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その症状は点眼薬の影響かも!?~点眼薬が全身に与える影響~

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8,567

37

2022/3/14
2022/3/14 更新

本スライドの対象者

研修医/専攻医

内容

点眼薬は少量でも全身性の副作用を生じ得ます。このスライドでは、使用頻度の高い緑内障の点眼薬とアロトピン点眼薬の副作用についてまとめました。

◎目次

・TAKE HOME MESSAGES

・点眼薬が全身に影響する理由

・特に注意したい、頻用される点眼薬

・β遮断薬

・β遮断薬の全身性副作用

・頻用するβ遮断薬一覧(2022年2月時点)

・炭酸脱水素酵素阻害薬

・炭酸脱水素酵素阻害薬の全身性副作用

・頻用する炭酸脱水素酵素阻害薬一覧(2022年2月時点)

・α2受容体作動薬

・α2受容体作動薬の全身性副作用と頻用薬一覧

・アトロピン

・アトロピンの先進性副作用

・仮想症例

・診断

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その症状は点眼薬の影響かも!?~点眼薬が全身に与える影響~

  1. by ドクターK TODAY'S THEME その症状は点眼薬の影響かも!? ~点眼薬が全身に与える影響~ ophthalmology @doctorK1991

  2. by ドクターK TAKE HOME MESSAGES • 点眼薬は少量でも全身性の副作用を生じうる。 • 緑内障の点眼薬は様々な全身性の副作用を生じる。 • 子どもで、抗コリン作用による全身症状を見たら、 アトロピン点眼薬を使っていないか確認を! ophthalmology @doctorK1991

  3. by ドクターK 点眼液が全身に影響する理由 • 点眼液は涙点から涙嚢を通り、鼻涙管へ排出される。 • 点眼液の一部が鼻粘膜などからそのまま吸収される。 • 点眼薬は濃度が濃く作られているので、量は少ないが全 身に影響しうる。 ophthalmology @doctorK1991

  4. by ドクターK 特に注意したい、頻用される点眼薬 1. 2. 3. 4. β遮断薬(緑内障・高眼圧症に用いる) 炭酸脱水素酵素阻害薬(緑内障・高眼圧症に用いる) α2受容体作動薬(緑内障・高眼圧症に用いる) アトロピン(調節麻痺・近視予防に用いる) これら以外にも全身に影響する点眼薬はありますが、特に 使用頻度が高いものをピックアップしました。 ophthalmology @doctorK1991

  5. by ドクターK β遮断薬 • 房水産生を抑制し、眼圧を下降させる。 • 眼圧下降作用があるため、緑内障や高眼圧症に対して用 いる。 • 第1選択薬ではなく、第2~3選択薬として用いられる。 ophthalmology @doctorK1991

  6. by ドクターK β遮断薬の全身性副作用① • β受容体遮断による刺激伝導系抑制作用、心拍出量抑制 作用がある。 • コントロール不良な心不全、洞性徐脈、房室ブロック (Ⅱ、Ⅲ度)、心原性ショックのある患者には使用禁忌 である。 ophthalmology @doctorK1991

  7. by ドクターK β遮断薬の全身性副作用② • β-受容体遮断による気管支平滑筋収縮作用により、これ らの症状が増悪するおそれがある。 • 気管支喘息、気管支痙攣又はそれらの既往歴のある患者、 重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者には使用禁忌である。 ophthalmology @doctorK1991

  8. by ドクターK 頻用するβ遮断薬一覧(2022年2月時点) カルテオロール塩酸塩 カルテオロール塩酸塩点眼液 カルテオロール塩酸塩LA点眼液 ミケラン®点眼液 ミケラン®LA点眼液 チモロールマレイン酸塩 チモロール点眼液 チモロールXE点眼液 チモプトール®点眼液 チモプトール®XE点眼液 リズモン®TG点眼液 ophthalmology 配合点眼液※ ドルモロール配合点眼液 トラチモ配合点眼液 ラタチモ配合点眼液 コソプト®配合点眼液 コソプト®ミニ配合点眼液 デュオトラバ®配合点眼液 アイベータ®配合点眼液 ザラカム®配合点眼液 ※配合点眼液は2種類の成分が含まれており、点眼する本数が減るため、コンプライアンス改善が期待されています。 @doctorK1991

  9. by ドクターK 炭酸脱水酵素阻害薬 • 房水分泌を抑制し、眼圧を下降させる。 • 眼圧下降作用があるため、緑内障や高眼圧症に対して用 いる。 • 第1選択薬ではなく、第2~3選択薬として用いられる。 ophthalmology @doctorK1991

  10. by ドクターK 炭酸脱水酵素阻害薬の全身性副作用 • 本剤及びその代謝物は、主に腎より排泄されるため、排 泄遅延により副作用が現れる恐れがある。 • 重篤な腎機能障害のある患者には使用禁忌である。 ophthalmology @doctorK1991

  11. by ドクターK 頻用する炭酸脱水酵素阻害薬一覧(2022年2月時点) ドルゾラミド塩酸塩 トルソプト®点眼液 ブリンゾラミド エイゾプト®懸濁性点眼液 ブリンゾラミド懸濁性点眼液 配合点眼液※ ドルモロール配合点眼液 コソプト®配合点眼液 コソプト®ミニ配合点眼液 アイラミド®配合点眼液 アゾルガ®配合懸濁性点眼液 ophthalmology @doctorK1991 ※配合点眼液は2種類の成分が含まれており、点眼する本数が減るため、コンプライアンス改善が期待されています。

  12. by ドクターK α2受容体作動薬 • 房水産生を抑制し、流出を促進することで、眼圧を下降 させる。 • 眼圧下降作用があるため、緑内障や高眼圧症に対して用 いる。 • 第3~4選択薬として用いられる。 ophthalmology @doctorK1991

  13. by ドクターK α2受容体作動薬の全身性副作用と頻用薬一覧 • 疲労感や眠気などを訴えることがあるため、運転前や仕 事前などに使用する際は確認しておく必要がある。 ブリモニジン酒石酸塩 アイファガン®点眼液 配合点眼液※ アイラミド®配合懸濁性点眼液 アイベータ®配合懸濁性点眼液 ophthalmology @doctorK1991 ※配合点眼液は2種類の成分が含まれており、点眼する本数が減るため、コンプライアンス改善が期待されています。

  14. by ドクターK アトロピン • アトロピンは強い抗コリン作用により瞳孔括約筋麻痺お よび毛様体筋麻痺を生じる。そのため、子どもの散瞳検 査などで用いられることが多い。 • さらに、最近は近視抑制効果があるとされ、自由診療で 使用される機会が増えている。 ophthalmology @doctorK1991

  15. by ドクターK アトロピンの全身性副作用 • 抗コリン作用によって全身性副作用を生じる。 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ophthalmology 循環器症状(血圧上昇、動悸など) 精神症状(興奮、幻覚など) 消化器症状(口喝、悪心など) 頭痛 顔面紅潮 発熱 @doctorK1991

  16. by ドクターK 仮想症例① 61歳女性 主訴)呼吸が苦しい 現病歴) 2022年1月の健康診断で緑内障疑いと診断され、2月に当院眼科を受診した。来院時明ら かな異常所見はなかったが、強度近視であり、血縁者に緑内障患者が何名かいたため、 高リスクとして予防的にミケラン®LA点眼液を開始した。点眼開始2日目の夜、「呼吸が 苦しい」と救急外来を受診した。 既往歴)喘息 ophthalmology @doctorK1991

  17. by ドクターK 診断 続き)救急外来にて診察後、「気管支喘息の増悪」と診断され、メプチンエアー®吸入 にて症状改善したため、帰宅となった。翌日朝、点眼後に「また呼吸が苦しくなった」 と訴えがあり、救急外来を再診。状況から同日眼科外来併診となった。 ミケラン®LA点眼液副作用 ophthalmology 単発の気管支喘息増悪であれば精査を行わないこともありますが、 その後も繰り返す場合には誘因がある可能性を考えます。その時、 もし緑内障点眼をしていれば、念のためにそれがβ遮断薬でないか 確認するようにしましょう。 @doctorK1991

  18. by ドクターK 仮想症例② 52歳男性 主訴)眠気 現病歴) 2020年1月より緑内障と診断され、キサラタン®点眼液を開始した。その後から3カ月に1 回眼科を定期受診をしている。2021年4月に視野悪化があり、ミケラン®LA点眼液を追加 した。その後、視野悪化はなかったが、2022年1月にⅡ度房室ブロックと診断されたた め、2月再診時にミケラン®LA点眼液を中止し、アイファガン®点眼液開始となった。再 診後翌日から日中の眠気を認めるようになり、その後も続くため再診となった。 既往歴)Ⅱ度房室ブロック ophthalmology @doctorK1991

  19. by ドクターK 診断 続き)アイファガン®点眼液開始後の眠気であったため、本人と相談の上、アイファガ ン®点眼液を中止したところ症状は消失した。 アイファガン®点眼液副作用 緑内障点眼は種類が豊富なため、他剤に変更することは比較的容易 です。長期間使用することも多いので、こういったトラブルには対 処しやすいです。 ophthalmology @doctorK1991

  20. by ドクターK 仮想症例③ 10歳男児 主訴)顔面発赤 現病歴) 2022年1月に学校検診で視力低下を指摘され、2月に眼科初診となった。強度近視による 視力低下であり、眼鏡および近視抑制のためアトロピン®点眼液開始となった。点眼開 始後翌日に顔面発赤を認め、アトロピン®点眼説明用紙に副作用欄に「顔面紅潮」の記 載があったため、心配となり同日眼科再診となった。 既往歴)なし ophthalmology @doctorK1991

  21. by ドクターK 点眼液が全身に影響する理由 • 点眼液は涙点から涙嚢を通り、鼻涙管へ排出される。 • 点眼液は涙点から涙嚢を通るため、その流れを遮断でき 点眼液の一部が鼻粘膜などからそのまま吸収される。 れば点眼液による全身性副作用は出にくくなる可能性が ある。 • 点眼薬は濃度が濃く作られているので、量は少ないが全 そのため、点眼液の副作用が軽度であれば、この部位の 身に影響しうる。 圧迫をすることで副作用が回避できるかもしれない。 ophthalmology @doctorK1991

  22. by ドクターK 診断 続き)その他に明らかな症状なく、状況からアトロピン®点眼液の副作用と考え、アト ロピン®点眼液を使用する際は鼻根部をしっかりと圧迫するよう指示。その後は顔面紅 潮も見られなくなった。 アトロピン®点眼液副作用 点眼液による副作用は重篤であれば点眼液の中止を行いますが、今 回のように症状が軽度であれば、涙道の圧迫によって副作用が回避 できることがあります。 ophthalmology @doctorK1991

  23. by ドクターK TAKE HOME MESSAGES • 点眼薬は少量でも全身性の副作用を生じうる。 • 緑内障の点眼薬は様々な全身性の副作用を生じる。 • 子どもで、抗コリン作用による全身症状を見たら、 アトロピン点眼薬を使っていないか確認を! ophthalmology @doctorK1991

  24. by ドクターK 参考文献 • 庄司純.点眼液クリニカルブック.金原出版.2011 ophthalmology @doctorK1991

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