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内科での低用量ピル処方〈実践編〉

投稿者プロフィール
柴田綾子

淀川キリスト教病院

46,548

58

概要

内科における低用量ピル処方の流れについて、禁忌のチェックや副作用への対応、患者さんへの服用の説明まで実践的な知識を解説します。

本スライドは、2021年1月9日のAntaaオンライン配信「明日からできる!内科での低用量ピル処方」の講義スライドです。

遠見才希子先生による〈基礎編〉のスライドはこちらです。

https://slide.antaa.jp/article/view/ed36f2aae43449a7

【このスライドの解説動画はこちら】

https://qa.antaa.jp/stream/contents/103

本スライドの対象者

研修医/専攻医

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テキスト全文

内科での低用量ピル処方の概要と必須検査

#1.

 内科でおこなうピル処方 淀川キリスト教病院 産婦人科医 柴田綾子 ©春柴 実践編

#2.

Q1. 低用量ピルの処方    処方する前に必須の検査はどれか? 1. 内診   2. 採血  3. 血圧測定  4. がん検診

#3.

A. 低用量ピルの処方   処方する前に必須の検査はどれか? 1. 内診   2. 採血  3. 血圧測定  4. がん検診

低用量ピル処方の流れと禁忌のチェック

#4.

低用量ピル処方の流れ ◆が必須項目

#5.

低用量ピル処方の流れ ◆が必須項目 禁忌のチェック

#6.

1. 乳がん・子宮体がん    子宮頸がん(その疑い) 2. 血栓リスク      ピルの禁忌

#7.

1. 乳がん・子宮内膜癌   子宮頸がん(その疑い) 2.血栓リスク      50歳以上 血栓塞栓症・冠動脈疾患の既往   手術前~術後2週間   35才以上で喫煙1日15本以上     前兆のある片頭痛   重症の高血圧・糖尿病   ピルの禁忌

#8.

1. 乳がん・子宮内膜癌   子宮頸がん(その疑い) 2.血栓リスク      50歳以上 血栓塞栓症・冠動脈疾患の既往   手術前~術後2週間   35才以上で喫煙1日15本以上     前兆のある片頭痛   重症の高血圧・糖尿病   ピルの禁忌

低用量ピルの副作用と血栓リスクについて

#9.

1. 乳がん・子宮内膜癌   子宮頸がん(その疑い) 2.血栓リスク      50歳以上 血栓塞栓症・冠動脈疾患の既往   手術前~術後2週間   35才以上で喫煙1日15本以上     前兆のある片頭痛   重症の高血圧・糖尿病    慎重投与 ◆40歳以上 ◆BMI30以上

#10.

アスリートのための月経困難症対策マニュアル ー低用量ピルの上手な使い方

#11.

低用量ピル処方の流れ ◆が必須項目 血栓リスク

#12.

1.不正出血・吐き気・頭痛・むくみ  →飲み始めに少しでることがあります  →多くは3ヶ月以内に良くなります 2. 血栓症  →タバコ・高年齢・肥満は注意  →血栓のリスクがある方は▲ 低用量ピルの注意点2つ

血栓症のリスクと症状の確認方法

#13.

 低用量ピルの副作用への対応

#14.

【低用量ピル】血栓のリスク   1万人/年あたりの血栓発症率 ・ピル未使用       1 ~ 5 人 ・ピル使用       ◯ ~ ◯ 人 ・妊娠中         ◯ ~ ◯ 人 ・産後          ◯ ~ ◯ 人 Practice Committee of the American Society for Reproductive Medicine2016  PMID: 27793376.

#15.

【低用量ピル】血栓のリスク   1万人/年あたりの血栓発症率 ・ピル未使用       1 ~ 5 人 ・ピル使用        3 ~ 15 人 ・妊娠中         ◯ ~ ◯ 人 ・産後          ◯ ~ ◯ 人 Practice Committee of the American Society for Reproductive Medicine2016  PMID: 27793376.

#16.

【低用量ピル】血栓のリスク   1万人/年あたりの血栓発症率 ・ピル未使用       1 ~ 5 人 ・ピル使用        3 ~ 15 人 ・妊娠中         5 ~ 20 人 ・産後          40 ~ 65 人 Practice Committee of the American Society for Reproductive Medicine2016  PMID: 27793376.

アスリート向けの月経困難症対策と飲み忘れの対応

#17.

血栓症を疑う症状 “ACHES”

#18.

低用量ピル処方の流れ ◆が必須項目

#19.

アスリートのための月経困難症対策マニュアル ー低用量ピルの上手な使い方http://femaleathletes.jp/document/pdf/180829_dysmenorrhea.pdf ピルの開始は「妊娠していないことが確実な日」から *妊娠していないことが確実な場合    → 購入日から飲み始めることも可能

#20.

【飲み忘れの対応】 持田製薬HP

ピルの使用に関する誤解と注意点

#21.

1.実薬を7日間連続して飲んで効果が出る  →飲みはじめ~7日目までは避妊効果弱い  →別の避妊法の併用が必要 2. 2日以上の飲み忘れで効果が減る →再度7日連続で飲むまでコンドームは必須  *WHOでは3日以上の飲み忘れで効果減弱としている* ピルの避妊効果について

#22.

http://femaleathletes.jp/document/pdf/180829_dysmenorrhea.pdf 初経(初めての生理)以降に使えます ピルは何才から? *注意*添付文章の禁忌項目 骨成長が終了していない可能性がある患者[骨端の早期閉鎖を来すおそれがある。]

#23.

ピルの誤解 1. ピルは副作用が強い →近年はホルモン量が少なく   副作用も減ってます     2. ピルは太る  →1-2ヶ月むくむことがあります   太ることはありません     3. 不妊症になる  →ピルを飲むのを止めたら   排卵・妊娠できます

#24.

低用量ピル処方の流れ ◆が必須項目 ①子宮頸がん検診   2年に1回うけましょう ②性感染症予防  コンドームも併用

まとめと今後の展望

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