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外来での感染予防〜ゼンメルワイスについて知る〜

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2020/10/20
名郷直樹

武蔵国分寺公園クリニック

皆さんは「手洗いについての最初のエビデンス」をご存じですか?

本スライドでは、世界で初めて手指消毒により産褥熱が劇的に減少することを証明した“手洗いの父”イグナ・ゼンメルワイスの業績とともに、医療機関における手指消毒のポイントを解説します。

▼参照論文

Loudon I. Ignaz Phillip Semmelweis' studies of death in childbirth. J R Soc Med. 2013 Nov;106(11):461-3. PMID: 24158918

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3807776/

※本スライドは、2020年10月16日配信のAntaa News「Short Lecture」で使用したスライドです。配信アーカイブは以下よりご覧いただけます。

https://www.facebook.com/antaa/videos/395827355136433


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外来での感染予防〜ゼンメルワイスについて知る〜

  1. 外来での感染予防-ゼンメルワイスについて知る- 名郷直樹

  2. 自己紹介 1986年 自治医大卒 同年 名古屋第二赤十字病院研修医 1988年 作手村国保診療所 1992年 自治医大地域医療学 1995年 作手村国保診療所 2003年 社団法人地域医療振興協会 2006年 東京北社会保険病院臨床研修センター 2011年 武蔵国分寺公園クリニック 専門領域 医者

  3. 手洗いについての最初のエビデンス 産褥熱が 手洗いにより 「劇的に減少した」 「劇的」を数字に 医療現場における手指衛生のCDCガイドライン

  4. ゼンメルワイスについて ググってみました

  5. Semmelweis:  ゼンメルワイス 1818-1865 ハンガリーの産科医。 ブダペスト生まれ 手洗いの父 どうしたら産褥熱が減るか https://www.mmc.funabashi.chiba.jp/safety/files/6_7.pdf

  6. 手洗いについての最初エビデンス Semmelweis IP. Die Aetiologie, der Begriff und die Prophylaxis des Kindbettfiebers. [The Etiology, Concept, and Prophylaxis of Childbed Fever]. Budapest and Vienna: Harteleben, 1861 (translated into English by FP Murphy (1941), Medical Classics 5/5; and by KC Carter (1983). University of Wisconsin Press) 上記をまとめた論文 Loudon I. Ignaz Phillip Semmelweis' studies of death in childbirth. J R Soc Med. 2013 Nov;106(11):461-3 PMID: 24158918

  7. 研究その1 P:妊産婦 E:医師が分娩を行う第一病棟 C:助産師が行う第二病棟 O:死亡率 準ランダム化比較試験? 第一病棟:9.02% 第二病棟:3.38% J R Soc Med. 2013 Nov;106(11):461-3

  8. ゼンメイルワイスの考え 分娩の際に死体解剖室にいた医師が呼ばれることがあり、呼ばれた医師はそのまま死体解剖室から第1の分娩室に移動し、分娩に従事していた。 解剖室から出てきた医師の手には死体のひどい「におい」がついていた。 死体には死体微粒子(cadaverous particles)が存在し、この「死体微粒子」が医師から産婦に移されることにより産褥熱が生じるのであろう。

  9. 研究その2 P:第一病棟の妊産婦 E:手洗い励行 C:手洗い以前 O:死亡率 介入前後研究 手洗い以前:9.02% 手洗い以後:3.57% J R Soc Med. 2013 Nov;106(11):461-3

  10. 結果のまとめ

  11. ゼンメルワイスのその後1 病院幹部からゼンメルワイスに対する猛烈な反対運動が起こり、彼は1850年にウイーン大学を去りブダペストのペスト大学に移った。 彼はペスト大学産科教授となり、手洗いを徹底させることにより産褥熱による死亡を0.85%にまで減らした

  12. ゼンメルワイスのその後2 1861年「産褥熱の原因・概念・予防」を出版したが、彼の知見および出版物は当時の医学界では否定された。 彼は精神異常をきたしてウィーンの精神病院に入院し、1865年にその精神病院で死亡した 業務改善は発狂の危険を増やす? 気が狂ってはどうもこうもない

  13. 現代でどうか 手洗いの重要性について、どれくらいの効果と認識しているか 産褥熱が12%から1% 自分自身のことで言えば極めて怪しい クリニック全体においても ゼンメルワイスはいまだに成仏できていない?

  14. UpToDate

  15. 感染予防全体の「手洗い」の項 “手を洗うべき5つのポイント“ 患者の診察前 清潔捜査の前 体液に触れた後 患者の診察後 患者の周辺に触れた後

  16. どれくらいの効果か Hand hygiene — (中略) 症例対照研究において、医療従事者の手洗いの順守率が75%以上だと、インフルエンザ感染の相対危険が0.45( 0.27-0.89 )と示されている 元情報はletter マスク着用は0.79(0.41-0.99)

  17. 75%の順守率 それができれば苦労はしない わかっていてもできないことが問題では?

  18. 現状どれくらい順守されている? P:日本の医療施設で E: C: O:手洗いの順守率は

  19. どれくらい手洗いしているの Sakihama T, Honda H, Saint S, et al. Hand Hygiene Adherence Among Health Care Workers at Japanese Hospitals: A Multicenter Observational Study in Japan. J Patient Saf. 2016 Mar;12(1):11-7. PubMed PMID:24717527.

  20. 論文のPECOとデザイン P:4地域の病院の4つのユニットの医療従事者 E:内科医と C:ナースで O:患者ごとの手洗いの割合 横断研究

  21. 結果 内科医は順守率15.4%、ナースで22.4% ゼンメルワイスが泣いている うちのクリニックでは調べてさえいない

  22. 職場でどうするか まずは現状把握 順守率、アルコールジェル購入量のモニタリング 教育プログラム 職員でワークショップ(今やってる) 手洗い率の公表 個人のアルコールジェルの消費量をチェック? 目標設定とフィードバック アルコールジェル購入量2割増加 こうした取り組みを第一金曜日で

  23. 質問があれば 何でも聞いて下さい

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