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PMRと呼ぶ前に、呼んだ後に、できること

投稿者プロフィール
小澤廣記
Award 2025 受賞者

聖路加国際病院

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投稿した先生からのメッセージ

日常診療で高齢者の両肩の痛みや著明なCRP高値に出会ったとき、「典型的なPMRだろう」とステロイド(プレドニゾロン 15mg)を開始し、数日後に患者さんが満面の笑みで「痛みが嘘のように消えました!」と再診される——誰もが一度は経験する、臨床医として非常に手応えを感じる瞬間です。

しかし、「診断を間違えていてもステロイドが効いてしまうこと」こそが、PMR診療における最大の罠です。

総合診療とリウマチ膠原病専門診療の双方に身を置いて痛感するのは、「初診で見抜けなかったことを恥じる必要はない。恥ずべきは、診断を見直す機会がないことだ」ということです。

PMRと診断をつけることは、ゴールではなく「診断見直しも含めた長期モニタリングの開始」にすぎません。

明日からの外来カルテに、ぜひ診断見直しのためのモニタリングを組み込んでみてください。

先生方の日常診療の安全網として、本スライドがお役に立てば幸いです。

概要

「ステロイドが劇的に効いたからPMR」 — その安心が、最も危険な落とし穴かもしれません。

リウマチ性多発筋痛症(PMR)は、プライマリケアから一般内科まで頻繁に遭遇するコモンな炎症性疾患です。しかし、実臨床における診断維持率はプライマリケアで約6割ほど。専門外来でも約3割強が最終的に他疾患へ再分類されているという厳しい現実があります。

本スライドでは、2026年最新のNEJMレビューやEULAR管理推奨などを踏まえ、PMR診療を「最初に正しい診断を当てる」から「診断を見直す仕組み(手順)を組み込む安全管理」へとアップデートするための思考プロセスを提示します。

本スライドの対象者

研修医/専攻医/専門医

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