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抗うつ薬 〜各種抗うつ薬の有効性と忍容性:MANGA Study〜

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  • 三環系抗うつ薬
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内容

"抗うつ薬に関して、各種抗うつ薬の有効性と忍容性を評価したMANGA Studyや症状別の第一選択薬、薬効ごとの作用機序や特徴、副作用についてまとめています。

また、各薬効に属する薬剤に関して、専門医コメントを掲載しています。

そのほかの薬剤について専門医コメントをご確認いただきた場合は、医師向け薬剤比較アプリ「イシヤク」(完全無料)でご確認ください。

イシヤクアプリはこちら。

iOSの方:https://apple.co/38QrgLq

androidの方:https://bit.ly/3tC1fc7"

本スライドの対象者

研修医/専攻医/専門医
イシヤク

薬剤比較


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抗うつ薬 〜各種抗うつ薬の有効性と忍容性:MANGA Study〜

  • 1.

    抗うつ薬一覧 薬効ごとのまとめ イシヤク

  • 2.

    目次 1. 抗うつ薬一覧:画像まとめ 2. 症状別第一選択薬 3. 各種抗うつ薬の有効性と忍容性:MANGA Study 4. 三環系抗うつ薬 5. 四環系抗うつ薬 6. SSRI(選択的セロトニン再取込み阻害薬) 7. SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬) 8. NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬) 9. S-RIM(セロトニン再取込み阻害・セロトニン受容体調節薬) 10. SARI(セロトニン遮断再取込み阻害薬)

  • 3.

    三環系 アナフラニール ノリトレン スルモンチール トフラニール 四環系 トリプタノール アンプリット アモキサン テシプール プロチアデン テトラミド SNRI SSRI レクサプロ パキシル ジェイゾロフト パキシルCR デプロメール ルジオミール S-RIM イフェクサー SR ーSR サインバルタ トリン テリックス トレドミン SARI NaSSA デジレル リフレックス

  • 4.

    うつ病の症状別第一選択薬 不眠、食思不振がある ミルタザピン(リフレックス®) 選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI) セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬 眠気や体重増加が支障 (SNRI) となる セロトニン再取り込み/セロトニン受容体モジュレー ター(S-RIM) エスシタロプラム(レクサプロ®)、セルトラリン(ジェ 不安症を併せ持つ イゾロフト®) 今日の治療薬アプリ2021

  • 5.

    各種抗うつ薬の有効性と忍容性:MANGA Study 急性期のうつ病に対する 21の抗うつ薬の効果と忍容性を、レボキセチンを基準にして比較した Study。 日本で使用されている抗うつ薬に限定して再構成。 有効性が高く 忍容性も高い 有効性 オッズ比 ボルチオキセチン (S-RIM) 忍 容 性 オ ッ ズ 比 エスシタロプラム(SSRI) セルトラリン ミルナシプラン トラゾドン (SARI) パロキセチン ベンラファキシン ミルタザピン(NaSSA) アミトリプチリン フルボキサミン デュロキセチン(SNRI) クロミプラミン(三環系) レボキセチン Cipriani A, et al. Lancet 2018より改変

  • 6.

    三環系抗うつ薬 作用機序 セロトニンやノルアドレナリンの再取込みを阻害するが、その他にもヒスタミン H1受容 体、ムスカリン受容体、アドレナリン α1受容体なども遮断するため副作用が多い。 特徴 副作用:抗コリン作用(口渇、便秘、眼圧上昇、排尿困難)。 心電図異常、不整脈。 アナフラニールは、強迫症状や不安・焦燥に良いとされ、点滴静注が可能である。 アナフラニール、トフラニールは、遺尿症(子どもの尿失禁)に対しても適応あり。 禁忌 閉塞隅角緑内障 や尿閉患者には禁忌。 専門医コメント 抗うつ効果に優れており、 SSRI等の新規抗うつ薬が無効であっても、三環係抗うつ薬に よって改善する例は多くみられる。アナフラニールは、うつ病だけでなく強迫性障害にも 良い適応となる。一方で、 三環系抗うつ薬は、新規抗うつ薬に比べて、副作用が多く、忍 容性が課題である。また、 QT延長などの心臓への影響はモニタリングしながら増量すべ きである(精神科医 Dr.メントス)

  • 7.

    三環系抗うつ薬:クロミプラミン・ノルトリプチリン・アミトリプチリン

  • 8.

    三環系抗うつ薬:イミプラミン・トリミプラミン・ロフェプラミン

  • 9.

    三環系抗うつ薬:ドスレピン・アモキサピン

  • 10.

    四環系抗うつ薬 作用機序 特徴 専門医コメント 主に脳内のノルアドレナリンなどの働きを改善することで抗うつ作用を呈する。三環系 抗うつ薬に比べると抗コリン作用の懸念が少ないとされる。 力価:テトラミド60㎎≒ルジオミール 75~150mg≒テシプール 6㎎。 比較試験において 3剤ともトリプタノール(三環系)と同程度。 テトラミドは、不眠、ときにせん妄にも使用される。 低用量では抗うつ効果は低く、抗うつ剤の第一選択とはなりにくい。 副作用は少ないた め、不眠症の患者への催眠効果や高齢者のせん妄治療などで使われる。 (精神科医 Dr.メントス)

  • 11.

    四環系抗うつ薬:セチピチリン・マプロチリン・ミアンセリン

  • 12.

    SSRI(選択的セロトニン再取込み阻害薬) 作用機序 脳内で神経伝達物質セロトニンの再取り込みを阻害し、セロトニンの働きを増強すること で抗うつ作用を呈する。 特徴 抗不安・パニック効果があるため、うつ病だけでなく、強迫性障害やパニック障害、全般 性不安障害に対して有用。ただし、薬物によって保険上の適応症が異なっているため注 意する。 効果発現に時間がかかるため、頓用にはふさわしくなく、強い不安症状に対しては、 SSRIの効果が発現するまでの間、 BZD系抗不安薬を併用するという治療が勧められ る。 注意点 専門医コメント 自殺企図がある患者には使用しない。 うつ病や不安障害、強迫性障害などの疾患の第一選択薬 として広く使用されている。副 作用は内服後速やかに出現する可能性があるが、効果発現には 2週間程度の時間が 必要である。アドヒアランスの向上のため効果と副作用の発現のタイミングは、十分に説 明して処方をする。 不安障害、強迫性障害の治療効果は薬物療法のみでは効果不十分 であり、非薬物的療法である認知行動療法等の併用が必要 と考える。(精神科医 Dr.メ ントス)

  • 13.

    SSRI:エスシタロプラム・セルトラリン

  • 14.

    SSRI:パロキセチン・フルボキサミン

  • 15.

    SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬) 作用機序 特徴 脳内でセロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害し、これらの神経伝達物質の働き を増強することで抗うつ作用などを呈する。 セロトニンとノルアドレナリンの双方に作用するため、 SSRIの効果に意欲向上が加わり、よ り広い治療スペクトラムとなりうる。 注意点・禁忌 イフェクサーやサインバルタは、セロトニン再取込み阻害作用が強く効果が期待されるが、 投与早期の胃腸症状や頻脈、血圧上昇などに注意する。 高度腎障害、肝障害患者は禁忌(ミルナシプラン以外)。 専門医コメント イフェクサーは低用量ではセロトニン効果、高用量ではノルアドレナリン効果が追加される と薬理上ではあるが、実臨床ではそのような明確な違いを容量依存的に感じることはな い。サインバルタは、意欲低下しているうつ病症例のみならず、慢性疼痛の治療にも使用 される。(精神科医 Dr.メントス)

  • 16.

    SNRI:ベンラファキシン・ミルナシプラン

  • 17.

    SNRI:デュロキセチン

  • 18.

    NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬):ミルタザピン 作用 機序 α2受容体を遮断し、セロトニン・ノルア ドレナリン放出を促進することで、抗う つ作用を呈する。 特徴 SSRI、SNRIで問題となる胃腸症状や 性機能障害が少ない。 注意 点 専門 医コメ ント 眠気や体重増加に注意する。 抗うつ効果に優れ、 不安や焦燥の強 い中年期以降のうつ病には、第一選 択薬としてよく使用 する抗うつ薬であ る。眠気や食欲亢進といった副作用が あるが、それが、不眠や食欲不振の 改善に繋がる場合もあり、治療上有効 となる場面も多い。 (精神科医 Dr.メントス)

  • 19.

    S-RIM(セロトニン再取込み阻害・セロトニン受容体調節薬) ボルチオキセチン 作用機序 特徴 注意点 専門医コ メント セロトニン再取り込みに加えて、セロトニン 1A受容体 を刺激することで、抗うつ作用を呈する。 セロトニン再取り込み阻害作用は弱いが、 5-HT1A刺 激作用があるため、抗うつ効果は担保される。 胃腸 症状や性機能障害が少ない。 増量は1週間以上間隔を空ける。 ボルチオキセチン(トリンテリックス ®)がこの分類に 入る。SSRIに比較するとセロトニンの再取り込み阻 害が少ないとされるが、 消化器症状などの全般的な 副作用は少なく、他の SSRIやSNRIにて忍容性が無 い場合にも使用しやすい 薬剤である。(精神科医 Dr. メントス)

  • 20.

    SARI(セロトニン遮断再取込み阻害薬):トラゾドン 作用機 序 シナプス後膜のセロトニン 5-HT2受容体阻 害と、セロトニン再取込み阻害作用により、 抗うつ作用を呈する。 特徴 抗うつ作用は弱いため、うつ病に対する主 剤として用いられることはほとんどなく、睡眠 薬として用いられることがほとんどである。 三環系抗うつ薬や四環系抗うつ薬と比較 し、抗コリン作用が軽減されている。 専門医 コメント トラゾドン(デジレル ®)がこの分類に入る。 低用量では抗うつ効果は弱く、抗うつ剤の 第一選択とはならない。 副作用は少ないた め、不眠症の患者への催眠効果や高齢者 のせん妄治療などで使われる場面が多い。 (精神科医 Dr.メントス)

  • 21.

    イシヤク 医師向け薬剤比較アプリ「イシヤク」では、全 薬剤に専門医コメントを掲載しています。 ご興味のある方は、 Appleストア・Googleプ レイで「イシヤク」で検索して是非ダウンロード してみてください。 https://bit.ly/3FJmFc9

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