない自分を責める
「一日中家に居るのに(どうして家事が残っているのか)」と家族に指摘される
必死に買い出しの用意をしても、抱っこひもに入れた途端、嘔吐 or うんち
ママは家族最優先にしないとね、と上の世代の人に言われる https://www.ncchd.go.jp/press/2018/maternal-deaths.html
男性育休も普及してきました。
パートナーのみならず、
家族・友人みんなで
妊産婦さんを守りたいですね。
私も、孤独な育児が少しでも
減るように何ができるかな、
と考える日々です。 凝り固まったマインドで、
自分で自分を苦しめていました・・・
理論武装で辛さを軽減する方法
#11. 戦略的な理論武装で「辛い」を減らす マミートラック(ママ専用のバイト先?それホント?)
ジェンダー・ステレオタイプ
バイアス
フリーライダー(子どもの発熱で休むのは、いつもママ?) 職場に迷惑かけているし・・・
毎日しんどい・・・
母としても足りないし、
もっと頑張らないと・・・ この状況は、マミートラックなのかも?
配置換えをお願いしてみようかな?
ダメなら、環境を変える? 「なんとなく辛い・しんどい」も、フレームワークがないと分析しづらい
→そこで理論武装にオススメ書籍などの紹介です(次スライド)
#12. 「送りたい人生」を阻む要素を理解し向き合う テッパンの3冊 アラフォーだったり、
ミッドライフクライシスという単語に
ピンときた方はこちらも 多様な価値観が尊重される世の中で、結婚・出産・留学、どんな選択肢でもOK!自分で主体的に選んで、それを楽しんでいきたいですね。
自己効力感を高めるための実践
#13. 「自己効力感」を意識してみる 「どうせ私がやってもダメだし」から卒業するために、実際にやったこと ・ファミリーサポートさんへ「現金手渡し」以外の支払い方法を提案し実現
・サポートセンターとの連絡は「LINEアルバム」に変更してもらう
・保育園の安全策を提案し、こどもたちが本棚に登れないようにしてもらう 以前の私は「ルールだから不便だけど我慢しなきゃ」と思っていましたが、
相手もこちらもWin-winになる文脈で提案できれば、双方ハッピーだと気づきました。
小さなことでも「自分で上手く対処できた!」という成功体験を意識的に積み上げませんか?
これを「Banduraの法則」と言い、特に日本人女性が低いと言われている「自己効力感」を
高めるためにも大事なステップです。社会のためになれば、これもWin-winですね。 Bandura A. (1977). Self-efficacy: toward a unifying theory of behavioral change. Psychological review, 84(2), 191–215.
#14. 社会が「ちょっと良くなる」ように動いてみる ひとりでもすぐできるアクション。他にもアイデアあれば教えてください! オンライン署名に参加したり 応援したい活動に寄付してみたり 素敵なPodcastをシェアしてみたり 我が家はブックサンタを
毎年応援しています!
人生を描くための最終メッセージ