Antaa Slide

医師・医学生のためのスライド共有

ログイン

アプリだとスライドの中のお気に入りの1ページを保存できます

インストール

1/84

足を診る!〜はじめの一歩〜

  • 総合診療科

  • 整形外科

  • 初期研修医向け
  • 整形外科
  • 総合診療
  • 足病医学
  • 足の診察
  • 医学生向け
  • インソール
  • 回内
  • 外反母趾
  • 足底腱膜炎
  • モートン神経腫
  • アライメント
  • 扁平足

35,706

43

2021/4/1
2021/5/6 更新

本スライドの対象者

専攻医

内容

『明日、患者さんの足が診たくなる』ことを目標に、足の診察の入門編としてぜひご活用ください!

〜主なスライド内容〜

第1章:足病医学の基礎知識

第2章:「回内」について

第3章:足の診察方法

第4章:実際の足の個性

第5章:治療方法

2021年3月31日に配信された「足を診る!〜はじめの一歩〜」の講義スライドです。配信のアーカイブ視聴はこちらから↓

【URL】

https://qa.antaa.jp/stream/contents/186

岡部大地

下北沢病院/株式会社ジャパンヘルスケア


関連するスライド

病棟での輸液の組み方!

#看護師 #初期研修医向け #輸液 #研修医

1,224

1,256,657

最終更新:2022年5月4日

とりあえずできる!漢方治療!

#プライマリケア #総合診療 #家庭医療 #プライマリ・ケア #漢方 #風邪 #胃腸炎 #東洋医学

283

89,257

最終更新:2022年4月10日

膠原病におけるステロイドの使い方

#ステロイド #研修医 #医学生向け #膠原病内科 #膠原病

130

29,505

最終更新:2022年4月30日

サーファーズミエロパチーについて

#一般向け #整形外科 #神経内科 #サーファーズミエロパチー #脳神経外科 #脊髄外科

24

46,768

最終更新:2020年3月30日

地域で働く✖地域で子育て

#総合診療 #プライマリ・ケア #地域医療

3

5,827

最終更新:2020年11月13日

発展途上国で総合診療医として働く

#総合診療 #発展途上国 #キャリア

10

8,552

最終更新:2020年10月27日



診療科ごとのスライド

内科(300)

消化器内科(48)

循環器内科(69)

呼吸器内科(69)

血液内科(29)

糖尿病内分泌代謝内科(41)

腎臓内科(23)

アレ膠リウマチ内科(24)

脳神経内科(86)

総合診療科(112)

救急科(314)

外科(29)

消化器外科(2)

呼吸器外科(1)

乳腺外科(0)

整形外科(73)

脳神経外科(13)

泌尿器科(21)

形成外科(15)

皮膚科(23)

眼科(17)

耳鼻咽喉科(12)

歯科口腔外科(8)

リハビリテーション科(7)

心臓血管外科(3)

小児科(37)

産婦人科(42)

精神科(57)

放射線科(44)

麻酔科(12)

緩和ケア科(20)

感染症科(173)

産業医(6)

初期研修医(258)

その他(260)


足を診る!〜はじめの一歩〜

  1. 足を診る! はじめの一歩 2021.3.31 代表取締役医師/足病医(医学博士) 岡部大地

  2. 本日の流れ 2 第1章 足病医学の基礎知識 第2章 「回内」について 第3章 足の診察方法 第4章 実際の足の個性 第5章 治療方法

  3. 本日のゴール 明日、患者さんの足が診たくなる メイン対象者 足をあまり診たことがない研修医、医師、医学生 足の整形外科的な基礎知識を身につけたい先生 3

  4. 自己紹介 アメリカ 15,000 人 日本で数少ない 足病医/代表取締役医師 岡部大地 日本唯一の足専門病院 勤務 医学博士 日本医師会認定 産業医/健康スポーツ医 千葉大学予防医学センター 客員研究員 4

  5. 株式会社ジャパンヘルスケアについて 所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町29-31清桜ハイツ204 設立:2017年6月2日 資本金:27,000,750円(資本準備金を含む) 従業員数:11名(正社員3名) 事業内容:オーダーメイドインソールの開発提供 足の健康診断の開発提供 歩行解析システムの開発提供 VISION 100歳まで歩ける社会をつくる MISSION 筋骨格系疾患の予防システムを構築する 5

  6. 足病医学とは? 足における研究、診断、医学的治療 や外科手術を専門にする医学 6

  7. 日本は足病医学が遅れている 日本 2003年 日本フットケア学会 創立 2009年 日本下肢救済・足病学会 創立 2019年 日本フットケア学会と日本下肢救済・足病学会が合併し、日本 フットケア・足病医学会 創立 欧米 ドイツ:16世紀には現在では足病専門医である「ポドローゲ」 アメリカ:1895年に足病専門医の国家資格「ポダイアトリスト」 イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどにも足病専門 医の国家資格あり 7

  8. 第1章 足病医学の基礎知識 〜まずは概観を掴みましょう〜 • 足の重要な役割 • 基礎中の基礎バイオメカニクス 8

  9. 足が大事な理由は何でしょうか? 9 第1章 足病医学の基礎知識

  10. 足が大事な2つの理由 1.身体の土台 • • 身体の中で最も体重がかかる(歪みやすい) 土台が崩れると上まで姿勢が崩れる(腰痛、 肩こりにも) 2.唯一地面に触れる接点 • • 10 運動の起点になる(運動生成の起点) 衝撃緩衝を行う(できないとメカニカルスト レスが波及) 第1章 足病医学の基礎知識

  11. 足の衝撃緩衝機能 ゆっくり着地することで、衝撃が減少する 足がたわむことで、弾性エネルギーを持つ 加えて足のロッカー機能で、位置エネルギーを前に進むエネ ルギーに変える 11 第1章 足病医学の基礎知識

  12. 腰痛の原因が足のこともある 扁平足 過回内 脚長差 母趾MTP関節障害 足関節の不安定性 O'Leary, et al. A systematic review: The effects of podiatrical deviations on nonspecific chronic low back pain. Journal of back and musculoskeletal rehabilitation. 26. 117-23. (2013) 12 第1章 足病医学の基礎知識

  13. 扁平足があると腰痛2倍 腰痛 % 10 ひざ痛 ※ 10% 2倍 5 0 ※p<0.0001 1.75倍 5% 扁平足なし 軽度扁平足 7% ※ 4% 中等度扁平足 重度扁平足 扁平足なし 軽度扁平足 中等度扁平足 重度扁平足 (81581人、15698人) (3341人、808人) 97,279人のイスラエル軍人 Kosashvili Y, et al. between pes planus and anterior knee or intermittent low back pain. Foot Ankle Int. 2008 Sep;29(9):910-3. 13 第1章 足病医学の基礎知識

  14. 足トラブルの割合は? 足トラブル:男性 50%、女性 75% 扁平足:男性 26.5%、女性 25.7%(60歳以上)[1] 外反母趾:男性 13%、女性 30%(18〜65歳) 65歳以上で35.7%[2] 足底腱膜炎:10%、ランナーの22%[3] 足に問題を抱えている人は多い [1]大塚ら:地域在住高齢者における扁平足と足の自覚症状, および肥満との関連. 公衆衛生誌.2003 [2]Nix S et al. Prevalence of hallux valgus in the general population: a systematic review and meta-analysis. J Foot Ankle Res. 2010 [3] Buchanan BK, Kushner D. Plantar Fasciitis. [Updated 2020]. 14 第1章 足病医学の基礎知識

  15. 足の解剖 MP関節 距骨下関節 15 第1章 足病医学の基礎知識

  16. 用語の整理 基礎運動学 16 医歯薬出版 臨床足装具学 医歯薬出版株式会社 左右軸 矢状面 垂直面 水平面 前後軸 前額面 複合軸 底屈・背屈 内転・外転 (内旋・外旋) 内反・外反 (内返し・外返し) 回内・回外 第1章 足病医学の基礎知識

  17. 必ず起こる3点接地 足は関節運動を駆使して、必ず 「踵骨」 「第1中足骨頭」 「第5中足骨頭」 を床面に適応させる。 17 第1章 足病医学の基礎知識

  18. ちょうつがい 1軸性関節は蝶番のように軸がある ちょうばんうんどう 蝶番運動と呼ばれ、軸を中心にして回る 18 第1章 足病医学の基礎知識

  19. 距腿関節 底屈、背屈運動がメインになる 19 第1章 足病医学の基礎知識

  20. OKCとCKCによる運動表現の違い 荷重しているかどうかで動く骨が変わる OKCでの運動は、近位に対 しての遠位の動きを表す。 CKCでの運動は、遠位に対 しての近位の動きを表す。 OKC(open kinetic chain) CKC(closed kinetic chain) 大腿骨に対して 脛骨に対して 脛骨が屈曲・伸展している 20 大腿骨が屈曲・伸展している 第1章 足病医学の基礎知識

  21. 第2章 「回内」について 〜これを知らずして足は語れない〜 • 回内とは • 回内の問題が増えたのは寿命が伸びたから • 回内で起こる数々の疾患 21

  22. 症例:39歳男性 主訴:母趾MP関節の痛み、第二中足骨頭底部のタコ 荷重位後足部 荷重位側面 どんな足でしょうか? 22 第2章 「回内」について

  23. 著明な回内足 後足部外反 扁平足 23 第2章 「回内」について

  24. 回内(Pronation)とは? 回内とは、ランニングや歩行の着地時に起こる足の自然な動きである。 回内は、前額面・矢状面・水平面の三平面における足部の外転・背屈・外反で 構成され、同時に起きる。 回内は、歩行サイクルの正常かつ必要な要素である。 wikipediaより和訳 Running Shoes for supination Wikipedia 24 第2章 「回内」について

  25. 回内足とは? 回内足とは、回内で構造上固定された 肢位を指す。 距骨下関節は回内位に偏っている。 距骨下関節の全角度は約30° そのうちの3分の2は回外、3分の1は回内に 使用され、その境界を中間位(ニュートラ ルポジション)という。 25 第2章 「回内」について lucky feet shoes.comより

  26. 足の相反する2つの役割 衝撃緩衝し、どんな地面でも 接地できる柔らかさ 26 第2章 エネルギーを効率的に 推進力に変える硬さ 「回内」について

  27. 歩行周期の中で回内から回外へ 柔らかい足 硬い足 ・衝撃吸収 ・地面への適応 ・推進力 骨盤の回旋 27 第2章 「回内」について

  28. 100年持たせるのは難しい アーチが倒れる方に崩れやすい 28 第2章 「回内」について

  29. 距骨下関節の動き 回内は距骨下関節の動きがメイン CKCにおいて 回内「踵骨の外反/底屈・距骨の底屈/内転」 回外「踵骨の内反/背屈・距骨の背屈/外転」 プロメテウス解剖学アトラス 29 第2章 「回内」について 医学書院 2009

  30. 回内による連鎖の全体像 言葉ではなく、骨模型で動きを説明できればOK 小趾MP関節:内転・内反 母趾MP関節:外転・外反 第1列:背屈・内転・内反 第5列:背屈・外転・外反 横足根関節:背屈・外転・内反 距骨:底屈・内転 踵骨:底屈・外反 運動連鎖〜リンクする身体.文光堂. 一部改編 30 第2章 「回内」について

  31. 前足部での回内代償が開張足 翼を広げるような動き 31 第2章 「回内」について

  32. 外反母趾にいたる骨連鎖 内反と外反の捻じれが起こる 基節骨は、外転 中足骨は 開張足の横アーチ 背屈 外反 内転 内反 本来の横アーチ 32 第2章 「回内」について 地面を蹴るため 屈筋に引っ張られる形

  33. 外反母趾の病態 指に何かしてもあまり意味はない 倒れてくる最初をうまく支えることが最も重要 母趾MTP関節は蝶番運動を行う1 軸性関節のため、捻じれが起こる と機能しなくなる 足への力は他の趾に分散し、特に 第2MTP関節にかかる 第2MTP関節は構造的に小さく耐 えきれないため、脱臼や胼胝、第 2リスフラン関節症をおこす 33 第2章 「回内」について

  34. 足におこる大まかな疾患 関節の痛み・変形 外反母趾、強剛母趾 糖尿病足潰瘍 ハイアーチ、脚長差、内転足、外転足 ハンマートゥ・クロートゥ・マレットトゥ 痛風発作 リスフラン関節症 関節リウマチ 変形性足関節症、先天奇形 下肢静脈瘤 むくみ 陥入爪(巻き爪) 爪甲鉤弯症 重複爪 爪白癬 骨の痛み 種子骨障害 中足骨骨頭部痛 三角骨障害 外脛骨障害 足根洞症候群 骨端症 疲労骨折 34 足の皮膚と爪トラブル 筋・腱・靭帯の痛み 足のできもの 足底腱膜炎 アキレス腱炎 後脛骨筋腱機能不全症 長母趾屈筋腱炎 タコ・ウオノメ イボ ガングリオン 足底腱膜線維腫 粉瘤 爪下外骨腫 グロームス腫瘍 第2章 「回内」について 足のしびれ モートン神経腫 足根管症候群 糖尿病性抹消神経障害 こむら返り スポーツと足 鵞足炎 腸脛靭帯炎 シンスプリント 足関節捻挫 リスフラン靭帯損傷

  35. 回内足で起こりやすい疾患 関節の痛み・変形 外反母趾、強剛母趾 糖尿病足潰瘍 ハイアーチ、脚長差、内転足、外転足 ハンマートゥ・クロートゥ・マレットトゥ 痛風発作 リスフラン関節症 関節リウマチ 変形性足関節症、先天奇形 下肢静脈瘤 むくみ 陥入爪(巻き爪) 爪甲鉤弯症 重複爪 爪白癬 骨の痛み 種子骨障害 中足骨骨頭部痛 三角骨障害 外脛骨障害 足根洞症候群 骨端症 疲労骨折 35 足の皮膚と爪トラブル 筋・腱・靭帯の痛み 足のできもの 足底腱膜炎 アキレス腱炎 後脛骨筋腱機能不全症 長母趾屈筋腱炎 タコ・ウオノメ イボ ガングリオン 足底腱膜線維腫 粉瘤 爪下外骨腫 グロームス腫瘍 第2章 「回内」について 足のしびれ モートン神経腫 足根管症候群 糖尿病性末梢神経障害 こむら返り スポーツと足 鵞足炎 腸脛靭帯炎 シンスプリント 足関節捻挫 リスフラン靭帯損傷

  36. 回内足の人はどのくらいいるか? 特に高齢ほど、女性ほど、肥満な人ほど回内足になりやすい 回内足 7割 回外足 2割 正常 1割とも言われる ※ 外反母趾は、50万人のシステマティックレビューで18〜65歳の成人で23%、 65歳以上の高齢者で35.7%。(J Foot Ankle Res. 2010) 有病率は年齢とともに増加し、男性13%よりも女性30%に多い。 扁平足は男性の26.5%,女性の25.7%に認められた。(高齢者340人の調査) みなさんの周りの人は回内していませんか? ※『放っておくと怖い足の痛みと不調を治す本』 36 第2章 「回内」について

  37. 第3章 足の診察方法 〜実際に足を診ていきましょう〜 • 問診のコツは2つの痛みの区別 • 視診では回内足かどうかをチェック • 触診では最強点を探す • 検査はレントゲン・エコーが基本 37

  38. 問診のポイント どんな症状か(痛み?むくみ?しびれ?皮膚トラブル?) どこの症状か(ゆび?関節?骨頭部?かかと?) いつからか(急性?慢性?) 誘引があるか(運動?外傷?処置?) どのくらい強いか(歩けないほど?日常には問題ない?) どうなると改善/悪化するか(運動すると悪化する?安静時でも痛い?) その他に症状はあるか(ひざも痛い?腰も痛い?) 38 第3章 足の診察方法

  39. 痛みの分類 侵害受容性疼痛 ケガや火傷をしたときの痛み。ケガをするとその部分に炎症が起こり、痛みを起こす物質が発生す る。この物質が末梢神経にある「侵害受容器」という部分を刺激することで痛みを感じる。関節リウ マチや変形性関節症、肩関節周囲炎など。 神経障害性疼痛 何らかの原因により神経が障害され、それによって起こる痛み。帯状疱疹後の長引く痛みや、糖尿病 の合併症に伴う痛み、坐骨神経痛、頚椎症に伴う神経障害疼痛など。 からだに危険を伝える痛み や炎症による痛み (侵害受容性疼痛) 神経が障害されることで 起こる痛み (神経障害性疼痛) まずこの2つを区別をすることが重要 39 第3章 足の診察方法

  40. 診断における触診のポイント 侵害受容性疼痛の場合、圧痛の最強点を探す。 最強点を正確に突き止めることで診断に至ることは多い。 解剖への理解が不可欠。 40 第3章 足の診察方法

  41. 部位別に多い足トラブル 陥入爪 モートン病、足趾変形 外反母趾、強剛母趾、制限母趾 中足骨頭部痛、関節リウマチ 痛風、種子骨障害 内反小趾、有痛性胼胝 リスフラン関節症 長母趾伸筋腱炎 外脛骨障害、後脛骨筋腱機能不全症 足根洞症候群、捻挫 変形性足関節症、足根骨癒合症 足底腱膜炎、狭義の踵部痛 アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎 部位ごとに鑑別を絞り、確定診断に近づく 41 第3章 足の診察方法

  42. 問診で分かりやすい疾患は? 関節の痛み・変形 外反母趾、強剛母趾 糖尿病足潰瘍 ハイアーチ、脚長差、内転足、外転足 ハンマートゥ・クロートゥ・マレットトゥ 痛風発作 リスフラン関節症 関節リウマチ 変形性足関節症、先天奇形 下肢静脈瘤 むくみ 陥入爪(巻き爪) 爪甲鉤弯症 重複爪 爪白癬 骨の痛み 種子骨障害 中足骨骨頭部痛 三角骨障害 外脛骨障害 足根洞症候群 骨端症 疲労骨折 42 足の皮膚と爪トラブル 筋・腱・靭帯の痛み 足のできもの 足底腱膜炎 アキレス腱炎 後脛骨筋腱機能不全症 長母趾屈筋腱炎 タコ・ウオノメ イボ ガングリオン 足底腱膜線維腫 粉瘤 爪下外骨腫 グロームス腫瘍 第3章 足の診察方法 足のしびれ モートン神経腫 足根管症候群 糖尿病性抹消神経障害 こむら返り スポーツと足 鵞足炎 腸脛靭帯炎 シンスプリント 足関節捻挫 リスフラン靭帯損傷

  43. 足底腱膜炎 足底腱膜は踵骨底部の主に内側結節より起 こり、第1〜5基節骨底面に停止する 筋肉や腱は付着部に最も負担がかかりやす く、かかとの中心より少し内側遠位(付着 部)に圧痛のあることが多い 圧痛最強点 回内に伴うことが多い 「起床時の一歩目にかかとが痛い」という のが典型的な症状 付着部の炎症が最も多い プロメテウス解剖学アトラス 43 第3章 足の診察方法 医学書院 2009

  44. モートン神経腫 3-4趾間のしびれや痛み 電撃痛 足は2階建てのような構造 3-4趾間でこすれやすい 一瞬だけの痛みを繰り返す 小さな石を踏んでいるみたいな感覚 まれに2-3趾間のこともある 44 第3章 足の診察方法

  45. 視診のポイント 「回内足」かどうか 裸足で立ってもらいましょう! 45 第3章 足の診察方法

  46. 視診による回内の見分け方 ③後ろから ②横から ④裏から ①上から 46 第3章 足の診察方法

  47. 上から見るポイント これらの要素が強くあるほど回内足 丸みがあるか (舟状骨の突出) アーチが落ちているか 外転しているか 開張足があるか 内反小趾があるか 巻き爪があるか 外反母趾があるか 体重のかかる流れに沿って見ていく 47 第3章 足の診察方法

  48. 横から見るポイント アーチの落ち具合を確認する 丸みがあるか 舟状骨の高さが 落ちているか 空間があるか 48 第3章 足の診察方法

  49. アーチの比較 49 第3章 足の診察方法

  50. 後ろから見るポイント 回内足かどうかは、後足部外反があるかが重要 レッグヒールアングル 外果下部の 丸み too many toe sign 50 第3章 足の診察方法

  51. 足裏を見るポイント 荷重の流れの異常による胼胝 回内足が原因となりやすい部位 ①②③④⑤ 1 2 3 4 5 6 7 衝撃吸収不良による胼胝 回外足が原因となりやすい部位 ⑥⑦ 8 内転足が原因となりやすい部位 ⑧ 51 第3章 足の診察方法

  52. 回内の代表3パターン 後足部外反 52 扁平足 第3章 足の診察方法 外転足

  53. 回内・回外が見極められると 回内だと分かれば、回内で起こりやすい足部疾患の可能性が 高まる →回内をコントロールするインソール・靴で治りうる 回外だと分かれば、衝撃吸収不良による足部疾患の可能性が 高まる →回外のコントロールや衝撃緩衝するインソール・靴で治りうる 53 第3章 足の診察方法

  54. 足部レントゲン写真 荷重位側面 荷重位正面 回内によるインピンジ 中足部OA 荷重位足関節 荷重位後足部 骨がよく分かる 足根骨斜位 54 第3章 足の診察方法

  55. アライメントの確認例 回内足で踵骨底屈、距骨底屈 55 回外足で踵骨背屈、距骨背屈 第3章 足の診察方法

  56. エコー 強剛母趾 アキレス腱炎 母趾MTP関節の関節炎 腱内にも炎症あり 軟部組織や炎症がよく分かる 56 第3章 足の診察方法

  57. エコーが診断に有用な疾患 陥入爪 モートン病、足趾変形 外反母趾、強剛母趾、制限母趾 中足骨頭部痛、関節リウマチ 痛風、種子骨障害 内反小趾、有痛性胼胝 リスフラン関節症 長母趾伸筋腱炎 外脛骨障害、後脛骨筋腱機能不全症 足根洞症候群、捻挫 変形性足関節症、足根骨癒合症 足底腱膜炎、狭義の踵部痛 アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎 57 第3章 足の診察方法

  58. 診断が難しい時のMRI 距踵関節癒合症 骨嚢腫 距骨、踵骨の骨髄浮腫が強い 距踵関節の狭小化 58 第3章 足の診察方法

  59. 第4章 実際の足の個性 〜顔の形ほどに違う足〜 • 後足部内反/外反 • 扁平足/ハイアーチ • 外転足/内転足 • 外反母趾/開張足/内反小趾 • 巻爪/タコ・ウオノメ 59

  60. FOOT ASSESSMENT No. 01 後足部外反 特に重要 確認重要度: 大・中・小 無し レッグヒールアングル:2° HOCOH適応点数合計4点以上でインソールがおすすめ 軽度ある HOCOH適応0点 ・レッグヒールアングル 0〜3° ・床面に対して踵骨はほぼまっすぐ レッグヒールアングル:7° 強くある HOCOH適応+2点 +2点 ・レッグヒールアングル 4〜9° ・床面に対して踵骨が少し外反 レッグヒールアングル:12° ・レッグヒールアングル 10°以上 ・床面に対して踵骨が明らかに外反 改善/進行予防方法 考えられるリスク 後足部外反の方は、距骨下関節の過回内が進行しやすいため、以下のリスクが増大する可能性があります。 ・外反母趾(すでにある人は手術の可能性が高まる) ・扁平足、開帳足、外転足(疲れやすさ、むくみやすさ、転びやすさの原因) ・足底筋膜炎(かかと裏の痛み) ・後脛骨筋機能不全(足の痛み) 足自体に痛みの起きるだけでなく、ひざの痛み、股関節痛、腰痛、肩こりなどを引き起こすことも。歩き方が悪くなり、 疲れやすい、むくみやすい、足がつる、ケガしやすい身体になる可能性が高まるため、右の方法で改善/進行予防することが 望ましいです。 60 HOCOH適応+4点 +4点 第4章 実際の足の個性 ・インソールを使用する ・良い靴を選ぶ (特にヒールカウンターのある靴) ・靴紐をしっかり結ぶ

  61. 踵骨の角度は触診で評価 立位で後ろを向いてもらう。人 差し指を両側から添えて、地面 に対する踵骨の傾きを評価 視診だけでは、踵骨軟部組織に よって惑わされやすい 明らかに倒れている とよくない 61 第4章 実際の足の個性

  62. FOOT ASSESSMENT No. 02 後足部内反 確認重要度: 大・中・小 無し 踵骨内反角:0° HOCOH適応点数合計4点以上でインソールがおすすめ 軽度ある HOCOH適応0点 ・床面に対して踵骨が0〜3°内反 踵骨内反角:5° 強くある HOCOH適応0点 ・床面に対して踵骨が4〜9°内反 ・レッグヒールアングル -2〜-4° 踵骨内反角:12° ・床面に対して踵骨が10°以上内反 ・レッグヒールアングル -5°以下 改善/進行予防方法 考えられるリスク 後足部内反の方は、着地の衝撃が強くなりやすいため、以下のリスクが増大する可能性があります。 ・かかとの痛み ・第1・第5中足骨頭部のタコ・ウオノメ ・アキレス腱炎 ・ふくらはぎの痛み ・変形性膝関節症(ひざの変形や痛み) その結果、足の痛みだけでなく、股関節痛、腰痛、肩こりなど起こすことも。ケガしやすい身体になる可能性が高まるため、 右の方法で改善/進行予防することが望ましいです。 62 HOCOH適応0点 第4章 実際の足の個性 ・施術による後足部のモビリティ改善 ・施術による足底筋膜の滑走性向上など ・インソールの使用 ・靴の選び方(場合によっては クッション性の高い靴) ・靴紐をしっかり結ぶ

  63. FOOT ASSESSMENT No. 03 扁平足 特に重要 確認重要度: 大・中・小 HOCOH適応点数合計4点以上でインソールがおすすめ 無し 軽度ある HOCOH適応+1点 +1点 HOCOH適応0点 ・内側縦アーチ(つちふまず)が低くない 強くある ・内側縦アーチが少し低い ・足の甲が少し低い HOCOH適応+2点 +2点 ・内側縦アーチが明らかに低い ・足が甲が低く、足全体が平ら 改善/進行予防方法 考えられるリスク 扁平足を放置すると、足の骨格が崩れてしまうため、以下のリスクが増大する可能性があります。 ・外反母趾(すでにある人は手術の可能性が高まる) ・開帳足、外転足(疲れやすさ、むくみやすさ、転びやすさの原因) ・足底筋膜炎(かかと裏の痛み) ・後脛骨筋機能不全(足の痛み) ・足趾の変形(ゆびの形が悪くなる) 足自体に痛みの起きるだけでなく、ひざの痛み、股関節痛、腰痛、肩こりなどを引き起こすことも。扁平足は身体の土台であ るかかとの崩れが原因であることが多いため、右の方法で改善/進行を予防していくことが望ましいです。 63 第4章 実際の足の個性 ・インソールを使用する ・良い靴を選ぶ (特にヒールカウンターやねじれの硬さ がある靴) ・靴紐をしっかり結ぶ

  64. FOOT ASSESSMENT No. 04 ハイアーチ 確認重要度: 大・中・小 無し HOCOH適応点数合計4点以上でインソールがおすすめ 軽度ある HOCOH適応0点 ・内側縦アーチ(つちふまず)が高くない 強くある HOCOH適応0点 ・後足部内反に伴い内側縦アーチが少し高い ・足の甲に少し膨らみがある HOCOH適応0点 ・後足部内反に伴い内側縦アーチが高い ・足の甲に膨らみがある 改善/進行予防方法 考えられるリスク ハイアーチの方は、着地の衝撃が強くなりやすいため、以下のリスクが増大する可能性があります。 ・アキレス腱炎 ・第1・第5中足骨頭部のタコ・ウオノメ ・後脛骨筋機能不全(足の痛み) ・足の甲が靴とぶつかる痛み 足裏やふくらはぎ、ひざの痛みなど、下半身の痛みが起きる可能性が高まるため、右の方法で改善/進行予防することが 望ましいです。 64 第4章 実際の足の個性 ・施術による足根骨(後足部〜中足部) のモビリティ改善 ・施術による足底筋膜の滑走性向上など ・インソールの使用 ・靴の選び方(場合によっては クッション性の高い靴) ・靴紐をしっかり結ぶ

  65. FOOT ASSESSMENT No. 05 外転足 確認重要度: 大・中・小 HOCOH適応点数合計4点以上でインソールがおすすめ 無し 軽度ある HOCOH適応+1点 +1点 HOCOH適応0点 ・舟状骨付近の膨らみはない ・つま先がまっすぐ 強くある ・舟状骨付近に少し膨らみがある ・足首(距骨頚)に対してつま先(2-3趾)が 外向き HOCOH適応+2点 +2点 ・舟状骨付近に明らかな膨らみがある ・足首に対してつま先が明らかに外向き 改善/進行予防方法 考えられるリスク 外転足の方は、足首に対してつま先が外を向きやすくなるため、以下のリスクが増大する可能性があります。 ・扁平足、開帳足、外転足(疲れやすさ、むくみやすさ、転びやすさの原因) ・足底筋膜炎(かかと裏の痛み) ・足の甲の痛み 足自体に痛みの起きるだけでなく、ひざの痛み、股関節痛、腰痛、肩こりなどを引き起こすことも。歩き方が悪くなり、疲れ やすく、ケガしやすい身体になる可能性が高まります。また、靴のへたりが早くなったり、足に合う靴が見つからなくなるこ ともあるため、右の方法で改善/進行を予防していくことが望ましいです。 65 第4章 実際の足の個性 ・インソールを使用する ・良い靴を選ぶ (特にヒールカウンターやねじれの硬さ がある靴) ・靴紐をしっかり結ぶ

  66. FOOT ASSESSMENT No. 06 内転足 確認重要度: 大・中・小 HOCOH適応点数合計4点以上でインソールがおすすめ 無し 軽度ある HOCOH適応0点 ・足は内側を向いていない 強くある HOCOH適応0点 ・中足部が少し内側に曲がっている ・中足部が明らかに内側に曲がっている 改善/進行予防方法 考えられるリスク 内転足の方は、つま先が内向きの歩き方(内股)になりやすく、以下のリスクが増大する可能性があります。 ・自分の足と足がぶつかりやすい ・つまづいて、転びやすい ・靴による踵骨外反誘導 ・第5中足骨底のタコ・ウオノメ(足裏外側の真ん中あたり) ・インソールを使用する ・良い靴を選ぶ ・靴紐をしっかり結ぶ ・靴の選び方 ※こどもの場合は病院でギプス固定が 必要になることも 右の方法で改善/進行予防することが望ましいです。 66 HOCOH適応0点 第4章 実際の足の個性

  67. FOOT ASSESSMENT No. 07 外反母趾 特に重要 確認重要度: 大・中・小 HOCOH適応点数合計4点以上でインソールがおすすめ 無し 外反母趾角: 11° ・外反母趾角 〜20°未満 軽度ある HOCOH適応0点 外反母趾角: 23° 強くある HOCOH適応+1点 +1点 ・外反母趾角 20〜29° ・第1中足骨頭が少し突出している ・MP関節に発赤や痛みがある 外反母趾角: 40° ・外反母趾角 30°以上 ・第1中足骨頭の突出が強い ・MP関節に発赤や痛みがある 改善/進行予防方法 考えられるリスク 外反母趾を放置すると、角度が徐々に大きくなり、急激に進むこともあります。また以下のリスクが増大する可能性がありま す。 ・親指の付け根の痛みや腫れが起きる ・第2趾に重なり、第2趾が脱臼する(手術の可能性) ・ゆびが重なることで、靴とぶつかる。靴が履けなくなる ・巻き爪になり、悪化する ・タコ・ウオノメができ、悪化する ・リスフラン関節症になる(足の甲のでっぱり) 親指の付け根の痛みだけでなく、親指や足裏、歩き方のトラブルにもつながり、履ける靴も少なくなります。トラブルが続く 場合は手術が必要になることもあるため、右の方法で改善/進行を予防していくことが望ましいです。 67 HOCOH適応+2点 +2点 第4章 実際の足の個性 ・ワイズの合った靴を選ぶ ・靴紐をしっかり結ぶ ・インソールを使用する ・中足部を広がらせないような靴下を 履く

  68. FOOT ASSESSMENT No. 08 開帳足 確認重要度: 大・中・小 HOCOH適応点数合計4点以上でインソールがおすすめ 無し ワイズ:A ・ワイズ A〜D ・足幅は広くない 軽度ある ワイズ:E HOCOH適応0点 強くある HOCOH適応+1点 +1点 ・ワイズ E〜EE(足幅が少し広い) ・第1・第5中足骨頭が少し出ている ・足底の横アーチに少しタコ・ウオノメがある ワイズ:EEE ・ワイズ EEE以上(足幅が明らかに広い) ・第1・第5中足骨頭が明らかに出ている ・横アーチにタコ・ウオノメがある 改善/進行予防方法 考えられるリスク 開帳足を放置すると、中足骨の間が広がり、横アーチの低下が進行するため、以下のリスクが増大する可能性があります。 ・外反母趾、内反小趾などの足趾変形の進行 ・足裏にタコ・ウオノメが起きる(特に2,3趾の付け根) その結果、足に痛みや変形が起きたり、履ける靴が少なくなるため、右の方法で改善/進行を予防していくことが望ましい です。 68 HOCOH適応+2点 +2点 第4章 実際の足の個性 ・ワイズに合った靴を履く ・靴紐をしっかり結ぶ ・インソールを使用する ・中足部を広がらせないような靴下を 履く

  69. FOOT ASSESSMENT No. 09 内反小趾 確認重要度: 大・中・小 HOCOH適応点数合計4点以上でインソールがおすすめ 無し 軽度ある HOCOH適応+1点 +1点 HOCOH適応0点 ・小趾は傾いていない 強くある ・小趾の爪が少し外向き ・第5中足骨頭が少し出ている ・小趾に発赤や痛みがある HOCOH適応+2点 +2点 ・小趾の爪が明らかに外向き ・第5中足骨頭が明らかに出ている ・小趾に発赤、痛み、むくみがある 改善/進行予防方法 考えられるリスク 内反小趾を放置すると、小趾の変形角度が拡大していきやすいため、以下のリスクが増大する可能性があります。 ・角度が大きくなり、関節が使えなくなる ・第5中足骨頭が少し出ている ・小趾に発赤や痛みがある その結果、小趾側で踏ん張りにくくなり、歩き方が崩れ、バランス能力が落ちやすくなります。また血液循環がうまくいかな くなり、足がむくむ可能性が高くなるため、右の方法で改善/進行を予防していくことが望ましいです。 69 第4章 実際の足の個性 ・ワイズに合った靴を履く ・靴紐をしっかり結ぶ ・インソールを使用する ・中足部を広がらせないような靴下を 履く

  70. FOOT ASSESSMENT No. 10 巻き爪 確認重要度: 大・中・小 HOCOH適応点数合計4点以上でインソールがおすすめ 無し 軽度ある HOCOH適応+1点 +1点 HOCOH適応0点 ・爪は緩やかなカーブであり、陥入していない 炎症がある ・爪の横が縦向きなり、少し陥入がある ・爪の側面に痛みが生じることがある ・皮膚が赤く、腫れが強い ・触れるだけで痛む ・黄白色の膿みが出る 改善/進行予防方法 考えられるリスク 巻き爪を放置すると、以下のリスクが増大する可能性があります。 ・爪はスクエア状に切る (丸く切らない) ・爪は先端の指の腹と同じ長さにする ・巻き爪ケア用品の使用 ・インソールの使用する ・良い靴を選ぶ ・巻き爪が悪化し、頻繁に痛みが起きる ・炎症が起きやすく、腫れてしまう ・痛みで歩けなくなる ・手術で爪の部分的な切除が必要になる ・爪が細くなり、見た目が悪くなる 上記を予防するため、右の方法で改善/進行予防していくことが望ましいです。 70 早期治療が必須 第4章 実際の足の個性

  71. FOOT ASSESSMENT No. 11 タコ・ウオノメ 確認重要度: 大・中・小 HOCOH適応点数合計4点以上でインソールがおすすめ 回外足に多い 点数なし 回内足に多い 点数あり D B ウオノメ F C A G E タコ HOCOH適応+1点 +1点 HOCOH適応0点 ・衝撃が強いとできやすいタコ ・回外足に伴いやすい ・インソールで改善しにくい ・歩行バランスが悪いとできやすいタコ ・回外足に伴いやすい ・タコは分厚く広範囲。痛みはそこまで強くない。 ・ウオノメは小さく深い。刺さるような痛み。 改善/進行予防方法 考えられるリスク タコ・ウオノメを放置すると、以下のリスクが増大する可能性があります。 ・インソールを使用する ・良い靴を選ぶ ・靴紐をしっかり結ぶ ・やすりでセルフケア ・病院やフットケアサロンでケア ・タコ・ウオノメが大きくなる ・痛みが強くなり、歩きにくくなる ・足裏の感覚の鈍くなり、バランス能力が落ちる 歩き方が悪くなることで、足、ひざ、腰の痛みにつながることも。これらを予防するため、右の方法で改善/進行予防 していくことが望ましいです。 71 第4章 実際の足の個性

  72. 第5章 治療方法 〜毎日の積み重ねが大事〜 • 注射を使うタイミング • 手術を勧めるタイミング • 靴の選び方、履き方 • 矯正インソールがおすすめ 72

  73. 治療手段 73 治療手段 メリット デメリット インソール 日々のメカニカルストレス を軽減できる 作成が難しい 靴 日々のメカニカルストレス を軽減できる 選ぶのが難しい 運動指導 柔軟性、筋力を高められる 続けにくい 施術 ほぐすことやリリースで き、即効性がある 通う必要がある 注射 急性の炎症を抑えられる 頻回にできない 手術 変形を治すことができる 侵襲が大きい 第5章 治療方法

  74. ステロイド注射の適応 関節の痛み・変形 外反母趾、強剛母趾 糖尿病足潰瘍 ハイアーチ、脚長差、内転足、外転足 ハンマートゥ・クロートゥ・マレットトゥ 痛風発作 リスフラン関節症 関節リウマチ 変形性足関節症、先天奇形 下肢静脈瘤 むくみ 陥入爪(巻き爪) 爪甲鉤弯症 重複爪 爪白癬 骨の痛み 種子骨障害 中足骨骨頭部痛 三角骨障害 外脛骨障害 足根洞症候群 骨端症 疲労骨折 74 足の皮膚と爪トラブル 筋・腱・靭帯の痛み 足のできもの 足底腱膜炎 アキレス腱炎 後脛骨筋腱機能不全症 長母趾屈筋腱炎 タコ・ウオノメ イボ ガングリオン 足底腱膜線維腫 粉瘤 爪下外骨腫 グロームス腫瘍 第5章 治療方法 足のしびれ モートン神経腫 足根管症候群 糖尿病性抹消神経障害 こむら返り スポーツと足 鵞足炎 腸脛靭帯炎 シンスプリント 足関節捻挫 リスフラン靭帯損傷

  75. 手術の適応 変形が強く、痛みで辛い場合など。手術で歩きやすくなることは多い 75 第5章 治療方法

  76. 靴のチェック方法 • ヒールカウンターがあることで、踵骨の内外反を支えてくれる • シャンクがあることで、MP関節からの正常な背屈を促してくれる • 捻じれの硬さがあることで、足全体の過回内と支えてくれる 1. ヒールカウンターが硬いか 2. フレックスポイントだけ曲 がり、シャンクのおかげで 中後足部は硬いか 3. 捻じれの硬さがあるか 76 第5章 治療方法

  77. NG靴の例 既存のインソールが取れない(インソールが 入れられない) ローファーは中足部のサポートが弱い フレックスポイントが硬すぎる ヒールは高いほど前すべりする。外反母趾は 改善されない。 ヒールが細いほど不安定で歩き方が悪くな り、症状が悪化しやすい。 柔らかい靴は、シャンクがなく、捻じれの硬 さもない 77 第5章 履き口が広がっていると、機能が落ちる。 へたりがあれば、買い替えを。 治療方法

  78. 靴の履き方 1. 踵をトン 2. 膝を外 3. 靴ひもを結ぶ(毎回必ず締める) 締めることで横アーチができる。足趾にある程度の自由が出る くらいに、少しキツめに締める 足の前滑りを防ぐため、足の甲の形状に添わせる程度に締める 足首、後足部の安定性を上げるため、しっかり締める 締める強さ 中 弱 ① かかとをトン 78 膝を外 第5章 治療方法 強 ② ③

  79. 矯正インソール 欧 米 で普 及 靴に入 れるだけ 重力に抗って骨格を矯正し、 努力せず続けられ、 姿勢がよくなる 痛み改善・予防、運動効率向上 Bonanno DR et al.: Effectiveness of foot orthoses and shock-absorbing insoles for the prevention of injury: a systematic review and meta-analysis. Br J Sports Med. 2017 Jan;51(2):86-96. 79 第5章 治療方法

  80. インソールの種類 消臭目的など 安価なもの 歩容からパッドを貼る オーダーメイド インソール 緩やかにサポート する量産品 足専門病院で処方される 骨格矯正目的のオーダー メイドインソール 骨格矯正力が高い 合わないと痛む 80 第5章 治療方法

  81. 上半身まで変わる 81 第5章 治療方法

  82. インソールなどと足病医介入で転倒36%削減 1) % 100 1年間の転倒率 1年間の骨折回数 7 100 7 36%減 75 85%減 ※ 5 64 ※p<0.01 ※ 50 4 25 2 1※ 0 0 介入なし 介入あり 介入なし 介入あり 介入とはインソール、靴のアドバイス、靴購入補助(約9000円)、 エクササイズプログラム、転倒予防パンフレット、足の専門医診療など オーストラリア平均74歳の足が痛い高齢者305人対象 Spink MJ, et al. Effectiveness of a multifaceted podiatry intervention to prevent falls in community dwelling older people with disabling foot pain: randomised controlled trial. BMJ. 2011. 82 第5章 治療方法

  83. HOCO Insole 適切なインソールが処方できない 病院・地域のために開発・改良中。 病院処方等ご関心のある方は岡部 までfacebookでメッセージを 足の写真だけでつくる3Dプリンタ製オーダーメイドインソール 83

  84. まとめ 足は身体の土台、唯一地面との接点 回内による負担が病気の原因に 問診では侵害受容性疼痛か神経原性疼痛かを区別 触診では圧痛最強点を探す 裸足で立ってもらい、回内/回外を見極める レントゲンで骨を、エコーで炎症を確認 靴・インソールで日々のメカニカルストレス軽減が鍵 84

Antaa Slide

医師・医学生のためのスライド共有

App StoreからダウンロードGoogle Play Storeからダウンロード

会社概要

Antaa, Inc. All rights reserved.