#4.
レッドフラッグ 見逃してはいけない疾患
を示唆する
徴候や症状
#5.
総論のまとめ スライド画像)広島大学病院 演者作成 ①primary survey
⬇
②レッドフラッグを示す疾患を確認
⬇
③緊急性の高い内因性疾患を確認
⬇
④意思決定~入院 or 帰宅(disposition)の判断 ●救急外来で確定診断は不要
●基本は翌日専門科を受診するよう指導すればOK
#6.
症例提示 【症例】
日曜日の夜,脳梗塞の既往があり抗凝固薬を内服している70歳女性が,階段から転倒
時に左下腿を打撲し,疼痛が続くため当院を受診した。
【評価と対応】
来院時バイタルサインは安定しており,左下腿の腫脹と疼痛を認めた(図1)。
骨折の可能性を考慮しX線検査を行ったが,明らかな骨折はみられなかった。
#7.
クイズ 追加で確認・評価しておくべきでしょう?
検査や身体所見として
最も適切なものを 3 つ選びなさい。
1.筋区画内圧の測定
2.他動的に関節を伸展させた際の疼痛の程度
3.末梢神経の感覚障害(しびれや知覚鈍麻)の評価
4.超音波検査(エコー)による骨折部位の血腫量の測定
5.血清クレアチンキナーゼ(CK)値の測定
#8.
分野:整形外科 【評価と対応】
骨折の可能性もあるが,歩行に大きな支障はないと判断されたためシーネを巻いた後いったん帰宅してもらい,翌日に近くの整形外科を受診するよう指示した。【経過】
帰宅後,患者の痛みが増強し足首も動かせなくなったとの連絡が家族からあった。
シーネを除去してみると,先ほどと比較してかなり腫脹していた。
骨折の可能性があると念のために整形外科にコンサルト。
来院した整形外科が腫れた下腿を見るやいなや,大慌てで筋区画内圧を測定し,
コンパートメント症候群と診断した。そのまま,緊急手術の方針となった。 診断はコンパートメント症候群だった…
#9.
下腿コンパートメント 下腿のコンパートメントは4つ存在 スライド画像) スライド作者作成
#10.
コンパートメント症候群 スライド画像)自験例 許可を得て掲載 ●筋区画内圧の上昇による血管・神経・筋肉への循環障害
●75%が長幹骨骨折(特に下腿・前腕)
●阻血で不可逆的な変化
神経2時間 筋肉6-8時間
#11.
OTA Core Curriculum Acute Compartment Syndrome スライド参考に作成 6P
Pain (痛 み) Paresthesia (知 覚 異 常)
Pulselesnes (脈 触 知 可)
Palor (蒼 白)
Paralysis(麻 痺)
Polar/ poikilothermia (冷 感) NSAIDsで効かない痛みはおかしい!
すべてそろってからは手遅れ!
#12.
筋区画内圧の計測
Aラインモニターを用いた簡易的内圧測定 スライド画像)広島大学病院 演者作成 スライド画像)獨協医科大学 救急及び外傷基本手技に関するサージカルトレーニング 資料より引用 理学所見と合わせて減張切開の判断を! ●コンパートメント内圧(CP)上昇の判断基準
①絶対値で判断▶30-40mmHg以上
②圧格差で判断▶(拡張期血圧-CP)>20-30mmHg
(平均血圧-CP)>30-40mmHg
#13.
筋区画内圧の計測 血管神経に注意
Aラインモニターを用いた簡易的内圧測定 スライド画像)広島大学病院 演者作成 スライド画像)獨協医科大学 救急及び外傷基本手技に関するサージカルトレーニング 資料より引用
#14.
筋区画内圧の計測 その2
下腿外側(腓骨側)の解剖と神経の走行
#15.
補足:次の一手は…
Double incisionでの減張切開 スライド画像)広島大学病院 演者作成 前外側切開
腓骨直上より
1cm前方 後内側切開
脛骨後縁より
2cm後方 スライド画像) 整形外科医のための手術解剖学図説 原著第5版より引用
#16.
前外側切開 スライド画像) 整形外科医のための手術解剖学図説 原著第5版より引用
#17.
後内側切開 スライド画像) 整形外科医のための手術解剖学図説 原著第5版より引用
#18.
クイズの正解はこちら 追加で確認・評価しておくべきでしょう?
検査や身体所見として
最も適切なものを 3 つ選びなさい。
1.筋区画内圧の測定
2.他動的に関節を伸展させた際の疼痛の程度
3.末梢神経の感覚障害(しびれや知覚鈍麻)の評価
4.超音波検査(エコー)による骨折部位の血腫量の測定
5.血清クレアチンキナーゼ(CK)値の測定
#19.
無料オンライン問題集を作りました▶
#20.
https://line.me/R/ti/p/%40339dxpov