#4.
抗菌薬の選択 経験的治療
・重症度の軸
・感染臓器、微生物をつめるという軸
最適治療
培養結果や臨床経過を基に
De-escalationを行う 抗菌薬は 必ず2回選ぶ !
#5.
グラム染色 陽性球菌 陽性桿菌 陰性球菌 陰性桿菌 ブドウ状 連鎖状 黄色ブドウ球菌 表皮ブドウ球菌 αレンサ球菌 βレンサ球菌 肺炎球菌 腸球菌 嫌気性菌 上 下 ペプトストレプトコッカス フゾバクテリウム バクテロイデス クロストリジウム 市中 院内 腸内細菌科 大腸菌 クレブシエラ プロテウス インフルエンザ桿菌 緑膿菌 アシネトバクター シトロバクター エンテロバクター セラチア 腸内細菌科 ブドウ糖非発酵菌 淋菌 髄膜炎菌 モラキセラ
#6.
ペニシリン系 [PCG] [ABPC] [AMPC] [PIPC] [ABPC/SBT] [PIPC/TAZ]
#7.
セフェム系 [CEZ] [CTM] [CMZ] [CTRX] [CTX] [CAZ] [CFPM] GNR 第4世代 = 第1 + 第3 GPC Pseudomonasのカバーあり
#8.
キノロン系 ・緑膿菌に対する抗菌作用は最も優れる ・GPCのカバー良好
・異型肺炎にも抗菌作用を示す ・肺炎球菌に対する抗菌活性は
LVFXより優れる
・緑膿菌にはあまり効かない
#9.
呼吸器感染症
尿路感染症
中枢神経感染症
皮膚・軟部組織感染症
骨・関節の感染症
消化器感染症
循環器・血流感染症
発熱性好中球減少症
真菌感染症
HIV感染症
#10.
尿路
感染症
#11.
32歳女性
「発熱,嘔気,右腰背部痛」
特に既往のない32歳女性.
来院5日前より頻尿と残尿感を自覚していた.来院前日より嘔気および右腰背部痛を認め, 当日より悪寒戦慄を伴う39℃の発熱が出現したため, 独歩にて当院救急外来受診した.
#12.
意識清明
体温39.3℃, 血圧120/70mmHg, 脈拍108/分,
呼吸数20/分, SpO2 96%(室内気)
身体所見
右CVA叩打痛陽性, 著明な右腎把握痛あり
血液検査
WBC 11500/µl, CRP 15.6mg/dl
BUN 38.2mg/dl, Cr 1.0mg/dl
尿検査:
WBC(2+), Nitrite(+)
#13.
尿グラム染色
#14.
UTI起炎菌のグラム染色像
#15.
急性腎盂腎炎 発熱, 悪寒(戦慄), 側腹部痛±下部尿路症状が典型的. 悪心・嘔吐など消化器症状が強く出ることが多く,消化器疾患との鑑別を考慮する.
起炎菌は大腸菌, クレブシエラ, プロテウス属が一般的である.
男性や高齢者の腎盂腎炎は複雑性尿路感染症と考える.
#16.
N Engl J Med. 2012 Mar 15;366(11):1028-37.
#17.
治療 軽症, 外来治療
CPFX 400mg 1日2回 (内服)
LVFX 500mg 1日1回 (内服)
ST合剤 4錠分2 (内服)
中等症以上
CTRX 2g 24時間ごと (点滴)
CTX 1-2g 8時間ごと (点滴)
CFPM 1g 8時間ごと (点滴)
AZT 2g 8時間ごと(点滴) AmpC産生菌
CFPM 1g 8時間ごと
ESBL産生菌
MEPM 1g 8時間ごと
#18.
Lancet. 2012 Aug 4;380(9840):484-90.
#19.
76歳男性
「発熱,排尿困難」
繰り返す尿路感染症の既往のある76歳男性.
来院3日前より肛門周囲の不快感および37℃前半の発熱を認めていた. 来院前日 より排尿困難感が出現したため, 心配になり当院救急外来を受診した.
#20.
意識清明
体温38.3℃, 血圧130/80mmHg, 脈拍80/分,
呼吸数20/分, SpO2 98%(室内気)
身体所見
CVA叩打痛なし, 腎把握痛もはっきりせず
血液検査
WBC 14800/µl, CRP 18.0mg/dl,
BUN 36.4mg/dl, Cr 1.12mg/dl
尿検査
WBC(+), Nitite(-)
直腸診
前立腺の著明な腫脹と圧痛あり
#21.
尿グラム染色
#22.
急性前立腺炎 男性のUTIでは腎盂腎炎なのか前立腺炎なのか膀胱炎なのか精巣上体炎なのかを区別することが大切.
できる限り直腸診を行い, 圧痛を確認する.
※FNや敗血症では禁忌.
ニューキノロン系やST合剤は前立腺への移行が良いが, 急性前立腺炎の初期は強い炎症で あるためβラクタム薬でも治療可能である.
#23.
48歳女性
「発熱,全身倦怠感」
2型糖尿病に対して近医通院中.
来院2日前から発熱と全身倦怠感が続き, 我慢できないほど症状が持続したため 救急要請し当院救急外来受診した.
#24.
意識レベル JCSⅠ-2
体温38.9℃, 血圧118/50mmHg, 脈拍112/分,
呼吸数30/分, SpO2 98%(室内気)
身体所見
左CVA叩打痛あり, 左腎把握痛あり
血液検査
WBC 17800/µl, CRP 5.6mg/dl
BUN 29mg/dl, Cr 1.01mg/dl
動脈血液ガス
pH 7.31, pCO2 28Torr, pO2 72Torr
HCO3 13.5mEq/l, Lac 6.5mmol/l
尿検査
WBC(3+), Nitrite(+)
#25.
尿グラム染色
#26.
エコー検査 R L
#27.
敗血症について 敗血症の定義が2001年以来, 15年ぶりに改定.
旧定義における「重症敗血症」という用語は消失.
新定義では臓器障害を伴う病態のみを「敗血症」とした. JAMA. 2016 Feb 23;315(8):801-10.
#28.
敗血症について 循環不全の指標としてLactate値が有用。
「血圧」だけではなく血液ガス検査で
Lactate値を評価することが非常に重要.
#29.
SOFAスコア 週刊医学界新聞より引用
#30.
JAMA. 2016 Feb 23;315(8):801-10.