テキスト全文
グラム染色の基本と評価方法
#1. グラム染色はどのように評価していくのか? 内科レクチャー
感染症内科
#3. グラム染色とは Christian Gram博士によって開発されたもの
濃い紫(クリスタルバイオレットの色)を呈するものをグラム陽性、ピンク色(サフラニンまたはパイフェル液)に染まるものをグラム陰性菌という。そして丸いものを球菌、四角いものを桿菌とそれぞれいって、その組み合わせで表現する
肺炎における喀痰の重要性
心不全と赤血球の関係
#11. その前に・・・ 痰が増えているけど、それって肺炎???
検体の適性と分類方法
#13. 肺炎の疾患名で提出された喀痰 Miller and JonesはM1
Geckler分類は場所によっては5だが、大半6
#15. メカニズムを考えてみる 右心室 左心室 左心房 肺動脈 肺静脈 ポンプとしての
機能が不十分
#18. 肺炎の疾患名で提出された喀痰 時間が経って壊れた赤血球(赤血球顆粒)
を貪食するマクロファージ
#19. 慢性的に赤血球が気管内に漏れる病態である心不全では、壊れた赤血球のかけらであるヘモシデリンがマクロファージに貪食される像が認められ、これは心不全細胞と呼ばれる chapter 12. p.532 The Heart. Robbins and Cotran. Pathologic basis of Diseases 10th edition. Elsevier
#20. その検体は検査に適しているのか? Miller and Jones分類
急性白血病患者の検査結果
#21. その検体は検査に適しているのか? Geckler分類
#22. Haemophilus influenzae
Moraxella catarrhalis
Streptococcus pneumoni
#23. Miller and Jonesは悪いけど WBCは非常に少ないが
菌がびっしり
#24. その検体は検査に適しているのか? Geckler分類
#25. 患者は 急性白血病で化学療法中(day 16)
前日の血液検査ではWBC 490/μL, neutrophil 0/μL
血圧低下あり
MEPM+VCMがすでに数日投与後
#26. 背景をちゃんと見れると デンプン ビリルビン様構造物 腸が破れているかどうかも推測できる
グラム陽性菌の鑑別と特徴
グラム陰性桿菌の鑑別法
血液培養とカンファレンスの実施
#35. 大腸菌と比較して・・・
染色性が薄い
細い
#38. 毎週水曜日 火曜-金曜まで連日血液培養陽性の介入カンファ(ASTカンファレンス)を11時より実施しています。
15時から細菌検査室でレクチャーやってます
sakaiinfectionというblogで細菌検査レクチャーの内容を公開しています。
グラム染色のまとめと考察
#39. 何かわかりますか? (一部酵母はいますが)脱色不良
クリスタルバイオレットの結晶化したもの
#40. まとめ まずは肉眼的に炎症が起こっているのか?をみる
背景を見てその検体が適正なものかを考える
その上で菌らしいものがあればその特徴を言語化しつつ、自分の中の基準と比較する
上記を繰り返し、かつ答え合わせ(後日に菌名は判明)
マジで地道だし、AIが取って代わるところだと信じて疑わないが、背景を観察することで病態が見えてくるという非常に面白みがあるものだと考えています。知らんけど