#4.
数値がいっぱいだ…
どこ見たらいいんだろ…
#5.
注釈 【自己紹介】
傍市中病院勤務の循環器内科医師のうしです。
だいたい中堅くらいです。
【動画のモットー】
細かいデータ<フィーリング
【資格】
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定医
日本周術期経食道心エコー認定委員会認定医
心不全緩和ケアトレーニングコース指導医 いいねやチャンネル登録お願いします!
#6.
「心エコーのレポートのどこを見てほしいですか?」 「ん~やっぱりコメントかな(あとはsimpson法の
LVEFや逆流の絵かな)」
#7.
じゃあコメントだけ見ればいいやん ログアウトしてアマプラでも見よ…
#8.
AO(大動脈)、LA(左房)、SV(1回拍出量) ・AODd…(拡張期)大動脈径
正常値…30mmくらい
⇒拡大…上行大動脈瘤など ・LADs…(収縮期)左房径
正常値…30-40mmくらい
・LAVI…左房容積係数(左房径/体表面積)
正常値…~34ml/m2くらい
⇒拡大…慢性左心不全、心房細動
僧帽弁疾患、肥大型心筋症など * s…systole(収縮期)
* d…diastole(拡張期) ・SV…1回拍出量(stroke volume)
正常値…60-130mLくらい
⇒亢進…高拍出性心不全(脚気心、貧血、甲状腺機能亢進症、シャント)
低下…低拍出性心不全(≒一般的な心不全)
#9.
LV(左室) * s…systole(収縮期)
* d…diastole(拡張期) ・LVDd…(拡張期)左室径
正常値…40-50mmくらい
⇒拡大…拡張型心筋症、大動脈弁閉鎖不全症
*LVDs…(収縮期左室径)
・IVSDd…(拡張期)心室中隔壁厚
正常値…7-10mmくらい
⇒肥厚…肥大型心筋症、高血圧、大動脈弁狭窄 ・EF…(左室)駆出率
正常値…60-70%くらい
⇒亢進…高拍出性心不全/低下…(広義の)心筋症
・LVOT-PG…左室流出路圧格差
正常値…ほぼ0mmHg
⇒亢進…閉塞性肥大型心筋症(>30mmHg)
#10.
〇〇-VTI(TVI)とは VTI…時間速度積分(=流出速度波形の面積)のこと 拍出量=(断面積)×(時間速度積分値)
心拍出量=π×左室流出路径2×LVOT-VTI
3.14×(2.4cm/2)2 × 10cm
=45.2mL 時間(秒) 速度(cm/秒) この面積がVTI(cm) 収縮期 収縮期 断面積(cm2) VTI(cm)
#11.
左室拡張能(LV inflow、TDI) ・左室流入血流比(E/A)
E/A≦0.8…拡張能正常 or 拡張障害 gradeⅠ
(かつE≦80cm/秒)
0.8<E/A<2…左房圧上昇、拡張障害 grade Ⅱ(可能性)
E/A≧2…左房圧上昇、拡張障害 grade Ⅲ ・E波減衰時間(DcT: deceleration time)
正常 … DcT<220m秒
拡張能低下 … DcT>200m秒 Grade Ⅰ
偽正常化 … DcT 160-200m秒 Grade Ⅱ
拘束型 … Dct<100m秒 Grade Ⅲ ・僧帽弁輪後退速度(e’)
正常 … 8.0-8.5cm/秒以上 ・左室流入血流のEとe’の比(E/e’)
正常 … E/e’≦8-10
*E/e’>14は左室拡張末期圧、左房圧と相関
≒拡張能低下を示唆 心房細動や僧帽弁疾患、洞頻脈時は上記測定が困難
#12.
RV + 漿液 + IVC ・心嚢水
500ml以上で全周性に1cm free spaceらしい ・RVFAC(右室面積変化率fractional area change)
正常値…35%以上らしい ・TAPSE(三尖弁輪部移動距離)
正常値…17mm以上らしい ・IVC(下大静脈径)
>21mm and 呼吸性変動減弱 ≒ 推定右房圧 15mmHg
>21mm and 呼吸性変動あり ≒ 推定右房圧 8mmHg
≦21mm and 呼吸性変動減弱 ≒ 推定右房圧 8mmHg
≦21mm and 呼吸性変動あり ≒ 推定右房圧 3mmHg 右室収縮能の定量評価
#13.
僧帽弁 ・僧帽弁逆流量
<30mL…軽症MR
>60mL…重症MR ・有効逆流弁口面積
<0.20cm2…軽症MR
>0.40cm2…重症MR 見た目中等度くらいで
定量評価はすべき ・弁口面積(MVA)
>1.5cm2…軽症MS
<1.0cm2…重症MS ・平均圧格差(mPG)
<5mmHg…軽症MS
>10mmHg…重症MS ・拡張期圧格差半減時間(PHT)
<150mm秒…軽症MS
>220mm秒…重症MS 僧帽弁閉鎖不全症(MR) 僧帽弁狭窄症(MS)
#14.
それじゃわからんwww
#15.
弁膜症評価の実際のところ 狭窄症…狭いと重症
狭窄前後の圧格差↑
狭窄して弁口面積↓
*圧格差半減は重症だと遅い 閉鎖不全症…逆流多いと重症
逆流量が↑
逆流の吹き口↑
*圧格差半減は重症だと早い 2/6
#16.
大動脈弁 ・縮流部幅(vena contracta幅)
<0.3cm…軽症AR
>0.6cm…重症AR ・弁口面積(AVA)
>1.5cm2…軽症AS
<1.0cm2…重症AS ・大動脈弁逆流量
<30mL…軽症AR
>60mL…重症AR ・圧格差半減時間(PHT)
>500m秒…軽症AR
<250m秒…重症AR ・平均圧格差(AV-PH(m))
<20mmHg…軽症AS
>40mmHg…重症AS 大動脈弁閉鎖不全症(AR) 大動脈弁閉鎖狭窄症(AS) ここの幅
#17.
三尖弁 + 肺動脈弁 ・三尖弁逆流圧格差(TR-PG)
正常値…~35mmHgくらい 三尖弁閉鎖不全症(TR) 右房圧を10mmHgと仮定すると…
収縮期の右室圧=10+TR-PG
右室-肺動脈に圧格差がなければ
収縮期右室圧=収縮期肺動脈圧=10+TR-PG
⇒TR-PGで肺高血圧の評価ができる
#18.
圧格差の測定~簡易ベルヌーイの式 圧格差≒4×速度2 三尖弁逆流圧格差(TR-PG)
=4×三尖弁逆流速度(TR velocity)2
4×(2.8)2
=31.36mmHg
#19.
肺高血圧症とは 三尖弁 お腹 心エコー所見の総称!
#20.
肺高血圧の分類 第1-5群に分かれている 肺高血圧症ガイドラインより ただの左心不全 ただの肺疾患
#21.
肺高血圧症とは 三尖弁 やられる場所で病態と治療が変わるが
いずれも肺(動脈)の圧は上がる(≒PH) お腹 ✗…③ ✗…②
#22.
Camber Size(内腔の大きさ) + Wall Thickness(壁肥厚) 各心腔の径と壁厚の定性評価
#23.
Wall Motion(壁運動) LAD LCX RCA CHD…先天性心疾患
#24.
Comment(コメント) 所見や心エコー的な解釈のまとめ! ここだけ見ておけばOKだw
#25.
実際は 動画を見るのが一番早いです 心臓動いてないなあ!
#26.
レポートに空欄がある…!? ①所見がないもしくは明らかに正常な場合
例)AS…三尖とも可動性良好でモザイクエコーなし
⇒流速や弁口面積、圧格差は測定しない
②描出もしくは測定がpoor recordの場合
中途半端もしくは不確実な測定結果はむしろ書かない
例)僧帽弁逆流量(volumetric法)が10ml!?
例)心房細動時の左室流入血流比(E/A)は評価不可
③依頼文から測定は不要と判断した
「左心不全評価に右心機能はルーチンではいらないかな」
#27.
しっかりレポートを読んでくれるなら頑張ろう! まだかかるのかなあ…
#28.
まとめ ・心エコーのレポートは1つずつ見たら良い
・解釈は臨床症状と合わせると良い しかたないから
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