#4.
教科書どおりのγの計算 単位を順にそろえていくだけである 1γ = 1 μg/kg/min
= 60 μg/kg/hr
= 0.06 mg/kg/hr
=(0.06 × 体重)÷ X mL/hr
※ X = 薬剤の濃度(mg/mL) 分を時間に μg を mg に直していくだけである
難しいことはしていないのだが…単位を順に直していくと最後にポンプで設定する mL/hr になる
#5.
例で確かめてみる 0.3%のドブタミンを体重40kgの患者に3γ 1 0.3%のドブタミンは 3mg/mL である 2 3γで入れるときの流量は 3 ×(0.06 × 40)÷ 3 3 計算すると 2.4 mL/hr とわかる 4 ポンプにはこの 2.4 mL/hr を入れる 答えは合っているが現場では間に合わない
毎回この式を書き出していては聞かれた瞬間に答えられない…
#6.
初期量という入り口をつくる 体重 × 0.1 mL/hr で入れたときのγを覚えておく 体重 × 0.1 mL/hr
このときのγを初期量と呼ぶ ✓ 自分の病院の組成で一度だけ計算しておけばよい
✓ 覚えるのは薬剤ごとにひとつの数字だけである
✓ 体重が何kgでもこの数字は変わらない 初期量さえ持っていれば残るのは掛け算と割り算だけになる
鎮静薬や鎮痛薬もよく使う薬から順に初期量を出しておくと迷わなくなる
#7.
初期量を出してみる ノルアドレナリン3mgを生理食塩水で全量50mLとした組成 1 体重は50kgと置くと楽である
50 × 0.1 = 5 mL/hr 2 1時間あたりの投与量は 3 ÷ 50 × 5 = 0.3 mg/hr 3 μg に直して体重と分で割ると 0.1 μg/kg/min 4 つまりこの組成の初期量は 0.1γ である この 0.1γ だけを暗記しておく
ドブタミン150mgを全量50mLとした組成なら初期量は 5γ になる
よく使う薬から順に覚えておく
#8.
初期量から今のγを出す 体重80kgの患者に2.4mL/hrで投与しているとき 1 初期量になる流量は 80 × 0.1 = 8 mL/hr 2 その 8 mL/hr が 0.1γ にあたる 3 いま流れているのは 2.4 mL/hr である 4 0.1γ × 2.4 ÷ 8 = 0.03γ 割って掛けるだけなので暗算でたどりつく
聞かれたその場で「今は 0.03γ です」と答えられる
逆に「0.05γにしたい」と言われたら初期量から流量を出せばよい
#9.
まとめ 明日の申し送りから使える 要点まとめ ✓ γは体重1kgあたり1分間の投与量
mL/h だけでは伝わらない
✓ 指示も申し送りもγでそろえる
流量は組成とセットで話す
✓ 自分の病院の組成で初期量をひとつ計算しておく
✓ 初期量が分かれば今のγは割り算と掛け算だけで出せる 明日からのアクション
「今はノルアドレナリン 0.03γ 投与しています」と言えるようになる
聞かれてから計算するのではなく、先に初期量を暗記しておく
#10.
https://line.me/R/ti/p/%40339dxpov