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自覚症状が出てからでは遅い!?糖尿病なら眼科を受診する理由

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3,825

18

2022/2/11
ドクター K

匿名希望

・糖尿病と診断されたら最低でも1年に1回の眼科受診を!

・現在の糖尿病網膜症の状態に応じて、その受診頻度は異なります。

・糖尿病網膜症は治癒しない。早期発見で進行を抑制しよう。

◎目次

・糖尿病網膜症とは

・糖尿病網膜症の疫学(発症率)

・糖尿病網膜症の疫学(有病率)

・糖尿病網膜症のリスク因子

・糖尿病網膜症の分類

・糖尿病網膜症の診断

・糖尿病網膜症に自覚症状はない?

・糖尿病網膜症の実際


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自覚症状が出てからでは遅い!?糖尿病なら眼科を受診する理由

  1. by ドクターK TODAY'S THEME 自覚症状が出てからでは遅い!? 糖尿病なら眼科を受診する理由 ophthalmology @doctorK1991

  2. by ドクターK TAKE HOME MESSAGES •糖尿病と診断されたら最低でも1年に1回の眼科受診を! •現在の糖尿病網膜症の状態に応じて、その受診頻度は異な ります。 •糖尿病網膜症は治癒しない。早期発見で進行を抑制しよう。 ophthalmology @doctorK1991

  3. by ドクターK 糖尿病網膜症とは 糖尿病網膜症とは糖尿病が原因となり、黄斑浮腫や新生血 管を生じることで視力低下、視野欠損を生じる病気です。 基本的に治癒することはなく、増殖糖尿病網膜症まで進行 すると失明する症例も少なくありません。 ophthalmology @doctorK1991

  4. by ドクターK 糖尿病網膜症の疫学(発症率) •日本人2型糖尿病患者976 名を平均 8.3 年追跡したコホート 研究では、糖尿病網膜症の発症率は年 3.98%であった。 その他にも日本糖尿病合併症研究(JDCS)で同程度 の発症率が報告されています。 ophthalmology @doctorK1991

  5. by ドクターK 糖尿病網膜症の疫学(有病率) 糖尿病網膜症 増殖糖尿病網膜症 糖尿病黄斑浮腫 ophthalmology :19.9% :1.5% :5.0% ※補足※ 増殖糖尿病網膜症は糖尿病網膜症が最も進行した状態で、失明する症例も 少なくありません。糖尿病罹病期間が長く、血糖コントロール不良な症例 が多いと思います。 また、糖尿病黄斑浮腫は視力を下げるものと、そうでないものがあります。 視力低下があればステロイドや抗VEGF薬を投与します。糖尿病網膜症があ れば病期にかかわらず黄斑浮腫は生じ得ます。 @doctorK1991

  6. by ドクターK 糖尿病網膜症のリスク因子 ophthalmology •糖尿病罹病期間(≧5年):発症リスク↑ •糖尿病若年発症:重症化リスク↑ •重症の低血糖症:発生率約4倍 •収縮期血圧が 10 mmHg 上昇すると、 初期の糖尿病網膜症のリスクが 10%↑ 増殖糖尿病網膜症や糖尿病黄斑浮腫のリスクが 15% ↑ •高脂血症 •慢性腎疾患、タンパク尿、GFR低下:有病率 •妊娠 •身体活動量、座位時間 •喫煙 @doctorK1991

  7. by ドクターK 糖尿病網膜症の分類 1.国際重症度分類 :内科医との連携のため作成 2.Davis分類 :糖尿病網膜症を大きく3つに分類。比較的よく用いられる。 3.新福田分類 :日本特有の分類で、糖尿病網膜症をより詳細に分類している。 僕は新福田分類とDavis分類を用いています。施設によって、どの分 類を使うかは異なります。この分類は治療方針を決めるのに重要で す。詳しい分類は補足資料をチェック ophthalmology @doctorK1991

  8. by ドクターK 糖尿病網膜症の診断 1.問診で自覚症状の有無(視力低下や視野狭窄) 2.糖尿病の有無 3.視力、眼圧検査、細隙灯顕微鏡、眼底検査など 糖尿病があることは大前提ですが、糖尿病網膜症の診断には 眼底検査が最も重要な検査の一つです。 ophthalmology @doctorK1991

  9. by ドクターK 糖尿病網膜症に自覚症状はない? 初期の糖尿病網膜症は自覚症状がないことも多く、 眼科受診が遅れてしまうこともあります。 糖尿病と診断したら 速やかに眼科受診をさせてください。 ophthalmology @doctorK1991

  10. by ドクターK 糖尿病網膜症の実際 ~糖尿病網膜症なし(正常眼底)~ • 発症していないからこそ定期受診で早期発見を • 年に約3~4%は網膜症を発症する。 • 推奨される受診間隔は1年に1回 網膜症がないから受診しない人もいますが、100人いれば毎年3 ~4人は発症しますので、必ず1年に1位会は受診させるようにし ましょう。 ophthalmology @doctorK1991

  11. by ドクターK 糖尿病網膜症の実際 ~単純糖尿病網膜症~ • 1型糖尿病:約14~16%が4 年以内に増殖糖尿病網膜症 • 2型糖尿病:年率2.1%で重症非増殖糖尿病網膜症もしくは増 殖糖尿病網膜症に • 推奨される受診間隔は半年に1回 治療は不要なこともありますが、黄斑浮腫が出現すると、治療の対 象になります。 ophthalmology @doctorK1991

  12. by ドクターK 糖尿病網膜症の実際 ~増殖前糖尿病網膜症~ • 1年以内に半数が増殖糖尿病網膜症に進行する。 • 推奨される受診間隔は2カ月に1回 増殖糖尿病網膜症になるリスクが高いので、増殖前糖尿病網膜症と 診断したら、かなり重めのムンテラをします。そして、受診頻度は かなり頻回になります。 ophthalmology @doctorK1991

  13. by ドクターK 糖尿病網膜症の実際 ~増殖糖尿病網膜症~ • 1型糖尿病:約14~16%が4 年以内に増殖糖尿病網膜症 • 2型糖尿病:年率2.1%で重症非増殖糖尿病網膜症もしくは増 殖糖尿病網膜症に • 推奨される受診間隔は1カ月に1回 抗VEGF薬や硝子体手術など何らかの治療をする必要が多くなります。 また、いつ失明してもおかしくないので、受診は毎月となります。 ophthalmology @doctorK1991

  14. by ドクターK 実際の症例① 眼科定期受診で糖尿病網膜症早期発見に至った症例 52歳男性 主訴)特になし 2020年1月10日より糖尿病と診断され、その後から1年に1回眼科定期受診をしている。 今回は2022年1月10日再診となった。 既往歴:糖尿病 視力:Vd=0.1(0.9×S-4.00D)Vs=0.2(0.9×S-3.50D)、眼圧:12/13mmHg 眼科のカルテは他科の先生が見るといつも「分からないので教えて 下さい」と言われます。読み方、意味を知りたい方は別のスライド 『眼科のカルテが分かりづらい!』を併せてご覧ください。 ophthalmology @doctorK1991

  15. by ドクターK 実際の症例① 眼科定期受診で糖尿病網膜症早期発見に至った症例 眼科カルテ: cor clear AC deep celllens G2/G2 fds SDR(A1)/SDR(A1) OCT DME-/DME※略語 Cor:角膜、AC:隅角、fds:眼底 SDR:単純糖尿病網膜症、PPDR:増殖前糖尿病網膜症、DME:糖尿病黄斑浮腫 糖尿病網膜症が出現しましたが、まだ単純糖尿病網膜症なので通院 間隔を半年に1回に延ばし、経過観察の方針となりました。 ophthalmology @doctorK1991

  16. by ドクターK 実際の症例② 眼科受診で糖尿病が診断された症例 62歳男性 主訴)右眼が見えづらい 2022年1月14日より右眼の見えづらさが出現し、その後徐々に見えなくなってきた。 2022年1月30日当科初診。 既往歴:なし。今まで健診を受けたことがない。 視力:Vd=0.1(0.4×S-4.00D)Vs=0.2(0.7×S-3.50D)、眼圧:12/13mmHg 今まで健診を受けたことがなく、視力検査をして結果が悪ければ‘精 査が必要です。今回も眼底検査および光干渉断層計(OCT)をする ことになりました。 ophthalmology @doctorK1991

  17. by ドクターK 実際の症例② 眼科受診で糖尿病が診断された症例 眼科カルテ: cor clear AC deep celllens G2/G2 fds PPDR(B1)/SDR(A1) OCT DME+/DME- 眼科的には糖尿病網膜症が疑わしく、この患者さんは糖尿病内科に コンサルト。その結果、糖尿病と診断されました。眼科受診を契機 に糖尿病と診断された症例でした。 ophthalmology @doctorK1991

  18. by ドクターK TAKE HOME MESSAGES •糖尿病と診断されたら最低でも1年に1回の眼科受診を! •現在の糖尿病網膜症の状態に応じて、その受診頻度は異な ります。 •糖尿病網膜症は治癒しない。早期発見で進行を抑制しよう。 ophthalmology @doctorK1991

  19. おまけ by ドクターK ~国際重症度分類~ • 網膜症なし 異常所見なし • 軽症非増殖網膜症 毛細血管瘤のみ • 中等症非増殖網膜症 毛細血管瘤以上の病変が認められる重症非増殖網膜症よりも軽症のもの • 重症糖尿病非増殖網膜症 ・眼底4 象限で20 個以上の網膜内出血 ・2 象限以上での明瞭な静脈数珠状拡張 ・明確な網膜内細小血管異常 上記のいずれかを認め、増殖網膜症の所見を認めない • 増殖網膜症 ophthalmology 新生血管または硝子体出血・網膜前出血のいずれかを認めるもの @doctorK1991

  20. by ドクターK おまけ ~Davis分類~ • 単純糖尿病網膜症 毛細血管瘤、網膜点状・斑状・線状出血、硬性白斑・網膜浮腫、(少数の軟性白斑) • 増殖前糖尿病網膜症 軟性白斑(綿花様白斑)、静脈異常、網膜内細小血管異常、(網膜無灌流領域:蛍光眼底造影) • 増殖糖尿病網膜症 新生血管(網膜・乳頭上)、網膜前出血,硝子体出血、線維血管膜、牽引性網膜剝離 ophthalmology @doctorK1991

  21. おまけ by ドクターK ~新福田分類~ • A1:軽症単純網膜症 毛細血管瘤,点状出血 • A2:重症単純網膜症 しみ状出血,硬性白斑,少数の軟性白斑 • A3:軽症増殖停止網膜症 陳旧性の新生血管 • A4:重症増殖停止網膜症 陳旧性の硝子体出血 • A5:重症増殖停止網膜症 陳旧性の(線維血管性)増殖組織 ophthalmology • B1:増殖前網膜症 軟性白斑,網膜浮腫,線状・火焔状出血 静脈拡張、網膜内細小血管異常 (網膜無血管野:蛍光眼底造影) • B2:早期増殖網膜症 乳頭に直接連絡しない新生血管 • B3:中期増殖網膜症 乳頭に直接連絡する新生血管 • B4:末期増殖網膜症 硝子体出血・網膜前出血 • B5:末期増殖網膜症 硝子体への(線維血管性)増殖組織を伴う @doctorK1991 もの

  22. by ドクターK 参考文献 糖尿病網膜症診療ガイドライン(第1版) ophthalmology @doctorK1991

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