テキスト全文
#1. Short-term Outcomes of the Study of Refeeding to Optimize Inpatient Gains for Patients With Anorexia Nervosa-神経性食思不振症患者に対して、高カロリー投与と低カロリー投与の治療成績- JAMA Pediatr, 2021 Jan; 175(1): 1–9.
Andrea K.Garber,PhD, RD
抄読会 研修医O先生
2022/5/30
#2. ●管理人コメント 当院においてANのために入院する症例は、基本的に絶対入院の適応といわれる標準体重の55%程度というケースが多いので、1200kcalでもドキドキしてしまいますね…
あとは米国のmean BMIがどれくらいか、という点も話題になりました(こちらのサイトだとBMI平均30、という記載もあったので、日本ともだいぶイメージが違うのかもしれません)
そこまで重症でないパターンでは比較的早期のカロリーアップが目指せそうですが、電解質異常は両群で起こるようなので注意が必要ですね
#3. Introduction 神経性食思不振症(AN)の入院患者に対する標準的な栄養投与は、リフィーディング症候群のリスクを抑えるために、低カロリーから慎重に進めるものだが、入院期間が長期になる。
限られた研究だが、高カロリー投与はリフィーディング症候群のリスクを増加させることなく、予後を改善させることを示唆している。
神経性食思不振症患者に対する低カロリー投与と高カロリー投与の短期的な有効性、安全性、費用を比較する。