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クリスマスはサンタが来るから小児救急受診数少ないのでは?

投稿者プロフィール
住吉翔元

大阪大学医学部附属病院

22,964

22

概要

クリスマスにオンコール入っていて、込み上げてきた怒りパワーを糧に作成しました。

本スライドの対象者

医学生/研修医/専攻医

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テキスト全文

  • #1.

    クリスマスはサンタが来るから小児救急受診数少ないのでは? 市立福知山市民病院 総合内科 住吉 翔元

  • #2.

    クリスマスにプレゼントがもらえる ▼サンタクロース(以下サンタ)はクリスマスに 小児のもとに訪問しプレゼントを渡す。 ▼12月24日深夜から12月25日早朝にかけてサンタ がプレゼントを置いていくと推測されている。

  • #3.

    クリスマスはベッドにいたいはず ▼サンタクロースは眠っている小児のもとへ訪問する。(筆者が筆者親から聴取) ⇀睡眠中にしか訪れないサンタを迎えるためには、 サンタが来る時間にベッドにいる必要がある。 ベッド以外の場所で起きていることは、年1回の機会を 損失するハイリスクであると仮にサンタを見たくとも、 小児は考えるはずである。

  • #4.

    クリニカルクエスチョン クリスマスはプレゼントをもらうために 何としても家にいたいと考える小児が多い? ⇀多少の症状なら我慢してしまう小児が相次ぎ クリスマスの救急外来は受診数が少ない 可能性があるのでは?

  • #5.

    調べる前に決めておきたいこと ▼サンタは何時にプレゼントを置くか? ▼サンタに影響される年齢は?

  • #7.

    就寝:22時ごろに小児は寝る

  • #8.

    起床:6時30分には小児は起きる

  • #9.

    サンタは22時から6時までに訪問する ▼小学生はだいたい22時に就寝、6時30分に起床 ⇀サンタは22時頃から低年齢の小児のもとに訪問を始め、  遅くとも朝6時までにはプレゼントを配り終える  と聡明な小児なら辿り着くはず。 ▼21時以降受診すると帰宅が22時を超えるリスクあり。 ⇀救急外来を21時から6時に受診すると  プレゼントをもらえないハイリスクである

  • #10.

    サンタに影響される年齢は? ▼筆者のもとには10歳以降サンタが訪問しなかった ▼筆者の周囲では12歳を境目にサンタが訪問しなく  なった例が多い ▼あまり低年齢だと、サンタのことを深く考慮しない    可能性がある ⇀サンタに影響されるのは小学生(6-12歳)と仮定する。

  • #11.

    これまでの考察をベースに当院でのクリスマスの救急外来を検討した

  • #12.

    目的 クリスマス(12月24日深夜帯)の 小児救急外来受診数を、他の日と比べることで、 サンタが影響する小児救急受診控えがあるか 検討する

  • #13.

    方法 サンタの影響を受ける、21時から6時の受診 を深夜帯とする 例:12月21日深夜帯⇀21日 21時から22日 6時 小児科、その内 小学生1-6年生の数を計測

  • #14.

    方法 ウイルス性上気道炎の流行状況などもあり、 なるべく近い日付を対象とした。 年末年始にかかり、帰省中の小児受診数増などのバイアスが生じることを懸念し、 クリスマスとの比較は、その直近でクリスマスを含む、12/21-27の7日間で行う。

  • #15.

    方法 単施設カルテレビュー(市立福知山市立病院) 2006年から2020年の計15年間の 12月21日から27日の期間 小児科 深夜帯救急受診数を計測(外科含む)

  • #16.

    結果 2006-2020年の夜間(21時-翌朝6時)小児救急受診数 12月24日 他の日より受診数多い??

  • #17.

    結果 有意差こそないが 多い傾向あり

  • #18.

    考察 ・対象の小学生の群に統計学的有意差は指摘できず。  全体ではクリスマスはむしろ受診数増の可能性あり ・病院に行った小児にプレゼントを渡さない、という  サンタがそもそもいない可能性あり。 ⇀小児は受診控えまで考えないかもしれない ・症例数の少なさ、12/23の祝日が含まれている、都会と田舎の違いなどさまざまなバイアスが挙がる。

  • #19.

    結論 ▼わが街 福知山市ではクリスマスのサンタに  よる小児救急受診控えは考えなくともよい、  むしろ多い可能性あり ▼都会の病院など、受診数の多い施設での検討  が必要である。

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