#4.
今回は全職種向けに
最新の心不全治療薬を
説明します!
この聴診器昨日買ってきたわ 最新ねw
#5.
心臓が悪く、全身の臓器に血液(酸素)が送れない状態
心不全の原因(基礎心疾患)
心不全の増悪因子
を分けて特定することが重要 心不全とは 心不全は症候群だよ~
#6.
収縮機能と拡張機能 収縮(≒LVEF) 拡張 収縮能と同様に拡張能も重要 収縮能低下=HFrEF
(heart failure with reduced ejection fraction) 拡張能低下=HFpEF
(heart failure with preserved ejection fraction)
#7.
心不全治療の骨格 ①基礎心疾患+αに対する治療
例)虚血性心疾患 ⇒ 血行再建, 不整脈 ⇒ アブレーション
②至適薬物療法(今回のメインテーマ)
HFrEF ⇒ Fantastic 4
HFpEF ⇒ SGLT2阻害薬+α
+対症療法(利尿薬など)
③突然死予防
二次予防+HFrEFにはICD植込みを考慮
④生活指導
運動療法, 栄養指導, 禁煙など
#8.
HFrEFの薬物療法(表)
#9.
HFpEFの薬物療法(表) △ ×? ○? ○
#10.
HFrEFの薬物療法 ①RAS系阻害薬(ACE-I/ARB/ARNI)
②β遮断薬
③ミネラルコルチコイド受容体(MRA)
④SGLT2阻害薬
⑤その他(ベルイシグアト, イバブラジン) Fantastic 4
#11.
①RAS系阻害薬(ACE-I/ARB/ARNI) 空咳など
#12.
①RAS系阻害薬(ACE-I/ARB/ARNI) ・通常はARNI(エンレスト)を第一選択
エンレスト50mg×2(朝夕)から開始し200mg×を目指す
・低血圧ならACE阻害薬もあり?
エナラプリル0.625-2.5mg/日から開始など
・ARNI切り替えを想定してARBから開始もあり?
カンデサルタン4mg/日から開始など 最大用量を目指して増量する
#13.
②β遮断薬
#14.
②β遮断薬 ・カルベジロール or ビソプロロールを選択(どちらもOK)
血圧 ⇒ カルベジロール優先
心拍数 ⇒ ビソプロロール優先
・少量から開始し最大用量を目指す
カルベジロール…20mg/日
ビソプロロール…5mg/日
*初期量から数日-2週間ごとに倍々増量
#15.
③ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)
#16.
③ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA) ・スピロノラクトンorエプレレノンを使用
スピロノラクトン…エビデンス多い, 安い
エプレレノン…副作用が少ない
・用量は25mg/日から開始
50mg/日に増量しても良い
・副作用に注意
高K血症
女性化乳房
#17.
④SGLT2阻害薬 ・ダパグリフロジン or エンパグリフロジンを使用
両者違いはほぼない(どちらもOK)
*その他のSGLT2阻害薬は糖尿病合併心不全なら考慮可
・心不全用量で使用(増量しない)
ダパグリフロジン/エンパグリフロジンいずれも10mg/日
*増量しない
・副作用に注意
低栄養 / sick dayなどの血糖正常ケトアシドーシス
性器感染症(±尿路感染症?)
#18.
⑤その他 ・ベルイシグアト(ベリキューボ)
Fantastic 4でも心不全増悪あれば考慮(推奨クラスⅡa)
2.5mg×1/日から開始(可能なら10mg×1/日に増量9
副作用として低血圧に注意
・イバブラジン(コララン)
HR > 75bpmでは使用を考慮(推奨クラスⅡa)
2.5mg×2/日から開始(最大用量は15mg/日)
副作用として光視症, 心房細動?
#19.
HFrEFの薬物療法の順番 ・なるべく早期にFantastic 4の導入を目指す
- 順番は何でも良い
- MRA/SGLT2阻害薬⇒ARNI, β遮断薬が良い?
・ARNIとβ遮断薬は最大用量を目指す
⇔MRAとSGLT2阻害薬は初期量で良い
(MRAは50mg/日でも良い)
・Fantastic 4で改善なければベルイシグアト
- イバブラジンは本当に必要であれば 程度
#20.
HFpEFの薬物療法 ①SGLT2阻害薬
②その他(MRA, GLP-1受容体作動薬)
#21.
①SGLT2阻害薬 ・ダパグリフロジン or エンパグリフロジンを使用
両者違いはほぼない(どちらもOK)
*その他のSGLT2阻害薬は糖尿病合併心不全なら考慮可
・心不全用量で使用(増量しない)
ダパグリフロジン/エンパグリフロジンいずれも10mg/日
*増量しない
・副作用に注意
低栄養 / sick dayなどの血糖正常ケトアシドーシス
性器感染症(±尿路感染症?)
#22.
②その他(MRA, GLP-1受容体作動薬) ・フィネレノン
MRAのフィネレノンがHFpEFの予後を改善
(フィネレノンは心不全単独の適応はまだない)
・GLP-1受容体作動薬
GLP-1受容体作動薬が肥満合併のHFpEFの予後を改善
セマグルチドやチルゼパミドが使用可能
*日本人の体格での検証は不十分
#23.
書籍も買ってくれよな! まとめ ・心不全の薬物療法が進化している!
・HFrEFではなるべく早期にFantastic 4を導入
・HFpEFでは禁忌がなければSGLT2阻害薬を導入
・ご視聴ありがとうございました!