#4.
拡張期高血圧でも降圧は有効か from EHJ 51 の無作為化試験、約 36 万人を統合した個別データ解析。収縮期血圧は正常(< 130 ) だが拡張期血圧が高い( ≥80 ) IDH 患者(孤立性拡張期高血圧患者)も含め検討。約 4年追 跡で、血圧を少し下げる(収縮期血圧 5 mmHg 低下)だけで心筋梗塞や脳卒中などは約 10% 減少し、この効果は IDH でも同様であった( HR 0.91 vs 0.90 、交互作用 p=1.00 )。 さらに、拡張期血圧の高さや低さに関わらず効果は一貫しており( p=0.26 )、拡張期血 圧が低めでも有効性は保たれた。つまり「上の血圧が正常でも、下が高ければ治療は意味 がある」ことが示された 。 臨床の迷いを整理してくれる結果です。これまで IDH は“治療すべきか曖昧”な領域でし たが、本研究は明確に有効性を支持しています。特に「拡張期血圧が低いと下げすぎで は?」という懸念に対し、効果が保たれている点は重要です。血圧の数値そのものにとら われるのではなく、全体のリスクに応じてシンプルに下げる、という原則を再確認させら れます。 出典: https://academic.oup.com/eurheartj/article/47/14/1649/8377914