1/17
市中病院
アルコールの問題を抱える患者さんにであったら
#精神科 #コンサルテーション #アルコール依存症 #飲酒量低減治療 #SBIRT #CAGE #AUDIT-C #ブリーフ・インターベンション #陰性感情 #飲酒日記
25
7,078
最終更新:2021年12月20日
周術期ってステロイド・免疫抑制剤どうする?
#関節リウマチ #ステロイド #周術期 #膠原病内科 #SLE #MTX #JAK阻害薬 #周術期合併症 #免疫抑制剤
190
117,228
最終更新:2022年3月5日
HCV抗体陽性と言われたら? コンサルテーションシリーズ
#コンサルテーション #C型肝炎 #HCV #DAA #HCV抗体検査 #消化器内科 #マヴィレット
133
11,900
最終更新:2021年12月9日
もう迷わない!ピロリ菌の検査と除菌 コンサルテーションシリーズ
#PPI #コンサルテーション #消化器内科 #ピロリ菌 #除菌 #尿素呼気試験 #便中抗原測定 #内視鏡
164
18,361
最終更新:2021年12月19日
【5分で学べる】ERでの低血糖治療のまとめ【ER頻用薬シリーズ】
#救急外来 #救急科 #みんなの救命救急科 #糖尿病内科 #初期研修医 #内分泌
158
25,893
最終更新:2022年7月9日
ちゃんとできる!糖尿病診療!
#プライマリケア #総合診療 #家庭医療 #内科 #糖尿病 #インスリン #知識をつなぐ2020 #血糖値 #HbA1c #血糖降下薬
1,368
702,331
最終更新:2022年4月10日
誰でもできる!カーボカウント<実践編>
#ノボラピッド #ルムジェブ #アピドラ #ヒューマログ #GI値 #フィアスブ
3
343
最終更新:2023年2月6日
誰でもできる!カーボカウント<導入編>
#1型糖尿病 #糖質量 #ICR #基礎カーボカウント #カーボカウント #応用カーボカウント #300/400/50ルール #CIR #インスリン効果値 #インスリンスライディングスケール #計算式 #ISF
10
581
最終更新:2023年2月6日
妊娠糖尿病〜妊娠中・出産後の管理の全て〜
#周産期合併症 #特定健診 #Ⅱ型糖尿病 #SMBG #血糖 #妊娠糖尿病 #食事療法 #体重管理 #グリコアルブミン
30
2,533
最終更新:2023年1月26日
症状なくても気をつけろ!高Ca血症のマネジメント
#PHPT #原発性副甲状腺機能亢進症 #ビタミンD #MEN #多発性内分泌腺膿症
117
15,442
最終更新:2022年12月28日
アメリカの骨粗鬆症ガイドラインから 適切かつ簡潔な骨粗鬆症マネージメントを考える
#整形外科 #内科 #外来診療 #骨粗鬆症 #内分泌内科
121
33,283
最終更新:2022年11月23日
全人的医療に基づいた糖尿病診療
#糖尿病
30
22,168
最終更新:2022年8月18日
どんなときに糖尿病専門医へ コンサルトすれば良い? 舞浜太郎 日本糖尿病学会専門医
コンサルトする前って不安になる・・・ これくらいでコンサルト してくるなって 怒られないかな・・・ 術前の人は コントロール良ければ コンサルト不要ですか? どのタイミングで専門医に紹介するかわからない!!! そこで専門医が考える積極的にコンサルトしてほしい症例3選
①3種類以上内服してもHbA1c>8% 糖尿病なんて内服追加 していくだけだから だれがやっても同じだろう 糖尿病って奥深くて 内服追加だけが治療の 選択肢ではないんです!
4.
--コンサルトした方がよい理由-• 悪化要因の検索:悪性腫瘍、インスリン分泌の低下(1型の 発症)、薬剤(ステロイドなど)、生活習慣の変化、加齢など • 生活習慣次第で患者ごとに最適と考えられる治療は変わる (服薬回数多くて飲み忘れ多い、介護が必要で注射の方が 管理しやすいなど) • インスリンを早期に使用することで自己分泌を保てるケースも あるからぜひ紹介を!
5.
例:ビグアナイド薬、DPP-4阻害薬、SGLT2 阻害薬内服中でHbA1c 7→9%に上昇傾向 • 悪性腫瘍→造影CT、腹部エコー、腫瘍マーカー • インスリン分泌の低下(1型発症) →血中Cペプチド(血糖値も同じタイミングで)、抗GAD抗体 • 薬剤→他院でのステロイドの内服や注射 (セレスタミン内服も要注意) • 生活習慣→過食・間食などの変化、運動習慣の変化 (テレビでアーモンドの特集見て食べすぎている等) これらを同時に評価しながら次の一手を (GLP-1受容体作動薬かインスリン入れることが多いかな・・・)
6.
糖尿病の先生にはこう思われるかも・・・ そしたら多くの患者を 紹介されることになる! 外来枠に入りきらない! ・病院や地域ごとの専門医のマンパワーによる部分はあるけど・・・ ・血糖値で困っていたらコンサルトしてください! ある程度よくなったら戻しますのでよろしくお願いします あくまでも一例なので基準は自分の病院の糖尿病専門医と すり合わせできるとベストです!!
7.
②糖尿病患者の周術期には声かけて 糖尿病内科忙しそうだし この人コントロールいいから 声かけないけどいっか お気遣いありがとう ございます。でも、 本当に大丈夫ですか?
8.
--糖尿病患者の周術期-• そもそも中等度以上の手術は事前には内服→インスリンへの変 更が推奨されている(全身麻酔を要する手術など) • 術前の休薬期間はSGLT2阻害薬(3日前~)、メトホルミン (日数の明記はないが概ね2日前~)以外は明記なし • 手術の侵襲でも休薬指示が変わることがある 悪くなってからよりは早めに介入したい・・・(個人の意見です) メトホルミンの適正使用に関するRecommendation. http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/recommendation_metformin.pdf, (参照 2021-12-3) SGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation. http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/recommendation_SGLT2.pdf, (参照 2021-12-3)
9.
糖尿病の先生は早く連絡くれると喜びます • 手術が決まったら早めに糖尿病専門医の受診をお願いします • 血糖コントロールが悪い場合は血糖コントロール改善のための 入院を要する場合があります (紹介前に患者さんに伝えてもらえると助かります) • コンサルト時は絶食期間などもあわせて教えてください
10.
③化学療法が予定されているとき 患者さんの方から 伝えるように指示出したから 大丈夫でしょ 患者さんが伝え忘れることも・・・ シックデイの対策も説明しますので ぜひ一報下さい!
11.
--化学療法で気を付けたいこと-• 化学療法で食事摂取量低下するときはシックデイ対策が必要 通常通りの内服を行うと低血糖の恐れがある 内服スキップすると高血糖になる可能性が高い • デカドロンなどのステロイドが投与される場合は多くの場合 血糖値が上昇するためインスリンに変更することが多い (手技の習得に時間がかかるため、初回入院だと助かります) *シックデイ:糖尿病患者が発熱、下痢などを来し食事摂取ができないときのこと HHS(高浸透圧高血糖症候群)やDKA(糖尿病性ケトアシドーシス) 発症のリスクになる
12.
糖尿病の先生にも情報の共有を • 化学療法の内容や回数などは患者はわかっていないことが 多いので、手間がかかっても知らせてほしい • 術前化学療法など回数が少ない場合は内服追加にすることも あるが、本人の状態や化学療法の内容次第 *ステロイド投与時は食後血糖値の上昇がメインのため 超速効型インスリンでのコントロールが基本 (持効型は不要なことが多い)
13.
(当たり前だろのあなたにさらなるお願い) コンサルトの時、当科的に嬉しいポイント • コンサルト前にHbA1c追加、入院中なら血糖7検 (各食前、食後2時間、眠前) 嬉しい!ありがとうございます! • 抗GAD抗体と血中Cペプチド(と血糖値)もあわせて測定 気が利いてる!今後もどんどん紹介してください! • インスリン導入や入院の可能性伝えてくれる 神!!!受け入れが全然変わるので本当助かります!
14.
TAKE HOME MESSAGE • 非専門医なら3種類以上使用してHbA1c 8%以上なら紹介を • 周術期の方、化学療法予定の方などは早めに連絡ください! • 糖尿病内科に受診させる前にHbA1c、血糖測定お願いします! 可能なら抗GAD抗体、血中Cペプチドもお願いします
15.
DM便り①生活習慣の変化に気を付けよう • 糖尿病悪化しているとき 「食べ過ぎ」「運動しなさすぎ」「加齢」だけで片付けない! • 悪化があったときは 「食事とか運動とかどうですか?」など質問して確認する癖を つけましょう! ポイントは結果を言う前にオープンクエスチョンで聞くこと! 患者は薬増やされたくないから食べ過ぎてなくても「食べすぎたかも」ということも・・・
16.
DM便り②悪性腫瘍(特に膵癌) • 初発のコントロール不良、急激に悪化時は必ず鑑別に入れましょう • 高齢、やせ型、膵癌家族歴、喫煙、大量飲酒、慢性膵炎やIPMNの 既往などがある人には積極的に検査を(エコーでは見つけきれない 事も多いから行うなら造影CTかMRI、腫瘍マーカーは参考程度に) • 患者の負担も増えるから「全例やりましょう!」とは言えないけど、 悪化する原因が特定できない状況ならやる! • 膵癌を早期発見できるチャンスなので微細なHbA1cの変化を見逃さない