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認知症

認知症治療薬一覧 〜病期別治療薬選択のアルゴリズム〜

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2022/3/1
2022/5/11 更新
イシヤク

薬剤比較

認知症治療薬に関して、アルツハイマー型認知症治療薬の特徴、病期別の治療薬剤選択のアルゴリズム、薬効ごとの作用機序や特徴、副作用についてまとめています。

また、各薬効に属する薬剤に関して、専門医コメントを掲載しています。

そのほかの薬剤について専門医コメントをご確認いただきた場合は、医師向け薬剤比較アプリ「イシヤク」(完全無料)でご確認ください。

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認知症治療薬一覧 〜病期別治療薬選択のアルゴリズム〜

  1. 認治療治療薬 薬効ごとのまとめ イシヤク

  2. 目次 1. Alzheimer(アルツハイマー)型認知症治療薬の特徴 2. 病期別の治療薬剤選択のアルゴリズム 3. コリンエステラーゼ阻害薬:ドネペジル・リバスチグミン・ガランタミン 4. NMDA受容体拮抗薬:メマンチン

  3. 認知症治療薬の特徴 商品名 (一般名) アリセプト (ドネペジル) レビー小体型 認知症の適応 NMDA受容体拮抗薬 軽〜中等度 24mg 軽〜中等度 18mg 中等度〜重度 20mg ○ × × × ただし、高いエビデンスがあり保険適用外では あるが試す価値あり 有効性は明らかではなく、幻覚妄想を悪化させるリ スクあり 4.5mg(1ヶ月)→9mg(1ヶ月)→13.5mg (13.5mgまでは臨床的効果なし。1ヶ月) →18mg(基本容量) 5mg(1週)→10mg(1週)→15mg(15mgまでは BPSD改善目的。効果のある用量で継続。 1週) →20mg(中核症状改善効果) ① 3mg(臨床的効果なし。副作用の確認のみ。 2週間)→5mg ② 5mg(1ヶ月)→10mg 用法 1日1回 8mg(臨床的効果なし。1ヶ月) →16mg(基本容量。1ヶ月) →24mg(増量も可) 1日2回 1日1回貼り替え 下痢、吐き気、食欲不振、易怒性 副作用 中止検討 メマリー (メマンチン) ①軽〜中等度 5mg(12週後から認知機能の改 善が認められる) ②重度 10mg 用量 備考 リバスタッチ・イクセロンパッチ (リバスチグミン) コリンエステラーゼ阻害薬 基本的には効果に差がない。価格や投与経路で選択 機序 アルツハイマーの 適応 レミニール (ガランタミン) 易怒性亢進が明らかな場合は減量・中止・変更 を検討。嘔気は投与開始時、増量時に出現しや すく、高用量ほど発現割合が高い。ドンペリドン が有効な場合あり コリンエステラーゼ3剤の中で1番ADAS、 MMSEの改善が見込まれる。ただし、半減期が 短いため1日2回であり服薬アドヒアランスは低 下しうる 1日1回 めまい、便秘、ふらつき、幻覚妄想 ドネペジルやガランタミンで眠気や BPSDの悪 化などで継続困難になった症例に使用 保険適応はアルツハイマーだが、認知症を伴う パーキンソン病やレビー小体型認知症において BPSDにも改善があると報告されている 6ヶ月使用で改善が見られない場合・副作用が目立ってきた場合 認知症終末期(FAST>7c:誤嚥性肺炎、尿路感染、敗血症、褥瘡多発( stage3,4)、持続する発熱、摂食障害による 6ヶ月以内

  4. 病期別の治療薬選択のアルゴリズム 中等度 重度 ChEI1剤選択 ChEI1剤か メマンチンを選択 ドネペジルかメマンチンを選択 ドネペジル5mgの場合、10mgに増量 Or ドネペジルとメマンチンの併用 効果なし・不十分・ 減弱/副作用 効果なし・不十分・ 減弱/副作用 軽度 他のChEIに変更 効果なし・不十分・ 減弱/副作用 投与中止 他のChEIかメマンチンに変更 Or ChEIとメマンチンの併用 効果なし・不十分・ 減弱/副作用 効果なし・不十分・ 減弱/副作用 投与中止 投与中止すると、急速に認知機能低下進行例があるため、投与中止の判断は慎重に 投与中止 認知症疾患診療ガイドライン 2017

  5. コリンエステラーゼ阻害薬 作用機序 脳内の神経伝達物質アセチルコリンの量を増やし、アルツハイマー型などの認知症による記 憶障害などの症状の進行を遅らせる。 特徴 アリセプト、レミニール、イクセロン /リバスタッチの 3種類があり、3つの薬剤の治療効果には明 確な差はない とされる。 副作用 食欲不振、悪心・嘔吐、下痢などの消化器症状 が、投与開始初期や薬の増量時などに起こり やすい。ただし、投与を継続していくにつれて症状が和らぐ場合が多い。 専門医 コメント アリセプトは1日1回、レミニールは 1日2回、イクセロン /リバスタッチは 1日1回貼り替えの貼付 剤となる。注意すべき点はこの薬剤で易興奮性が増したり、行動が激しくなり、まれに徘徊が 強く出ることである。処方時には患者家族にその点を注意して観察するように説明するとよい。 (神経内科 エスディー)

  6. ドネペジル 臨床的効果なし 副作用を確認 基本量 軽〜中等度AD 重度ADのみ 3mg 5mg 10mg 2週間 4週間 【副作用】 消化器症状(下痢・嘔気嘔吐) ・投与開始時、増量時に出現しやすく、高用量ほど発 現割合が高い ・ドンペリドンが有効な場合あり 頭痛

  7. リバスチグミン 基本量 軽〜中等度AD 臨床的効果なし 4.5mg ①3ステップ漸増法 4週 18mg 13.5mg 9mg 4週 4週 4週 ②1ステップ漸増法 (忍容性が良好な症例のみ) 【副作用】 貼付部位の皮膚炎症 →保湿剤 or 炎症が持続する場合はステロイド外用 薬の使用

  8. ガランタミン 臨床的効果なし 基本量 8mg 16mg 4週 軽〜中等度AD 症状に応じて増量 24mg 4週

  9. NMDA受容体阻害薬:メマンチン 作用 機序 脳内のNMDA受容体に対して阻害作用を示し、この 受容体の過剰な活性化を防ぎ、神経細胞障害、記憶 や学習障害を抑える。 特徴 アルツハイマー型認知症の中等度〜重症に対して は進行抑制が報告されているが、軽度〜中等度へ の効果は境界線上にあるとされる。 コリンエステラー ゼ阻害薬に併用可能 。 専門 医 コメン ト 本邦ではメマリーのみ使用可能。腎機能障害患者に は減量して使用する。興奮性を抑える効果があるた め、易興奮性の患者に使用しやすい一方で、傾眠を 呈する患者もいる。 1日1回処方だが、夜間の興奮を 抑える場合は夕方から眠前に投与すると良い。(神 経内科 エスディー)

  10. イシヤク 医師向け薬剤比較アプリ「イシヤク」では、全 薬剤に専門医コメントを掲載しています。 ご興味のある方は、 Appleストア・Googleプ レイで「イシヤク」で検索して是非ダウンロード してみてください。 https://bit.ly/3FJmFc9

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