#4.
今回は全職種向けに
初診時の脂質異常症の考え方を
説明します!
PCSK9阻害薬を開始するわ! やめなさい!
#5.
以下一例 おれよりいいやん! そういう医者, 結構いそうだなw 52歳, 女性. 職場の健康診断で脂質の異常がみられたため, 当クリニックを受診した.
LDLコレステロール 142 mg/dL, 中性脂肪 172 mg/dL
#6.
脂質異常症は脳・心血管病の危険因子 動脈硬化のリスク 日本高血圧学会. 高血圧治療ガイドライン 2019.
#7.
脂質異常症の診断基準 上記1項目以上あれば脂質異常症と診断 日本動脈硬化学会. 動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2022年版より作成.
#8.
脂質異常症の治療の骨格 ・栄養/食事療法
・運動療法
・禁煙/節酒/体重管理v 非薬物療法
(生活習慣療法) 薬物療法 ・LDLコレステロール低下
・トリグリセライド(中性脂肪, TG)低下
・HDLコレステロール低下
#9.
脂質異常症における目標値 日本循環器学会ほか. 2023 年改訂版 冠動脈疾患の一次予防に関する診療ガイドライン 一次予防かつ非高リスクでは, スコア付けをする
#10.
脂質異常症における目標値 日本循環器学会ほか. 2023 年改訂版 冠動脈疾患の一次予防に関する診療ガイドライン ポイントと年齢から, 低・中・高リスクを評価する
#11.
脂質異常症における目標値 日本循環器学会ほか. 2023 年改訂版 冠動脈疾患の一次予防に関する診療ガイドライン 目標値を目指した脂質異常症管理を行う
#12.
初診時の実際(私見) ・初診時では以下のことを実施し, 再検する
生活習慣の状況確認+是正
再現性のある脂質異常症の確認
・異常高値の場合は最初から薬物療法+管理強化を検討
例)LDLコレステロール 180 mg/dL以上
➡家族性高コレステロール血症
例)中性脂肪 1000 mg/dL以上
➡高カイロミクロン血症 非薬物療法で改善が乏しければ薬物療法を考慮
#13.
脂質異常症の薬物療法 第一選択はスタチン(TGのみの著明高値ならフィブラートを考慮) 日本動脈硬化学会. 動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2022年版より作成.
#14.
脂質異常症の一次予防での薬物療法 ・薬物療法の第一選択はスタチン
マイルドに下げたい ➡ スタンダードスタチン(プラバスタチンなど)
しっかりと下げたい ➡ ストロングスタチン(ロスバスタチンなど)
・中性脂肪のみ著明高値ならフィブラートを考慮
TG (500~)1000 mg/dLは膵炎リスク
・スタチン投与中は横紋筋融解症に注意
導入時に説明+有症状時(+適宜)血液検査
#15.
・二次予防では前向きに考慮
心血管イベント予防, プラーク退縮効果など(スタチン)
・一次予防では総合的に判断
全身状態や服薬状況など(ポリファーマシーに注意)
・ADL低下や予後不良であれば非使用を考慮
予後1年以内なら60日間死亡の差はないかもしれない 高齢者の場合(私見) 理由付けがあれば脂質異常症約を導入しないことも重要 Kutner JS, et al. JAMA Intern Med. 2015; 175: 691-700.
#16.
薬物療法の薬効以外の効果 血液検査での数値だけでなく患者さんと相談 ・プラーク退縮により, 心血管イベントを予防
・自分が脂質異常症と自覚
・薬をもらいに病院を受診するきっかけ
・食事等の努力+薬での達成感
・薬希望したのに処方せず→急変時の対応注意
#17.
書籍も買ってくれよな! まとめ ・循環器的な二次予防では(ストロング)スタチンを優先
・TG低下にフィブラートが良く効くが, 単独投与は珍しい