#4.
C型肝炎の検査 ① 肝炎の進行度の評価 慢性肝炎or肝硬変でC型肝炎の治療内容(期間,薬剤)が異なる. 超音波エラストグラフィで非侵襲的に肝臓の硬度を測定する. 肝線維化 F0/1 F2 F3 F4(肝硬変) 血小板数 15-18万 13-15万 10-13万 〜10万 日常診療では血小板数 でも評価可能!
#5.
C型肝炎の検査 ② genotype検査 (genotypeは6つに分類される) genotypeでC型肝炎の治療内容(期間)が異なる. 日本ではgenotype1bが70%を占め,3-6はほとんど存在しない. genotype検査は保険未収載で,HCVのserotypeが利用されている. serotype 1グループ 2グループ genotype 1a/1b 2a/2b
#6.
C型肝炎の治療 長らく,インターフェロンが用いられてきたが副作用の問題あり. 2011年DAA(Direct Acting Antiviral)(直接作用型抗ウイルス薬) 登場 内服薬だけで治療可能となった! すべての慢性肝炎,肝硬変が治療対象! ウイルス排除(SVR)率はほぼ100%で,治療期間は最短8週間. 併用禁忌薬や薬剤耐性例は存在するが,副作用は一般的に軽い.
#7.
DAAの種類と特徴 薬品名 阻害領域 SVR率 期間 特徴・注意点 ソバルディ® (SOF) NS5B 97% 12W 高度腎機能障害は禁忌 ハーボニー® (LDV/SOF) NS5A/NS5B 100% 12W 当初,最も使用されたDAA 高度腎機能障害は禁忌 エレルサ+グラジナ® (EBR+GZR) NS5A+NS3 95% 12W 透析症例使用可能 併用禁忌薬が多い マヴィレット® (GLE/PIB) NS5A/NS3 8W:99% 12W:100% 8-12W 全てのgenotypeに 使用可能 エプクルーサ® (VEL/SOF) NS5A/NS5B 12W:92% 24W:97% 12-24W 唯一,非代償性肝硬変に 投与可 慢性肝炎および代償性肝硬変にはマヴィレットが第一選択薬!
#8.
治療の実際 慢性肝炎,代償性肝硬変 マヴィレットの場合,1日1回3錠 genotypeが1型または2型 いいえ 慢性肝炎 いいえ 8週間服用 12週間服用 治療前に肝臓がんが ないことは確認必須! 非代償性肝硬変 エプクルーサ配合錠のみで12週投与 ※重度の腎機能障害(eGFR<30),透析患者は禁忌
#9.
C型肝炎の治療後のフォロー ü 治療後のC型肝炎SVR例におけるHCV-RNAの陰性化は 通常持続的である. ü SVR後に肝細胞がんの発生リスクは有意に低下するが 完全には消失しない. ü SVR後の5年・10年発癌率は,2.3-8.8%,3.1-11.1%と報告あり. C型肝炎治療ガイドライン,2020より SVR後も定期的なフォローアップは必要! 画像検査は3-6ヶ月毎を目安に行う.
#10.
まとめ üHCV抗体陽性は放置せずにコンサルトしよう! üC型肝炎は内服薬で短期間で治療できる! ü治療終了後も定期的なフォローアップを行おう!