テキスト全文
急性期医療におけるIVRと多職種連携の概要
#1. 急性期医療におけるIVRと多職種連携 〜外傷・救急・緊急IVR〜 札幌東徳洲会病院 救急集中治療センター 兼 画像・IVRセンター 松田律史 (2024−2026年度講演を元に再構成)
#2. 閲覧頂くに当たっての注意点 様々な講演会を混ぜて作ったスライドです。 • このスライドは、複数の講演会/発表をまとめて作っています。 • ストーリーが成り立つように順番を入れ替える、一部のスライドを削除するなど していますが、基本はオムニバスなので、ご容赦ください。 • IVRに従事しているコメディカル、IVR研修を始めたばかりの放射線科医、IVRを 理解したいと考えている他科の先生などにお勧めです。
#3. 紹介:IVRの考え方、組み立て方 IVR医はどのようにIVRを計画しているのか? ①何で見るか? 針先、対象臓器、ワイヤー US:被曝なし、深部苦手 CT:被曝あり、深部得意 X線:被曝あり、比較的簡便 MRI:特殊環境 ②何を使うか? 共通:針、ワイヤー 針:金属針、プラスティックカニューレ針 ワイヤー:親水性・スプリング 目的別: 血管系:シース、カテーテル 非血管系:ドレナージ ③何をするか? 治療内容によって当然異なる 塞栓術:塞栓物質 ドレナージ:ドレーン 拡張術:ステント 形成術:骨セメント etc…
IVRの考え方と治療計画の立て方
#4. 紹介:IVRの考え方、組み立て方 IVR医はどのようにIVRを計画しているのか? ①何で見るか? 場所 針先、対象臓器、ワイヤー US:被曝なし、深部苦手 CT:被曝あり、深部得意 X線:被曝あり、比較的簡便 MRI:特殊環境 ②何を使うか? ③何をするか? 道具 治療内容によって当然異なる 共通:針、ワイヤー 針:金属針、プラスティックカニューレ針 ワイヤー:親水性・スプリング 目的別: 血管系:シース、カテーテル 非血管系:ドレナージ 目的 塞栓術:塞栓物質 ドレナージ:ドレーン 拡張術:ステント 形成術:骨セメント etc…
#5. IVR全般においてサポートがあると嬉しい話 専門職としての知識と「IVRマニア」としての知識は別 • • 専門職としての知識/技量(=診療放射線技師のアイデンティティ) • 撮影条件:線量の適正化、Working angleの提案、計測など • 装置特性:寝台の傾斜、デジタルズーム、マスクなど IVRマニア的な部分のサポート(おまけ) • デバイス知識:何が通る?どんな特性? • 他領域の知識:循環器内科・脳神経外科・心臓血管外科の在庫など
#6. ≒ 緊 急 ◯◯IVR 救 急 ◯◯IVR
緊急IVRと救急IVRの定義と重要性
#7. 少し用語の整理をします 緊急IVR≒救急IVR=(外傷IVR+内因性救急IVR) • 救急IVRの定義は確立されていない( 予定外IVR全て?) • 救急IVRの分類の一案(臨床放射線 Vol.63, No. 12, 2018より引用) • • 血管系IVR → 多岐に渡り、こちらが主役 • 成因による分類:外傷IVR vs 非外傷IVR(出血点・治療優先順位の複雑性) • 病態による分類:止血 vs 血行再建 非血管系IVR → 基本的にはドレナージ(PTCD/PTGBDなど含む)
#8. 緊急IVR≒救急IVR 予定外に急いでやるIVRは 全て救急IVR と言う説もある
#9. 本当にそれで良いのか? そもそも「救急」とは?
救急医療における蘇生の真髄と評価方法
#12. ABCDE APPROACHと時間軸を意識した4R 救急の真髄とは「蘇生」である Airway • 4R(4つの適切性) • The Right care Dysfunction of CNS O2 • to the Right casualty • at the Right location Exposure & environment • and Right time • 時間を意識した診療が必要 Breath Circulation
#13. 時系列に沿った評価様式=救急診療のUNIVERSAL DESIGN 救急の真髄とは「蘇生」であるが、それだけで十分なのか? ① ② ③ ④ ①第一印象 :蘇生的介入判断(死んでる or 死にそう) ②初期評価 :生理学的な評価(ABCDEアプローチ) ③二次評価:解剖学的な評価(隅々触ってみる) ④三次評価:見逃しがないか確認
外傷IVRの重要性と治療戦略
#15. 救急診療のUNIVERSAL DESIGNに沿った救急IVRの考え方 共通した根幹を成す救急初期診療と外傷学の考え方 ① ② 蘇生的IVR ③ ④ よくある緊急IVR ①〜②:蘇生的IVR → 超緊急、Damage Controlも検討 ③:通常の救急IVR → 状態悪化予防としてのTAEなど ④:翌日の定期IVR → 圧迫骨折への経皮的椎体形成術など
#16. 私見 救急IVRには、 致死的状態を脱却する蘇生と 病態悪化を抑制する緊急治療が 含まれる
#17. 蘇生的IVRの代表が 外傷IVRなのでは?
ダメージコントロールと外傷死の四徴
#19. 外傷IVR(≠ DCIR)は特殊領域 外傷診療を行う上で大事なキーコンセプト IVR • 多発外傷=死にそうな多部位からの出血が存在 → 後腹膜出血 • 骨盤 腹腔内出血 血胸 頭蓋内血腫 Ope 手術とIVRは外傷治療の両輪を成す噛み合う必要がある → • 短時間に複数の治療を行う必要性 途中で変更や損傷を見極めて併用が必要 DCIR:確実且つ迅速な止血 • >> 機能温存/低侵襲 具体的な戦術: • 塞栓物質:NBCA+Lipiodol®が多い • 時間基準:全体で1時間以内、1血管10分以内
#20. Damage control=救命を最優先にした治療戦略 外傷診療を行う上で大事なキーコンセプト ダメージコントロール蘇生 病院前診療 DC0 蘇生的手術 DC1 集中治療 DC2 計画的再手術 DC3 閉腹術・再建術 DC4 ダメージコントロール手術 低血圧を許容した輸液制限 + 凝固障害を抑制する輸血 DCIR ダメージコントロールとは? 元々は軍事用語。被弾した軍艦を直近基地まで 帰還させる対処方法。 →「死なないようにして次に繋げる」治療
#21. 外傷死の三徴+低カルシウム血症 救急診療のUNIVERSAL DESIGNだけじゃない外傷蘇生の勘所 初期介入 出血による消耗 輸液による希釈 凝固異常 管理のポイント SBP 80〜90mmHgに維持 深部体温36度以上を維持 トラネキサム酸2g 1時間毎採血:ABG、CBC、凝固 グルコン酸Ca適宜 FFP 8単位 低Ca血症 消耗・希釈 クエン酸キレート 低体温 アシドーシス 室温輸液を急速に1L投与 生理食塩水による高Cl血症 →0.25度体温下がる 循環不全による高Lactate血症
#22. 血行動態と外傷死の四徴から見るDCIRの適応判断 DCSに倣った考え方 HR SBP DBP 心臓 血管 陽性変時作用 陽性変力作用 末梢血管抵抗増大 定型的治療 代償不能域 (切迫心停止) DCIR 外傷死の四徴が出現でもDCIR考慮
C-COA SYSTEMによる多職種連携の強化
#23. C-COA SYSTEMで有機的な連携を図る 関連部署が多く、治療も多岐に渡るので、整理が必要 Commander 蘇生リーダー 輸血 管理 処置 担当 Conductor 治療リーダー Operator 術者 Assistant 助手 Ope/IVR担当 全身 管理 気道 管理 薬剤 担当
#24. 外傷IVR、どうやって組み立てるか? 内因性ショックよりもロジックは複雑になりがち • D:デバイスは何が良いか? • I:何処からの出血か?動脈性か静脈性か? • R:処置後にバイタルサインは改善したか?他の損傷は? • E:実行可能な範囲で最良の手法を採っているか? • C:手法を変更する必要はあるか? • T:何分かかっているか?何処で終えるか?
#25. 外傷IVR、どうやって組み立てるか? 内因性ショックよりもロジックは複雑になりがち • D:デバイスは何が良いか? • I:何処からの出血か?動脈性か静脈性か? • R:処置後にバイタルサインは改善したか?他の損傷は? • 術前のIVR医は少しでも画像を検討して治療計画に時間を割きたい! E:実行可能な範囲で最良の手法を採っているか? • C:手法を変更する必要はあるか? • T:何分かかっているか?何処で終えるか? 塞栓はバイタルサイン安定化の手段 美しさの追求?欲張りは身を滅ぼす。 • • • • • • 術中バイタルサインと輸血の残量は常に意識 術中バイタルサインと輸血の残量次第で治療を変える。
#26. TAEはSENCEで考える 内因性ショックよりもロジックは複雑になりがち • S:Speed & Space →出血空間はFree>Loose>Tight • E:Easy to approach →何処からが到達し易い? • N:Number →何ヶ所TAEするのか? • S:Selectivity(vs Speed) →選択すべきか、速度優先か? • E:Extravasation/pseudo-aneurysm →回り込み血流に注意
TAEの戦略と実行における考慮点
#27. TAEはSENCEで考える 内因性ショックよりもロジックは複雑になりがち • S:Speed & Space • E:Easy to approach • N:Number • S:Selectivity(vs Speed) • E:Extravasation/pseudo-aneurysm Free:胸腔内、腹腔内(空のカップ) Loose:後腹膜、脾臓(ゼリー) Tight:筋肉・肝臓(果物)
#28. TAEはSENCEで考える 内因性ショックよりもロジックは複雑になりがち • S:Speed & Space • E:Easy to approach • N:Number • S:Selectivity(vs Speed) • E:Extravasation/pseudo-aneurysm
#29. 蘇生的IVR・外傷IVRにおいてサポートがあると嬉しい話 兎にも角にも「時短」が大切! • 診療放射線技師は「放射線科医の次に画像に詳しい医療人」 Device選択 → • 出血の同定 → 時系列で判断する 適切な撮影条件で撮る 矢状断・冠状断などを作る • 経路の設定 → 回り込みもあり得る 3D作成する • • 選択血管の分岐角度など 時間管理をできる人がいなくなりがち • 致死的出血 → 1時間毎のCBC/凝固/血液ガス分析は必須 • 処置の時間 → 手技が5分停滞したらアラートを鳴らす
#30. PRESTO:IVR医が早期に外傷チームに参加する意義 IVR医としての技術と読影医としての技術を遺憾無く発揮する Prompt and Rapid Endovascular Strategies in Trauma Occasions ②即時読影+意思決定 ①IVRチーム早期参加 (シース確保など) ③蘇生的TAE(DCIR) J. Matsumoto et al., 2015 (発表者により一部加筆)
救急医とIVR医の役割と協力の重要性
#31. OPEなのかIVRなのか、それが問題だ 治療戦略をどう決めているのか? Ope IVR 共通したポイント 迅速性 DCSなら速い DCIRなら速い 治療にかけられる時間の判断が必要 確実性 選択した手技による 塞栓物質による 応急処置なのか根治なのか意識する 頭蓋内出血 後腹膜血腫 各手技の得意分野を組み合わせる 心嚢血腫 膵頭部領域 1つの方法にこだわらない 胸腔内血腫 腰動脈系 例:腹腔内出血ショックで開腹して 腹腔内出血 骨盤骨折 安定化した上でCT撮ってTAE 動脈以外でも戦える 動脈出血がターゲット 見極めに造影CTが必要 得意な損傷 得意な血管 ポイント Compartment syndromeに強い Compartment syndromeに弱い 腹腔内圧の意識を常に持つ
#33. 救急医と放射線科医は根本的に違う生き物である 違うことを認識して、その上で共同するためには工夫が必要 • • (救命)救急医=Resuscitation & Total managementの専門家 • Resuscitation:生理学的徴候の安定化(心停止のみならず) • Total management:損傷部位の把握、治療優先順位の選定など 放射線科医=Diagnosis & IVRの専門家 • Diagnosis:異常所見を拾い上げて解釈を与える読影能力 • IVR(in Tactics):損傷の修復や止血を迅速且つ最小侵襲で行う治療能力
#34. 相互に上手くやる為のコツとは? 努力の仕方を多段階に分けて把握しておく Closed loop communication Closed loop communication 右大腿でAV Sheathを 確保して下さい リクエスト内容 右大腿で4Fr A と5Fr Vで 手技時間、優先損傷部位 sheath確保します 戦略の宣言・共有 Angio室でTAE完了後、 救急医 放射線科医 具体的な戦術の宣言 そのまま開腹します 凝固どうですか? 戦術イメージの共有 凝固厳しいです。脾臓・骨盤の順でTAE して下さい。30分以内で頼みます。 近位塞栓回避に更に選択して 技術面での返答 NBCAでTAEします。追加時間 塞栓物質、塞栓部位 5分下さい。
事前準備と振り返りの重要性
#35. 札幌東徳洲会病院におけるIVRと救急のコラボ 努力の仕方を多段階に分けて把握しておく やや漠然としたリクエスト 具体化したリクエスト 出血点の指摘、初療情報の共有 塞栓物質、塞栓優先順位、時間 救急医 救急医 in IVR team COA system 管理面でのリクエスト 技術面での返答 予測時間、追加輸血、Ope併用 現実的な実現可能性含む評価 放射線科医
#36. 上手くやるコツは「事前準備」と「振り返り」にあり 努力の仕方を多段階に分ける(当院の取り組み) 診療現場では ざっくばらんに意見を言い合う 「患者の救命」だけ考える 「次の治療」を考える ルール・プロトコール策定 コミュニケーション技術 どちらも分かる人が翻訳する Closed loop communication 具体的オーダー リクエスト 「〇〇してください」→「はい、〇〇します」 戦略の宣言・共有 「Angio室でTAE完了後、そのまま開腹します」 救急医 救急医 放射線 in IVR 科医 戦術の決定・共有 「凝固狂っているんでNBCAでお願いします」 戦略的な提案 実現可能性を含む 診療全体と処置の時間管理 Ope依頼など 評価の報告 「30分以内で止血完了して欲しいです」 既存のトレーニングコース→SSTT×DIRECT 振り返り Hot debriefing:可能ならば同日中に1回 Cold debriefing:後日しっかりと事後検証 教育・訓練
#37. まとめ)共通言語を用いつつ、互いの実力を知る 現場で対応すること、事後検証すること、どちらも大事 • JATECは外傷チームとしての「共通言語」として知っておくことが望ましい • 診療中は極力誤解や齟齬を減らすCommunicationを心掛ける • • Closed loop communicationを心掛ける • 必要な情報を取得、手技の内容や病変、予定時間を具体的に宣言する 診療後は、チーム全体で振り返りを行う 救急チーム、IVRチームのみならず、外科チームにも 参加してもらうことが望ましい (SSTT×DIRECTの受講はオススメです) • 上手くいった要因も失敗した要因も明らかにする • 戦略(移動の是非やOpe or IVR)と戦術(Deviceなど)を分けて振り返る
#38. Closed loop communicationで 具体的な戦術を宣言する 必要情報は能動的に取得する
急性腸管虚血診療における多職種協働
#39. IVRにおける多職種協働 〜SMAO・HERSを参考に〜
#40. 急性腸管虚血診療の特徴 急性腸管虚血診療は、(ちょっと)外傷診療に似ている(かも知れない) • 最終目標=「心身共に発症前に近い状態での社会復帰」 • 必要条件1:確実な救命 • 必要条件2:機能障害の最小化 → 「急性期死亡」を回避 「短腸症候群」「人工肛門」を回避 • • 必要条件3:整容的障害の最小化 病態の可逆性は時間経過の中で変わり、複数の診療チームが介入する • 複数の職種、チームが同じ方向を向かなければならない • 生理学的兆候が不安定な場合、治療の選択肢が狭まる
#41. 救”腸”の連鎖、もしくは、救”生”の連鎖 それぞれの職種・チームが果たすべき役割を果たし、相手にバトンを繋げる 早期発見 早期根本治療 集中治療 市民教育 院内体制整備 院内体制整備 トリアージ教育 技術訓練 腹部開放管理 STAT報告 デバイス更新 Advance Care Planning
#42. 早期発見を早期根本治療に繋げる「お節介」 それぞれの職種・チームが果たすべき役割を果たし、相手にバトンを繋げる 突然発症の腹痛!脈が不正だ! SMAOいるの? DOAC飲み忘れている! カテ準備?オペは? 情報提供 準備を前倒せる トリアージレベル適正化 SMAO疑いなら DYNAMICですよね! 右外腸骨蛇行強いです 情報提供 SMAはL1下縁です 撮影条件適正化 ZIO VINCENT SMAOありました! 画像再構成 STAT報告 経路設計
Hybrid ERにおける診療放射線技師の役割
#43. 診療放射線技師を起点に始まる多職種連携 うちのERでは「所見どうでしたか?」と看護師が診療放射線技師に質問しています • • 診療放射線技師としての通常業務に絡めると… • 緊急報告 = STAT報告+α • 追加提案 → 造影CT撮影を推奨する所見(上行大動脈拡大など) 当院での(もしかしたら独特かも知れない)診療放射線技師の動き • 怪しい画像を見付けたら、IVR医へ報告 • 後日でもIVRになるかも!と思ったら、Rawデータ保存
#44. 当院におけるHybrid ERの運用 救急科と放射線科がER看護師らと共にマネージメントしています 救急・集中治療 センター 看護単位はER 画像・IVR Hybrid ER 定期IVRも担当 INE取得可能 センター ER人員増加 ERからの引継ぎ 不要
#45. Hybrid ERには日勤専従2名の診療放射線技師がいます 担当者を定めつつ、夜間でも対応できる体制を目指しています 日勤帯 平日 休日 夜勤帯 専従2名 全勤務者2〜3名 応援適宜 専従1名(時々待機) 全勤務者2〜3名 全勤務者2〜3名 専従1名(時々待機) 専従1名(時々待機) 対象Modality 血管造影装(Canon) CT装置(Canon) X線単純撮影(島津) 上記に加えて 1.5T MRI(GE) X線TVシステム(島津)
#46. 当院HYBRID ERにおける診療放射線技師の役割と立ち位置 止まる事なく進んでいく診療において果たすべき役割と課題 • • 診療放射線技師は「放射線科医以上にAngio装置に詳しい専門職」 • 寝台操作や管球操作を委ねられることが多い • 蘇生的介入の場面では、Device管理を求められる • 他院の持ち込み画像で戦う場合、この事前読影が肝になる場合がある Hybrid ER system導入によるメリット • 普段、全体を通して見ることのない蘇生を一通り把握できる • 事後検証会などで他職種も交えて撮影方法などを相談できる
救急医と放射線科医の育成と協力
#47. HERS call:一過性のマンパワー拡充+準備の早期化 スイッチさえ押せば、人材と物資が集まるようにしたい HERS入室 + ショック or 外傷 院外コール 専門診療依頼: 該当科On callに連絡 CHATIS 蘇生人員確保: 院外のメンバーも覚知 全館放送 物資早期確保: Dr.Hurryと同様の連絡経路 蘇生用薬剤 セット補充 大量輸血準備 OR/内視鏡 各科救急医 (発注含) 準備 集合 兼任救急医:全員集合 指定診療科:On call招集 但、いずれも努力義務
#48. Hybrid ERを使いこなせる救急医を育てています 戦術理解に長けた救急医がコマンダーは正しい判断ができる 消防救命士 病院前診療 Damage control ER physician 院内救命士 初期診療 Commander system SSTT/DIRECT De nitive Therapist DCIR 内視鏡 TRAUMA SURGERY fi Hybrid ER physician OPE室 AG室
#49. 私見)当科的Hybrid ER Physicianのコアコンピテンシー 成長した結果から、成長の道筋を整理していく • 前提:救急専門医として救急疾患の鑑別・マネージメント・全身管理ができる • Definitive therapistとしての立場:手技そのもの以上に戦略決定の知識/理解 • 血管内治療の観点 → 末梢血管 + • 腹部救急的な観点 → IVR 外科・内視鏡 + 大血管治療 • IVR-CT装置に慣れた医者としての立場:「院内で最もHybrid ERに詳しい医者」 • 動線/装置:CアームやCTガントリの操作方法や手順 • 設計/運用:目的に合わせたプロトコールの設計など
#50. Hybrid ERで輝く救急が得意なIVR医も育てています 戦術理解に長けた救急医?救急を理解したIVR医? Acute Care IVRist 消防救命士 病院前診療 Damage control ER physician 院内救命士 初期診療 Commander system SSTT/DIRECT De nitive Therapist DCIR 内視鏡 TRAUMA SURGERY fi OPE室 AG室
今後の展望とまとめ
#51. 私見)Acute Care IVRistのコアコンピテンシー 救急を理解したIVR医が求められています • DCIRの実践者:技術のみならず適応判断に関する能力 • 技術:REBOAなど含むDevice、NBCAを含む塞栓物質 • 知識:TEVAR/EVAR、脳血管内治療、内視鏡治療、外科手術 • 救急診療のCollaborator:救急医療の何たるかに関する理解 • 診療方法:JATEC/JETECなどの診療プロトコール • 戦略戦術:外傷死の四徴、DCS、輸血療法など
#52. Hybrid ERで救急医と放射線科医が共に育つ Hybr id ER physicianとAcute Care IVRistは一緒に育てた方が良い 救急医は全身管理の目線を放射線科医へ伝え、 Massive Hemorrhagic Protocol Acute Care IVRist 外傷死の四徴への対処 救急医 Hybrid ER 放射線医 救急画像診断 Hybrid ER physician Angiographyの限界 放射線医は血管内治療や読影の見解を救急医に伝える