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甲状腺疾患治療薬一覧 〜バセドウ病・潜在性甲状腺機能低下症の診断フローチャート〜

  • 糖尿病内分泌代謝内科

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  • チウラヂール
  • 甲状腺機能亢進症

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2022/2/9
イシヤク

薬剤比較

甲状腺疾患治療薬に関して、バセドウ病・潜在性甲状腺機能低下症の診断フローチャート、薬効ごとの作用機序や特徴、副作用についてまとめています。

また、各薬効に属する薬剤に関して、専門医コメントを掲載しています。

そのほかの薬剤について専門医コメントをご確認いただきた場合は、医師向け薬剤比較アプリ「イシヤク」(完全無料)でご確認ください。

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甲状腺疾患治療薬一覧 〜バセドウ病・潜在性甲状腺機能低下症の診断フローチャート〜

  1. 甲状腺疾患治療薬一覧 バセドウ病・潜在性甲状腺機能低下症の診断フローチャート イシヤク

  2. 目次 1. バセドウ病の診断フローチャート・ガイドライン 2. 無痛性甲状腺炎の診断ガイドライン 3. 潜在性甲状腺機能低下症の診断と治療フローチャート 4. 甲状腺機能低下症(原発性・中枢性)の診断ガイドライン 5. 慢性甲状腺炎(橋本病)の診断ガイドライン 6. 亜急性甲状腺炎(急性期)の診断ガイドライン 7. 甲状腺ホルモン製剤 8. 抗甲状腺薬 9. ヨウ素

  3. バセドウ病診断フローチャート バセドウ病眼症を疑う 臨床症状・所見がある 甲状腺機能亢進症を疑う 臨床症状・所見がある TSH・FT4・TRAb測定 TSH ↑ FT4 ↑ TSH FT4 TRAb(-) TSH ↓ FT4 ↑ TRAb(+) TSH ↓ FT4 ↑ TRAb(-) TSAb測定 甲状腺専門医に依頼 TSH不適切分泌 (TSH産生腫瘍など) 甲状腺専門医に依頼 Euthyroid Graves病の 疑い 陽性 高値 シンチグラムでびまん性 陰性 放射性ヨード 摂取率測定 低値 バセドウ病として治 療開始 無痛性甲状腺炎 日本甲状腺学会:甲状腺疾患診断ガイドライン 2013より作成

  4. バセドウ病 診断ガイドライン 臨床所見 1.頻脈、体重減少、手指振戦、発汗増加等の甲状腺中毒症所見 2.びまん性甲状腺腫大 3.眼球突出または特有の眼症状 検査所見 1.fT4、fT3のいずれか一方または両方高値 2.TSH低値(0.1μU/ml以下) 3.抗TSH受容体抗体(TRAb)陽性、または甲状腺刺激抗体(TSAb)陽性 4.典型例では放射性ヨウ素(またはテクネシウム)甲状腺摂取率高値、シンチグラフィでびまん性 判定 バセドウ病 :臨床所見の1つ以上に加えて、 検査所見の4つ を有するもの 確からしいバセドウ病 :臨床所見の1つ以上に加えて、 検査所見の1、2、3を有する もの バセドウ病の疑い :臨床所見の1つ以上に加えて、 検査所見の1と2を有し、fT4、fT3高値が3ヶ月以上続く もの 備考 ・コレステロール低値、アルカリホスファターゼ高値を示すことが多い。 ・fT4正常でfT3のみが高値の場合が稀にある。 ・眼症状がありTRAbまたはTSAb陽性であるが、fT4およびTSHが正常の例はeuthyroid Graves' diseaseまたはeuthyroid ophthalmopathyといわれる。 ・高齢者の場合、臨床症状が乏しく、甲状腺腫が明らかでないことが多いので注意をする。 ・小児では学力低下、身長促進、落ち着きの無さ等を認める。 ・fT3(pg/ml)/fT4(ng/dl) 比の高値は無痛性甲状腺炎の除外に参考となる。 ・甲状腺血流増加・尿中ヨウ素の低下が無痛性甲状腺炎との鑑別に有用である 甲状腺疾患診断ガイドライン2021

  5. バセドウ病 診断ガイドライン 臨床所見 1.頻脈、体重減少、手指振戦、発汗増加等の甲状腺中毒症所見 2.びまん性甲状腺腫大 3.眼球突出または特有の眼症状 検査所見 1.fT4、fT3のいずれか一方または両方高値 2.TSH低値(0.1μU/ml以下) 3.抗TSH受容体抗体(TRAb)陽性、または甲状腺刺激抗体(TSAb)陽性 4.典型例では放射性ヨウ素(またはテクネシウム)甲状腺摂取率高値、シンチグ ラフィでびまん性 備考 判 定 バセドウ病:臨床所見の1つ以上に加えて、 検査所見の4つを有するもの 確からしいバセドウ病:臨床所見の1つ以上 に加えて、検査所見の1、2、3を有するもの バセドウ病の疑い:臨床所見の1つ以上に 加えて、検査所見の1と2を有し、fT4、fT3高 値が3ヶ月以上続くもの コレステロール低値、アルカリホスファターゼ高値を示すことが多い。 ・fT4正常でfT3のみが高値の場合が稀にある。 ・眼症状がありTRAbまたはTSAb陽性であるが、fT4およびTSHが正常の例はeuthyroid Graves' diseaseまたはeuthyroid ophthalmopathyといわれる。 ・高齢者の場合、臨床症状が乏しく、甲状腺腫が明らかでないことが多いので注意をする。 ・小児では学力低下、身長促進、落ち着きの無さ等を認める。 ・fT3(pg/ml)/fT4(ng/dl) 比の高値は無痛性甲状腺炎の除外に参考となる。 ・甲状腺血流増加・尿中ヨウ素の低下が無痛性甲状腺炎との鑑別に有用である 甲状腺疾患診断ガイドライン2021

  6. 無痛性甲状腺炎 診断ガイドライン 臨床所見 1. 甲状腺痛を伴わない甲状腺中毒症 2. 甲状腺中毒症の自然改善(通常約3ヶ月以内) 検査所見 1. 2. 3. 4. fT4高値(さらにfT3高値) TSH低値(0.1μU/ml以下) 抗TSH受容体抗体陰性 放射性ヨウ素(またはテクネシウム)甲状腺摂取率低値 判定 無痛性甲状腺炎:臨床所見及び検査所見の全てを有するもの 無痛性甲状腺炎の疑い:臨床所見の全てと、検査所見の1〜3を有するもの 除外規定:甲状腺ホルモンの過剰摂取例を除く 備考 ・慢性甲状腺炎(橋本病)や寛解バセドウ病の経過中発症するものである。 ・出産後数ヶ月でしばしば発症する。 ・甲状腺中毒症状は軽度の場合が多い。 ・回復期に甲状腺機能低下症になる例も多く、少数例は永続的低下になる。 ・急性期の甲状腺中毒症が見逃され、その後一過性の甲状腺機能低下症で気づかれることがある。 ・抗TSH受容体抗体陽性例が稀にある。 甲状腺疾患診断ガイドライン2021

  7. 無痛性甲状腺炎 診断ガイドライン 臨床所見 1. 甲状腺痛を伴わない甲状腺中毒症 2. 甲状腺中毒症の自然改善(通常約3ヶ月以内) 検査所見 1. 2. 3. 4. fT4高値(さらにfT3高値) TSH低値(0.1μU/ml以下) 抗TSH受容体抗体陰性 放射性ヨウ素(またはテクネシウム)甲状腺摂取率低値 備考 判 定 無痛性甲状腺炎:臨床所見及び検査 所見の全てを有するもの 無痛性甲状腺炎の疑い:臨床所見の 全てと、検査所見の1〜3を有するもの 除外規定:甲状腺ホルモンの過剰摂 取例を除く ・慢性甲状腺炎(橋本病)や寛解バセドウ病の経過中発症するものである。 ・出産後数ヶ月でしばしば発症する。 ・甲状腺中毒症状は軽度の場合が多い。 ・回復期に甲状腺機能低下症になる例も多く、少数例は永続的低下になる。 ・急性期の甲状腺中毒症が見逃され、その後一過性の甲状腺機能低下症で気づかれることがある。 ・抗TSH受容体抗体陽性例が稀にある。 甲状腺疾患診断ガイドライン2021

  8. 潜在性甲状腺機能低下症の診断と治療フローチャート 妊娠中、妊娠を希望 TSH高値、FT4正常 ヨウ素過剰是正 直ちにT4治療開始 一過性、他疾患(※)除外 1〜3ヶ月後 血中TSH高値持続 はい ・妊娠希望 ・TSH≧10μU/ml のいずれかに該当 いいえ はい T4治療開始 いいえ いいえ ・甲状腺腺腫の縮小希望 6〜12ヶ月ごとにTSH 再検 ・甲状腺機能低下症の症状がある ・甲状腺自己抗体陽性 ・バセドウ病術後、放射線治療後 ・85歳未満 のいずれかに該当 ※副腎機能低下症,中枢性甲状腺機能低下症, 甲状腺機能低下の補充療法開始後など 妊娠中の場合は、流産や早産、妊娠高血圧症候群などのリスクとなるため治療開始する。 T4治療は、通常サイロキシンを25〜50μg/日の内服で開始 はい T4治療考慮 日本内科学会雑誌 第99巻 第4号を元に作成

  9. 原発性甲状腺機能低下症 診断ガイドライン 臨床所見 無気力、易疲労感、眼瞼浮腫、寒がり、体重増加、動作緩慢、嗜眠、記憶力低下、便秘、嗄声等 いずれかの症状 検査所見 fT4低値(参考としてfT3低値)およびTSH高値 判定 原発性甲状腺機能低下症 :上記臨床所見及び検査所見 を有するもの 備考 ・慢性甲状腺炎(橋本病)が原因の場合、抗マイクロゾーム(またはTPO)抗体または抗サイログロ ブリン抗体陽性となる。 ・阻害型抗TSH受容体抗体により本症が発生することがある。 ・コレステロール高値、クレアチンホスホキナーゼ高値を示すことが多い。 ・出産後やヨード摂取過多などの場合は一過性甲状腺機能低下症の可能性が高い。 甲状腺疾患診断ガイドライン2021

  10. 原発性甲状腺機能低下症 診断ガイドライン 臨床所見 無気力、易疲労感、眼瞼浮腫、寒がり、体重増加、動作 緩慢、嗜眠、記憶力低下、便秘、嗄声等いずれかの症 状 判 定 原発性甲状腺機能低下症:上記 臨床所見及び検査所見を有する もの 検査所見 fT4低値(参考としてfT3低値)およびTSH高値 備考 ・慢性甲状腺炎(橋本病)が原因の場合、抗マイクロゾーム(またはTPO)抗体または抗サイログロブ リン抗体陽性となる。 ・阻害型抗TSH受容体抗体により本症が発生することがある。 ・コレステロール高値、クレアチンホスホキナーゼ高値を示すことが多い。 ・出産後やヨード摂取過多などの場合は一過性甲状腺機能低下症の可能性が高い。 甲状腺疾患診断ガイドライン2021

  11. 中枢性甲状腺機能低下症 診断ガイドライン 臨床所見 無気力、易疲労感、眼瞼浮腫、寒がり、体重増加、動作緩慢、嗜眠、記憶力低下、便秘、嗄声等い ずれかの症状 検査所見 fT4低値でTSHが低値〜正常 判定 中枢性甲状腺機能低下症 :上記臨床所見及び検査所見 を有するもの ・特に中枢性甲状腺機能低下症の診断では下垂体ホルモン分泌刺激試験や画像検査が必要なので、専門医 への紹介が望ましい。 備考 ・視床下部性甲状腺機能低下症の一部ではTSH値が10μU/ml位まで逆に高値を示すことがある。 ・重症消耗性疾患にともなうNonthyroidal illness(低T3症候群)で、fT3、さらにfT4、さらに重症ではTSHも低値 となり鑑別を要する。 甲状腺疾患診断ガイドライン2021

  12. 中枢性甲状腺機能低下症 診断ガイドライン 臨床所見 無気力、易疲労感、眼瞼浮腫、寒がり、体重増加、動作 緩慢、嗜眠、記憶力低下、便秘、嗄声等いずれかの症 状 判 定 中枢性甲状腺機能低下症:上記 臨床所見及び検査所見を有する もの 検査所見 fT4低値でTSHが低値〜正常 ・特に中枢性甲状腺機能低下症の診断では下垂体ホルモン分泌刺激試験や画像検査が必要なので、専門医へ の紹介が望ましい。 備考 ・視床下部性甲状腺機能低下症の一部ではTSH値が10μU/ml位まで逆に高値を示すことがある。 ・重症消耗性疾患にともなうNonthyroidal illness(低T3症候群)で、fT3、さらにfT4、さらに重症ではTSHも低値と なり鑑別を要する。 甲状腺疾患診断ガイドライン2021

  13. 慢性甲状腺炎 診断ガイドライン 臨床所見 びまん性甲状腺腫大(萎縮の場合もある) 但しバセドウ病など他の原因が認められないもの 検査所見 1. 抗甲状腺マイクロゾーム(または抗TPO)抗体陽性 2. 抗サイログロブリン抗体陽性 3. 細胞診でリンパ球浸潤を認める 判定 慢性甲状腺炎(橋本病):臨床所見及び検査所見の1つ以上を有するもの ・阻害型抗TSH-R抗体などにより萎縮性になることがある。 ・他の原因が認められない原発性甲状腺機能低下症は慢性甲状腺炎の疑いとする。 備考 ・甲状腺機能異常も甲状腺腫大も認めないが抗マイクロゾーム抗体(または抗TPO抗体)およびまたは抗サイ ログロブリン抗体陽性の場合は慢性甲状腺炎(橋本病)の疑いとする。 ・自己抗体陽性の甲状腺腫瘍は慢性甲状腺炎(橋本病)の疑いと腫瘍の合併と考える。 ・甲状腺超音波検査で内部エコー低下や不均質を認めるものは慢性甲状腺炎の可能性が強い。 甲状腺疾患診断ガイドライン2021

  14. 慢性甲状腺炎 診断ガイドライン 臨床所見 びまん性甲状腺腫大(萎縮の場合もある) 但しバセドウ病など他の原因が認められないもの 判 定 慢性甲状腺炎(橋本病):臨床所見及 び検査所見の1つ以上を有するもの 検査所見 1. 抗甲状腺マイクロゾーム(または抗TPO)抗体陽性 2. 抗サイログロブリン抗体陽性 3. 細胞診でリンパ球浸潤を認める ・阻害型抗TSH-R抗体などにより萎縮性になることがある。 ・他の原因が認められない原発性甲状腺機能低下症は慢性甲状腺炎の疑いとする。 備考 ・甲状腺機能異常も甲状腺腫大も認めないが抗マイクロゾーム抗体(または抗TPO抗体)およびまたは抗サイロ グロブリン抗体陽性の場合は慢性甲状腺炎(橋本病)の疑いとする。 ・自己抗体陽性の甲状腺腫瘍は慢性甲状腺炎(橋本病)の疑いと腫瘍の合併と考える。 ・甲状腺超音波検査で内部エコー低下や不均質を認めるものは慢性甲状腺炎の可能性が強い。 甲状腺疾患診断ガイドライン2021

  15. 亜急性甲状腺炎(急性期) 診断ガイドライン 臨床所見 有痛性甲状腺腫 検査所見 1. CRPまたは赤沈高値 2. fT4高値、TSH低値(0.1μU/ml以下) 3. 甲状腺超音波検査で疼痛部に一致した低エコー域 判定 亜急性甲状腺炎 :臨床所見及び検査所見の全て を有するもの 亜急性甲状腺炎疑い :臨床所見と、検査所見の1,2 を有するもの 除外規定:橋本病の急性増悪、嚢胞への出血、急性化膿性甲状腺炎、未分化癌 ・回復期に甲状腺機能低下症になる例も多く、少数例は永続的低下になる。 ・上気道感染症状の前駆症状をしばしば伴い、高熱をみることも稀でない。 備考 ・甲状腺の疼痛はしばしば反対側にも移動する。 ・抗甲状腺自己抗体は高感度法で測定すると未治療時から陽性になることもある。 ・細胞診で多核巨細胞を認めるが、腫瘍細胞や橋本病に特異的な所見を認めない。 ・急性期は放射性ヨウ素(またはテクネシウム)甲状腺摂取率の低下を認める。 甲状腺疾患診断ガイドライン2021

  16. 亜急性甲状腺炎(急性期) 診断ガイドライン 臨床所見 ・亜急性甲状腺炎:臨床所見及び検 査所見の全てを有するもの 有痛性甲状腺腫 検査所見 1. CRPまたは赤沈高値 2. fT4高値、TSH低値(0.1μU/ml以下) 3. 甲状腺超音波検査で疼痛部に一致した低エコー域 判 定 ・亜急性甲状腺炎疑い:臨床所見と、 検査所見の1,2を有するもの ・除外規定:橋本病の急性増悪、嚢胞 への出血、急性化膿性甲状腺炎、未 分化癌 ・回復期に甲状腺機能低下症になる例も多く、少数例は永続的低下になる。 ・上気道感染症状の前駆症状をしばしば伴い、高熱をみることも稀でない。 備考 ・甲状腺の疼痛はしばしば反対側にも移動する。 ・抗甲状腺自己抗体は高感度法で測定すると未治療時から陽性になることもある。 ・細胞診で多核巨細胞を認めるが、腫瘍細胞や橋本病に特異的な所見を認めない。 ・急性期は放射性ヨウ素(またはテクネシウム)甲状腺摂取率の低下を認める。 甲状腺疾患診断ガイドライン2021

  17. 甲状腺ホルモン製剤 甲状腺機能低下症に対しては、通常はチラーヂンを投与する。 用量 専門医コメント 高齢者や明らかな冠動脈疾患を有する症例には、より少量の12.5μgから開始し漸増する。FT4が 正常となってもTSHが安定するのに数週かかる。 通常の維持量は、1.6μg/標準体重/日なので、150μg/日以上投与してもTSH、FT4が基準値に入 らない時は、服薬アドヒアランスや多剤の影響も考慮する。 成人の内服維持量としては50-150μg/日であることが多い。潜在性甲状腺機能低下症の場合は 投与しないことが多いが、妊娠希望や持続する場合は内服も検討する。 (糖尿病内科 舞浜太郎)

  18. 甲状腺ホルモン製剤:レボチロキシンナトリウム・リオチロニンナトリウム

  19. 抗甲状腺薬 作用機序 分類 副作用 専門医コメント 消化管から吸収されて血液中に移行し、甲状腺に取り込まれ、甲状腺ホルモンの生合成 を抑制する。 現在、抗甲状腺薬には、チアマゾール( MMI)とプロピルチオウラシル( PTU)の2種類があ る。 MMIはPTUの10倍以上の効果があるため、妊娠初期などを除いて MMIが第一選択薬。 無顆粒球症などの副作用について必ず説明する。 挙児希望のある女性は、母乳中への移行の低い PTUでの治療が望ましい。 バセドウ病などの治療に用いられる。チアマゾール、プロピルチオウラシルはそれぞれ肝 障害や無顆粒球症、 MPO-ANCA関連血管炎など副作用の確認が必要である。 (糖尿病 内科 舞浜太郎)

  20. 抗甲状腺薬:プロピルチオウラシル・チアマゾール

  21. ヨウ素 特徴 専門医コメント ヨウ素はヨード有機化の阻害と甲状腺ホルモンの放出を抑える効果がある。 放射性ヨード治療は、放射性ヨードの入ったカプセルを飲むことで、放射性ヨードを癌細胞に選択 的に取り込ませ、これを破壊することを目的とする治療法で、甲状腺乳頭癌および濾胞癌が治療 対象となる。 内服治療に用いる場合は、メルカゾールなどと併用し甲状腺機能亢進症に用いられる。その他放 射線治療、画像検査にも用いられる。(糖尿病内科 舞浜太郎)

  22. ヨウ素:ヨウ化カリウム・ヨウ化ナトリウム

  23. イシヤク 医師向け薬剤比較アプリ「イシヤク」では、全 薬剤に専門医コメントを掲載しています。 ご興味のある方は、 Appleストア・Googleプ レイで「イシヤク」で検索して是非ダウンロード してみてください。 https://bit.ly/3FJmFc9

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