#4.
奈良の鹿の生息範囲 重点保護区(A地区)
:春日大社境内など
保護地区(B地区)
:主に春日山原始林とその周辺 近鉄奈良駅 人間の生活の場と鹿の生息範囲が重なっている! 東大寺
#5.
奈良の鹿を取り巻く問題 鹿への不適切な給餌
ビニール等のゴミが胃の中に溜まることによる健康被害、野菜くずの給餌をきっかけとした農業被害や交通事故の増加。
鹿との不適切な接触
鹿せんべいの適切な与え方を知らなかったり、
写真撮影等を目的として過剰に接触することにより、
「奈良のシカ」に噛まれたりたたかれるなどの事故が増加している。
#6.
#7.
結果 ・2014年1月1日~2018年12月31日の5 年間で計 49 例が市立奈良病院に救急搬送されていた。
・男性 18名、⼥性 31 名と女性に多かった。
・受傷者の年齢は平均 28 歳で、範囲は1〜99 歳と幅あり。
・季節的には 10, 11 ⽉が多かった。 日本救急医学会雑誌.2021;32:543-8
#8.
結果 ・傷病名としては打撲傷が 80%を占めていた。
・咬傷は2例(4.2%)で少ない。
・四肢の⾻折、不安定型⾻盤⾻折、外傷性くも膜下出⾎、硬膜外⾎腫、
中⼼性脊髄損傷といった⼊院を要する症例も含まれていた。
・搬送患者の居住地は,奈良市が 7例(14%)
・奈良市外が 42 例(86%)と多く、その全例が旅⾏者であった。 日本救急医学会雑誌.2021;32:543-8
#9.
奈良への旅行者増加(特に海外からの)に伴い鹿外傷も増加している 奈良市民 旅行者(日本) 海外 日本救急医学会雑誌.2021;32:543-8
#10.
鹿外傷は小児、中年女性で多い 日本救急医学会雑誌.2021;32:543-8
#11.
直接の外傷が約7割、非接触性外傷が3割 直接外傷 非接触外傷 直接外傷 非接触 咬傷は少なく、
体当たりや角での受傷が多い。 日本救急医学会雑誌.2021;32:543-8
#12.
非接触外傷の例 ⿅が接近してきたことに驚き、⾃ら動き出す際に⾜がもつれる。
⽯などにつまずいたりして転倒する。
車両乗車中に鹿が関係した交通事故で受傷。
#13.
鹿外傷を避けるには
#14.
リスクファクターを知る 奈良市外からの旅行者
中年女性
小児、高齢者
10、11月 (繁殖期、鹿の角切り前)
#15.
適切に鹿せんべいを与える すぐに・素早く与える。
じらさない。
(写真を撮るために鹿せんべいをじらせると鹿が興奮する)
周囲の鹿にも注意する。
(鹿せんべいを持っていると鹿に囲まれます)
鹿せんべいが無くなれば両手を広げて教える。(シカサイン)
子供が与える時には大人も一緒に与える。
#16.
奈良公園クイックガイド:奈良公園のシカとの接し方より
#17.
非接触外傷の可能性も考慮する ⾮接触外傷という受傷形態があり⿅が接近してきても、
「慌てて動かない」
非接触外傷は中年女性に多い。
#18.
最後に
奈良に来られる際には鹿と「正しく」ふれ合い楽しんで下さい。