Antaa Slide

医師・医学生のためのスライド共有

ログイン

アプリだとスライドの中のお気に入りの1ページを保存できます

インストール

1/23

【疾患別】眼科併診のタイミング

  • 糖尿病内分泌代謝内科

  • 皮膚科

  • 眼科

  • 甲状腺眼症

3,717

27

2022/4/25
ドクターK

匿名希望

糖尿病網膜症、帯状疱疹の眼合併症、甲状腺眼症の眼科併診のタイミングを疾患別にまとめました。糖尿病の病期に応じた受診間隔、角膜炎に注意すべき帯状疱疹、甲状腺眼症を疑う症状などの理解に役立ちましたら幸いです。

◎目次

・TAKE HOME MESSAGES

・糖尿病網膜症とは

・糖尿病網膜症の分類

・眼科併診のタイミングー糖尿病網膜症ー

・帯状疱疹の眼合併症

・眼科併診のタイミングー帯状疱疹-

・甲状腺眼症とは

・甲状腺眼症の症状

・眼科併診のタイミングー“至急“紹介すべき甲状腺眼症ー

・眼科併診のタイミングー紹介すべき甲状腺眼症①ー

・(参考)Clinical Activity Score(CAS)

・仮想症例

・診断


ドクターKさんの他の投稿スライド

意外と知らない眼に影響する薬

#ステロイド #眼科 #エタンブトール #クロロキン #抗コリン薬 #白内障 #緑内障 #視神経症 #クロロキン網膜症

26

6,985

知っておきたい眼科救急3選

#眼科 #急性緑内障発作 #眼科救急 #マンニトール #眼窩骨折 #眼窩吹き抜け骨折 #角膜化学外傷

74

24,424

眼科のカルテ分かりづらい!

#眼科 #矯正視力 #前眼部所見 #後眼部所見 #前房 #AC deep #急性緑内障発作

70

62,384

もっと見る


診療科ごとのスライド

内科(266)

消化器内科(47)

循環器内科(65)

呼吸器内科(63)

血液内科(27)

糖尿病内分泌代謝内科(38)

腎臓内科(19)

アレ膠リウマチ内科(20)

脳神経内科(79)

総合診療科(94)

救急科(286)

外科(27)

消化器外科(2)

呼吸器外科(0)

乳腺外科(0)

整形外科(65)

脳神経外科(10)

泌尿器科(19)

形成外科(13)

皮膚科(21)

眼科(14)

耳鼻咽喉科(11)

歯科口腔外科(7)

リハビリテーション科(6)

心臓血管外科(3)

小児科(31)

産婦人科(41)

精神科(53)

放射線科(43)

麻酔科(9)

緩和ケア科(18)

感染症科(162)

産業医(3)

初期研修医(216)

その他(255)


【疾患別】眼科併診のタイミング

  1. by ドクターK TODAY'S THEME 【疾患別】 眼科併診のタイミング ophthalmology @doctorK1991

  2. by ドクターK TAKE HOME MESSAGES • 糖尿病は病期に応じて1カ月~1年と受診間隔を指導 しよう • 帯状疱疹が鼻尖部にできたら角膜炎に要注意 • 複視やドライアイを訴えたら甲状腺眼症が出ている かも ophthalmology @doctorK1991

  3. by ドクターK 糖尿病網膜症とは • 糖尿病網膜症は糖尿病が原因となって、眼底に特徴的な所見 を認め、中には視力低下などの症状があることもあります • アジア人では何らかの糖尿病網膜症が19.9%に見られます Yau JW, et al: Global prevalence and major risk factors of diabetic,retinopathy. Diabetes Care 35:556-564, 2012. • 早期発見、早期治療で進行を緩徐にするのが現時点での最善 の治療で、そのためには糖尿病患者の眼科受診は必須です ophthalmology @doctorK1991

  4. by ドクターK 糖尿病網膜症の分類 • 単純糖尿病網膜症 (所見)毛細血管瘤、点状・斑状・線状出血、硬性白斑、網膜浮腫 • 増殖前糖尿病網膜症 (所見)軟性白斑、静脈異常、網膜内細小血管異常 • 増殖糖尿病網膜症 (所見)新生血管、網膜前出血、硝子体出血、線維血管膜、牽引性網膜剥離 単純>増殖前>増殖の順で進行している状態で、糖尿病網膜 症はその分類によって推奨される眼科診察間隔が変わります ophthalmology @doctorK1991

  5. by ドクターK 眼科併診のタイミング ー糖尿病網膜症ー Davis分類 糖尿病網膜症なし 単純糖尿病網膜症 増殖前糖尿病網膜症 増殖糖尿病網膜症 受診間隔 1年に1回 6カ月に1回 2カ月に1回 1カ月に1回 ※あくまで目安であり、受診間隔は状況に応じて適宜短縮したり、延長したりします ophthalmology @doctorK1991

  6. by ドクターK 帯状疱疹の眼合併症 • 帯状疱疹が三叉神経第1領域に生じると、眼部帯状疱疹 を生じる • 角膜炎、結膜炎、強膜炎、虹彩炎、眼筋麻痺、涙腺炎な どが報告されている ophthalmology @doctorK1991

  7. by ドクターK 眼科併診のタイミング ー帯状疱疹- • Hutchinsonの法則: →鼻尖部・鼻翼部に皮疹がある時は眼合併症の頻度が高い →Hutchinsonの法則に当てはまれば眼科併診を 眼合併症は皮疹が出るよりも遅れて生じることがあります。なので、 Hutchinsonの法則があり、眼合併症がその時点でなくても注意して 経過を見ていく必要があります ophthalmology @doctorK1991

  8. by ドクターK 甲状腺眼症とは • 甲状腺眼症はバセドウ病や橋本病に伴ってみられる眼窩 組織の自己免疫性炎症性疾患のこと • 診断基準 1. 自己免疫性甲状腺疾患あり 2. 眼症候あり 3. 画像診断にて眼球突出、外眼筋の腫大などを認める ※①+②または③→甲状腺眼症、②または③があるが、①がない場合→甲状腺眼症疑い ophthalmology @doctorK1991

  9. by ドクターK 甲状腺眼症の症状 • • • • • 眼痛、眼周囲の痛み 流涙 眼瞼後退 結膜の充血、浮腫 眼球突出 ophthalmology • 視力低下 • 眼球運動障害、複視 • 視野欠損 • 視神経症 など @doctorK1991

  10. by ドクターK 眼科併診のタイミング ー“至急“紹介すべき甲状腺眼症ー • 症状:急激な視力低下、色覚異常、急激な眼球突出 • 所見:角膜混濁、兎眼、視神経乳頭の浮腫 ophthalmology @doctorK1991

  11. by ドクターK 眼科併診のタイミング ー紹介すべき甲状腺眼症①ー • 症状:眼の過剰な違和感(1週間以上の加療で改善しない) 眼の中または奥の痛み(1-2カ月持続or悪化する) 羞明 (1-2カ月持続or悪化する) 眼瞼の発赤、腫脹 (1-2カ月持続or悪化する) 眼の所見の変化に対する不安感 眼球突出 複視 ophthalmology @doctorK1991

  12. by ドクターK 眼科併診のタイミング ー紹介すべき甲状腺眼症②ー • 所見:眼瞼後退 眼瞼または結膜の発赤、浮腫 眼球運動障害や明らかな斜視 複視を避けるための頭位の傾斜 • その他:片眼性 euthyroid(or hypothyroid) Grave’s disease ophthalmology @doctorK1991

  13. by ドクターK (参考)Clinical Activity Score(CAS)  眼球や球後の痛み・圧迫感や違和感  眼球運動時(上方視、下方視、側方 視)の痛み  1-3カ月間に2㎜以上の眼球突出の進行  眼瞼の発赤  1-3カ月間に8度以上の眼球運動障害  眼瞼の腫脹  1-3カ月間に視力の低下  結膜の充血  結膜の浮腫  涙丘の腫脹 炎症の活動性評価で、CASが10点中4点以上、特に左の7項目で3点以 上あれば活動性眼症を示唆する ophthalmology @doctorK1991

  14. by ドクターK 仮想症例① 52歳男性 主訴)右視力低下 現病歴) 2020年1月より糖尿病と診断されたが、その後は眼科通院していなかった。2022年4月に 右視力低下を認めたため、近医を受診したところ糖尿病網膜症の診断で精査加療のため 当院紹介となった。 既往歴)HbA1c14.0% 視力)右)手動弁、左)矯正で0.5 眼底所見)右)硝子体出血、左)軟性白斑、点状出血 ophthalmology @doctorK1991

  15. by ドクターK 診断 眼底所見から、右眼は増殖糖尿病網膜症、左眼は増殖前糖尿病網膜症の診断 右眼は進行した糖尿病網膜症であるため、ガイドラインから1カ月 に1回の受診が推奨されます。また、HbA1cも14.0%と高値であるた め、今後更なる増悪の恐れもあり注意が必要です。 ophthalmology @doctorK1991

  16. by ドクターK 仮想症例② 47歳女性 主訴)左眼瞼部に水疱、ピリピリする 現病歴) 1週間前より左眼瞼あたりにピリピリする痛みを感じた。昨日より同部位に水疱が生じ たため皮膚科を受診したところ、鼻部にも水疱を認めたため当科紹介となった。 所見)左眼瞼部および鼻尖部に水疱+ ophthalmology @doctorK1991

  17. by ドクターK 診断 鼻尖部に水疱を認めることから、Hutchinsonの法則あり その後の眼科診察で左結膜充血+、左角膜樹枝状病変、その他異常なし 帯状疱疹角膜炎の診断 Hutchinsonの法則が当てはまる場合、帯状疱疹角膜炎を呈すること もあります。しかし、眼合併症は皮疹よりも遅れてくることもあり、 病変がなくても有事再診の旨は伝えておく必要があります。 ophthalmology @doctorK1991

  18. by ドクターK 仮想症例③ 42歳女性 主訴)物が二重に見える 現病歴) 2005年1月にバセドウ病と診断され、内服で経過観察していた。2020年4月より両眼球突 出を認めたため、同月より眼科通院するようになった。1週間前から物が二重に見える ようになったので、当科再診となった。 既往歴)バセドウ病 視力)両眼とも矯正で1.0 所見)両眼球突出 その他明らかな異常なし ophthalmology @doctorK1991

  19. by ドクターK 診断 両眼球突出、複視 至急ではないが、甲状腺眼症加療を検討する 必要に応じてステロイド投与などを行う 視機能に異常はなく、進行も緩徐だと考えます。しかし、眼球突出、複視の 症状があり、ガイドラインでは紹介すべき症例となります。甲状腺眼症専門 医療機関に紹介するようにしましょう。 ophthalmology @doctorK1991

  20. by ドクターK 仮想症例④ 32歳女性 主訴)昨日からの右眼視力低下 現病歴) 2010年1月にバセドウ病と診断され、内服で経過観察していた。2020年4月より両眼球突 出を認めたため、同月より眼科通院するようになった。昨日より急に右が見えなくなっ たので、当科再診となった。 既往歴)バセドウ病 視力)右)手動弁、左)矯正で0.4 所見)両眼球突出、右視神経乳頭浮腫 その他明らかな異常なし ophthalmology @doctorK1991

  21. by ドクターK 診断 急激な視力低下・視神経乳頭浮腫を認める 至急で甲状腺眼症治療可能な眼科へ紹介する 重症であればステロイド、放射線治療など検討される 特に急激な視力低下、色覚異常、急激な眼球突出などの症状には注意が必要 です。視神経症になっていることもあり、視神経が萎縮してからでは症状が 改善しないことも多いので、上記症状があれば至急で専門機関に紹介するよ うにしましょう。 ophthalmology @doctorK1991

  22. by ドクターK TAKE HOME MESSAGES • 糖尿病は病期に応じて1カ月~1年と受診間隔を指導 しよう • 帯状疱疹が鼻尖部にできたら角膜炎に要注意 • 複視やドライアイを訴えたら甲状腺眼症が出ている かも ophthalmology @doctorK1991

  23. by ドクターK 参考文献 • 日本糖尿病眼学会診療ガイドライン委員会.糖尿病網 膜症診療ガイドライン(第1版).2020 • 丸尾敏夫ら.眼科学第2版.文光堂.2011 • 日本甲状腺学会・日本内分泌学会.甲状腺眼症診療の 手引き Digest版 ophthalmology @doctorK1991

Antaa Slide

医師・医学生のためのスライド共有

App StoreからダウンロードGoogle Play Storeからダウンロード

会社概要

Antaa, Inc. All rights reserved.