匿名希望
意外と知らない眼に影響する薬
#ステロイド #眼科 #エタンブトール #クロロキン #抗コリン薬 #白内障 #緑内障 #視神経症 #クロロキン網膜症
41
11,850
最終更新:2022年1月14日
【疾患別】眼科併診のタイミング
#甲状腺眼症
58
7,183
最終更新:2022年4月25日
子どもの目の病気の扱い方
#結膜炎 #ビジョンスクリーナー #流行性角結膜炎 #アレルギー性結膜炎 #涙嚢マッサージ #先天鼻涙管閉塞症
33
4,741
最終更新:2022年8月30日
顔面神経麻痺を診察するために覚えておくためのスライド~顔面神経麻痺の初期診療をマスターしよう!~
#脳神経外科 #耳鼻科 #脳神経内科 #皮膚科 #眼科 #House-blackmann法 #末梢性顔面神経麻痺 #誘発刺激筋電図 #ハント症候群 #ベル麻痺 #顔面神経減荷術 #耳痛症 #柳原法
239
27,781
最終更新:2022年8月23日
自覚症状が出てからでは遅い!?糖尿病なら眼科を受診する理由
#糖尿病 #眼科 #糖尿病網膜症 #新福田分類 #Davis分類 #増殖糖尿病網膜症
28
7,010
最終更新:2022年2月11日
利尿薬の使い方〜体液量過剰に使うものだという認識が第一歩〜
#腎臓内科 #高K血症 #利尿薬 #サイアザイド #マンニトール #スピロノラクトン #ループ利尿薬 #トルバプタン #グリセロール #低Mg血症
797
98,613
最終更新:2022年12月22日
意外と知らない眼に影響する薬
#ステロイド #眼科 #エタンブトール #クロロキン #抗コリン薬 #白内障 #緑内障 #視神経症 #クロロキン網膜症
41
11,850
最終更新:2022年1月14日
眼科のカルテ分かりづらい!
#眼科 #矯正視力 #前眼部所見 #後眼部所見 #前房 #AC deep #急性緑内障発作
113
137,404
最終更新:2021年12月20日
その症状は点眼薬の影響かも!?~点眼薬が全身に与える影響~
#眼科 #アトロピン #点眼薬 #β遮断薬 #炭酸脱水素酵素阻害薬 #α2受容体作動薬
61
10,637
最終更新:2022年3月14日
知っているようで知らない対光反射〜瞳孔評価キチンと出来ていますか?〜
#Horner症候群 #視神経障害 #瞳孔 #動眼神経麻痺 #対光反射 #瞳孔不同 #RAPD陽性
168
22,645
最終更新:2022年8月6日
曳舟ER診断カンファレンス第5回〜Eye of the Beholder〜
#鑑別診断 #救急外来 #ER #診断推論 #総合診療 #診断 #救急科 #診断学 #NEJM #Clini
25
16,988
最終更新:2022年4月5日
“眼窩底骨折”救外やるなら知っておきたいシリーズPart 5
#プライマリケア #外傷 #救急外来 #救急 #研修医 #形成外科 #顔面骨骨折 #眼窩底骨折 #複視 #Blowout骨折 #線状骨折 #頬部知覚障害 #下直筋絞扼 #眼瞼縫合
213
50,176
最終更新:2022年3月18日
スリットランプ
15
3,144
最終更新:2022年1月25日
「防ぎえた死」から救命せよ!ダメージコントロール戦略 誕生秘話〜外傷診療の歴史と変遷〜
#DC #外傷死の三徴候 #ダメージコントロール #大量輸血療法 #ダメージコントロール手術 #止血 #ダメージコントロール蘇生 #防ぎえた外傷死
8
254
最終更新:2023年3月20日
主訴:呼吸が苦しい エコーを使って鑑別しよう
#プローブ #FoCUS #Lung point #循環血液量減少 #BLUE Protocol #BLUE hand #PLAPS #超音波検査
12
941
最終更新:2023年3月20日
内科(361)
消化器内科(55)
循環器内科(77)
呼吸器内科(77)
血液内科(32)
糖尿病内分泌代謝内科(46)
腎臓内科(29)
アレ膠リウマチ内科(28)
脳神経内科(93)
総合診療科(148)
救急科(337)
外科(33)
消化器外科(2)
呼吸器外科(3)
乳腺外科(0)
整形外科(79)
脳神経外科(16)
泌尿器科(21)
形成外科(19)
皮膚科(25)
眼科(19)
耳鼻咽喉科(13)
歯科口腔外科(8)
リハビリテーション科(8)
心臓血管外科(5)
小児科(48)
産婦人科(47)
精神科(61)
放射線科(51)
麻酔科(12)
緩和ケア科(23)
感染症科(196)
産業医(8)
初期研修医(325)
医学生(2)
その他(297)
知っておきたい眼科救急3選 ドクターK@眼科医 twitter: @doctorK1991
「明らかに眼科の病気だよな」 「・・・でも、眼科医がいない」 僕も研修医の頃、このシチュエーションが何度かありました。こ のスライドでは、眼科医がいなくてもある程度診断、初期対応 ができるように、緊急性の高い3つの疾患に絞って解説します。
知っておきたい眼科救急3選 ①急性緑内障発作 ②眼窩骨折(眼窩吹き抜け骨折) ③角膜化学外傷 それでは、順番に見ていきましょう。
①急性緑内障発作とは 急激かつ高度の眼圧上昇により不可逆的な 視神経障害をきたす状態 一刻も早く治療が必要 緑内障のない方が突然に中等度~重症の緑内障になるイメージです。
急性緑内障発作の機序 散瞳薬や膨隆した水晶体など 眼球内で排出される房水の出口が閉塞する 房水が排出されず、眼球内に貯まること で眼圧が上昇する 眼圧の正常値は10-21mmHgですが、急性緑内障発作では 40mmHg以上になることが多いです。
急性緑内障発作の疫学 ①遠視の(目が良い)人に多い ②女性に多い ③高齢者に多い ①、②に多い理由は眼の容積が小さいため、③は高齢にな ると白内障となり、水晶体が膨隆するため眼の容積が減るた めです。
急性緑内障発作の症状 他覚症状 自覚症状 • • • • 視力低下 眼痛、頭痛 霧視、光視症 悪心、嘔吐 • • • • 角膜浮腫 充血(結膜、毛様) 瞳孔中等度散大 浅前房 赤文字は自覚症状として多く、赤文字の他覚症状は眼科医 でなくても判断できます。基本的には片側ですが、稀に両側 の症状を訴えることもあります。
急性緑内障発作の治療 1)薬物治療 ① 高浸透圧薬の点滴静注 (マンニトール、グリセオール) ② 降眼圧薬点眼薬 2)外科的治療 ① レーザー虹彩切開術 ② 周辺部虹彩切除術 ③ 白内障手術 マンニトールの禁忌 ・急性頭蓋内血腫の存在 する患者 グリセオールの禁忌 ・先天性のグリセリン、果糖 代謝異常症の患者 ・成人発症Ⅱ型シトルリン 血症の患者 急性緑内障発作で使う薬剤は副作用が多い。しかし、眼科医が不在なことも 多く、その場合は20%D-マンニトール 1回1〜3g/kg(300〜500 ml)を 30〜45 分で点滴投与してながら、その間に眼科医がいる病院を探すのも良いです。
②眼窩骨折(眼窩吹き抜け骨折)とは 眼窩を構成する7つの骨 前頭骨、頬骨、上顎骨、篩骨、涙骨、蝶形骨、口蓋骨 これら骨に鈍的外力が加わり、眼窩内圧が上昇する。 眼窩骨折(眼窩吹き抜け骨折) 特に、眼窩の下壁と内壁は壁が非常に薄いため 骨折しやすいとされています。
眼窩骨折(眼窩吹き抜け骨折)の症状 • 腫脹による眼球突出 吸収されると眼球陥凹 • 複視 骨折により嵌頓した筋により複視を生じ る方向が異なる。 例)下直筋嵌頓→上下方向視で複視 外直筋嵌頓→左右方向視で複視 眼球運動障害による複視を客観的に評価するため、 眼科ではHessチャートを利用した検査を行います。
眼窩骨折(眼窩吹き抜け骨折)の検査 • 眼窩骨折の診断は眼窩部CTが有用である。特に、下壁骨折は冠 状断や矢状断が有用である。 • 開放型眼窩骨折では骨折片、軟部組織が副鼻腔へ偏位する像を 認める。 • 閉鎖型眼窩骨折(下壁骨折が多い)では偏位した骨折部に軟部組 織が挟まったような像や、骨折部に嵌頓した外眼筋が消失したよう に見えるmissing rectus signなどを認めることがある 眼窩骨折の診断には眼窩部CTが有用です。ここで開放型 か閉鎖型の判断が治療で重要です。また、MRIは金属異物 の恐れから第一選択にはなりません。
閉鎖型か開放型かが治療に超重要 外眼筋が絞扼(+) 24時間以内の緊急整復術 閉鎖型 外眼筋が絞扼(-) 外眼筋以外の絞扼(+) 眼球運動障害など 不可逆性変化(+) 開放型 眼球運動障害など 不可逆性変化(-) 2週間以内の予定手術 2週間以内の予定手術 経過観察 ※施設によりオレンジ文字の日数は異なります。
患者を帰宅させる際の注意事項 眼窩骨折と診断した患者さんには 「鼻をかまない」よう指示しています。 受傷後に鼻を強くかむと眼窩気腫を生じ、眼 瞼腫脹や眼球運動障害が増悪することがあ ります。 もし「瞼の腫れが強くなった」、「二重に見え るようになった」などの症状があれば眼窩部 CTをオーダーしましょう。
③角膜化学外傷とは 化学物質(酸、アルカリ)が眼に飛入することで、角 膜や結膜が障害されることを角膜化学外傷という。
角膜化学外傷の問診のポイント 「何が眼に入ったか」これが最も重要です。 特に、アルカリの化学物質が眼に飛入していないかどうかを 確認しましょう! アルカリは組織蛋白のゲル化と細胞膜の脂質のけん 化による細胞膜の融解が起こり、上皮細胞のバリア を溶かします。より深く、より短時間で前房内に達する こともあります。
角膜化学外傷の症状 • 視力低下 • 流涙(穿孔していると流涙が強く出ることがありま す) • 結膜浮腫 • 結膜充血 • 眼痛 いつ受傷したかが明確なので、その後から上記の症 状を訴えます。
角膜化学外傷の対応の基本は3つ 1.十分な洗眼 2.残存異物の除去 →1、2では、患者に速やかに水道水などの流水で10分以上洗眼するよう指示する。さらに、 来院時に生理食塩水などを用いて10-20分以上かけて、1-2L以上洗眼を行う。 3.適切な薬物治療 →感染予防のため、抗菌薬の局所・全身投与を行い、ステロイド点眼・内服による消炎やヒ アルロン酸ナトリウム点眼なども併用する。また、炎症性の眼圧上昇に備えて、予防的にア セタゾラミド内服も投与する。 まずは、とにかく洗眼して、異物を除去することに徹し ましょう!
Take home message • 片眼に眼痛、充血、視力低下があれば急性緑内障発作を必 ず疑おう • 閉鎖型眼窩骨折は24時間以内の対応が必要 • 眼内に酸、アルカリが入った可能性があれば、まずは洗眼を!