テキスト全文
プレゼンの表の劣等感をなくす重要性
#1. プ レ ゼ ン の 表 の 劣 等 感 を な く す
伝えたいメッセージの明確化
#3. 油断 し が ち な 表作成 何 を 伝 え た い か ど の デ ー タ を 使 う か ど う 見 せ る か
#4. 何 を 伝え たいか このスライドでは何を伝えたいのかがわからない スライドを表示する1分足らずの時間で,この表を解読させるのは難しい 参加者がこの表で唸っている間に次のスライドに移ってしまう そのため,スライド上で参加者に解読をさせない方がよい
#5. 何 を 伝え たいか 1スライド1メッセージとして 「この表で何を伝えたいのか」 この問いが表を作る上での出発点になる その1枚のスライドで伝えたいメッセージを考える
#6. 何 を 伝え たいか このスライドで伝えたいことは 「髄液細胞数測定装置は同時再現性が高い」 そのためにどうやってデザインしていくか
使用するデータの選定と重要性
#7. ど のデ ー タ を 使 う か このスライドで伝えたいことは 「髄液細胞数測定装置は同時再現性が高い」 元のスライドだと情報量が多すぎて何が言いたいのかわからない それを説明するために どのデータが必要か
#8. ど のデ ー タ を 使 う か タイトルにあるし 表に入れる必要 なさそう 「高値サンプルも同様」 でよいのではないか? CVが再現性を表す 一番重要 このデータは 優先順位低い 赤血球数は一般的ではないし,いらなそう
#9. ど のデ ー タ を 使 う か 白血球 単核球 多核球 mean(/μL) 76 21 56 SD 3.5 1.8 2.1 CV(%) 4.6 7.0 3.7 「髄液細胞数測定装置は同時再現性が高い」 それを伝えるだけだからこそ,情報は大きく絞れる
表の見せ方とデザインの工夫
#10. ど う 見せ る か 罫 線 ・ 色 強 調 バ リ エ ー シ ョ ン これまでで表の材料が揃った ここからはメッセージを伝えるための料理の段階
#11. ど う 見 せ る か 罫線 ・ 色 罫線・色は基本的に不要 ノイズになる情報量を減らしたい パラメータが少ない表なら,十分認識可能 白血球 単核球 多核球 mean(/μL) 76 21 56 2.1 SD 3.5 1.8 2.1 3.7 CV(%) 4.6 7.0 3.7 白血球 単核球 多核球 mean(/μL) 76 21 56 SD 3.5 1.8 CV(%) 4.6 7.0
#12. ど う 見 せ る か 罫線 ・ 色 忙しさ 福利厚生 教育 同期数 A病院 80 50 70 40 B診療所 50 30 70 10 C大学病院 90 20 50 100 D診療所 90 40 10 20 E病院 20 30 70 10 F大学病院 90 0 10 100 3つずつくらいに罫線 パラメータが多い場合は こんなやり方で 忙しさ 福利厚生 教育 同期数 A病院 80 50 70 40 B診療所 50 30 70 10 C大学病院 90 20 50 100 D診療所 90 40 10 20 セルを淡い色と白で交互
強調のテクニックとメッセージの伝達
#13. ど う 見 せ る か 強調 重要な部分に枠を置く 強調部分の色や文字の大きさを変える 白血球 単核球 多核球 mean(/μL) 76 21 56 SD 3.5 1.8 2.1 変動係数(%) 4.6 7.0 3.7
#14. ど う 見 せ る か 強調 表に入れるのは必ずしも数字だけとは限らない コメントやアイコンでメッセージを加えるのもよい 忙しさ 福利厚生 教育 同期数 A病院 70 70 70 40 経験と教育を両立! バランスタイプ! B診療所 50 30 70 10 腰を据えて豊富な教育機会で学び たい! 90 90 20 50 100 40 10 20 C大学病院 D診療所 こんな人にオススメ! たくさんの仲間たちと ガンガンいきたい! 自己学習しながら, とにかく経験積みたい!
#15. ど う 見 せ る か 強調 タイトルはメッセージを載せる サブタイトルに説明を入れる
バリエーションの活用と視覚的効果
#16. ど う 見 せ る か バ リ エ ー シ ョ ン A病院 B診療所 C大学病院 D病院 忙しさ 教育 同期数 80 70 40 50 70 10 90 50 100 90 10 20 アイコンあり 表らしいバリエ 70 70 一部だけ拡大
#17. ど う 見 せ る か バ リ エ ー シ ョ ン アイコン・画像あり 表から派生バリエ 行列を入れ替えたり,表を元に画像に 再構成