#3. 【Take Home Message】 1) 全部を⼀気に覚えない。まず脊髄を輪切りして⇨次に半切りする。 2) 次に代表的な脊髄伝導路を思い浮かべる。 上⾏路(求⼼性・感覚性)は主に脊髄の背側(後⽅)に位置し、 体性感覚情報を末梢から中枢へ伝達する。 下⾏路(遠⼼性・運動性)は主に脊髄の腹側(前⽅)に位置し、 運動指令を中枢から末梢へと伝達する。 3) 仕上げ︓ 上⾏路の代表格は脊髄で反対側へ交叉する外側脊髄視床路と延髄で 交叉して反対側へ上⾏する後索路を覚える。 下⾏路の代表格である⽪質脊髄路(錐体路の⼀つ)は、その80-90% が下部延髄で交叉して反対側へ下⾏することを覚える。 よって、⼀側の脊髄レベルでの障害は、同側以下の運動障害(⿇痺)と 深部感覚障害、対側以下の温痛覚・粗⼤触・圧覚障害が起こる。