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勤医協中央病院
#3 感染性心内膜炎【基礎から不明熱の原因まで】
#医学生 #研修医 #循環器内科 #循環器疾患解説シリーズ #感染性心内膜炎
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最終更新:2020年12月9日
#2 肺血栓塞栓症【病態から外来診療まで】
#医学生 #研修医 #循環器内科 #循環器疾患解説シリーズ #肺血栓塞栓症
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最終更新:2020年12月9日
#4 高血圧症【高血圧の基礎から2次性高血圧の実臨床まで】
#医学生 #研修医 #高血圧 #循環器内科 #循環器疾患解説シリーズ
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最終更新:2020年12月9日
#6 ペースメーカー患者が自分の外来にきたら?【ペースメーカー丸わかりシリーズ】
#循環器内科 #ペースメーカー #ペースメーカー丸わかり #心電図
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最終更新:2020年12月28日
#4 心不全のニトログリセリンの具体的な使い方
#心不全 #循環器内科 #循環器薬の選び方・使い方 #ニトログリセリン
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最終更新:2021年1月19日
#4 高血圧症【高血圧の基礎から2次性高血圧の実臨床まで】
#医学生 #研修医 #高血圧 #循環器内科 #循環器疾患解説シリーズ
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最終更新:2020年12月9日
#1 循環器の薬のとっても簡単な使い分け
#循環器内科 #循環器薬の選び方・使い方 #β阻害薬 #ACE-I/ARB #NOAC #DOAC
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最終更新:2021年1月19日
どう読み、どう診る? 急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
#心不全 #循環器内科
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最終更新:2020年10月29日
#3 感染性心内膜炎【基礎から不明熱の原因まで】
#医学生 #研修医 #循環器内科 #循環器疾患解説シリーズ #感染性心内膜炎
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最終更新:2020年12月9日
急性心筋梗塞の入門的な話
#不整脈 #合併症 #運動療法 #心筋梗塞 #食事療法 #リスク因子 #AIVR #早期治療の有効性 #疫学
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最終更新:2023年2月4日
ホルター心電図の解釈と対応
#心電図 #心房細動 #不整脈 #Holter #ホルター
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最終更新:2023年1月18日
心不全の評価と治療
#心不全 #利尿薬 #心エコー
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最終更新:2022年12月23日
利尿薬の使い方〜体液量過剰に使うものだという認識が第一歩〜
#腎臓内科 #高K血症 #利尿薬 #サイアザイド #マンニトール #スピロノラクトン #ループ利尿薬 #トルバプタン #グリセロール #低Mg血症
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最終更新:2022年12月22日
睡眠時無呼吸症候群の診療の進め方
#睡眠関連呼吸障害 #閉塞性睡眠時無呼吸
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最終更新:2022年11月24日
【論文紹介・抄読会】輸液耐性(Fluid tolerance)という新しい概念
#輸液反応性 #集中治療 #蘇生輸液
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最終更新:2022年11月16日
冠動脈ステントをはじめ 疾患ごとにポイントを説明! 抗血栓薬は いつまで飲むのか? 循環器内科医 “うし先生”の 循環器薬の選び方・使い方シリーズ
注釈 【自己紹介】 某市中病院勤務の循環器内科医師のうしです。 だいたい中堅くらいです。 【動画のモットー】 細かいデータ<フィーリング 【ペット】 オカメインコ いいねやチャンネル登録お願いします!
今回は研修医・内科医師だけでなく 全職種向けに 抗血栓薬のお話をします
4.
止血とは Ⅻ Ⅺ Ⅸ Ⅷ Ⅶ Ⅹ Ⅴ Ⅱ Ⅰ 内因系 外因系 血管内膜障害 外傷 動脈 静脈 血流速い 血流遅い 通常の流れ 血小板が主体 フィブリン (凝固因子)が主体 血小板 血栓 凝固因子 ≒ ≒
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つまり ・抗血栓薬=抗血小板薬+抗凝固薬 ・ 動脈 の血栓予防 =抗血小板薬 (アスピリン、クロピドグレル、チクロピジン…) ・ 静脈 の血栓予防 =抗凝固薬 (ワーファリン、NOAC) エリキュース、プラザキサ リクシアナ、イグザレルト
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今回はケースごとに 何をどのくらい使用するのか 簡単に説明します!
7.
① ステント(BMS,DES) A 冠動脈ステント留置後(最近のDES) B 冠動脈ステント留置後(古いDES) C 冠動脈ステント留置後(もっと古いBMS) D 末梢血管ステント留置後(BMS) E バルーン拡張など(ステント(-)) ② 深部静脈血栓症・肺塞栓症 ③ 心房細動 ④ 脳梗塞後 目次
8.
①ステント(BMS,DES) 【ベアメタルステント(BMS)】 ・普通の金属ステント ・だんだん狭窄するリスクが高い 【薬剤溶出性ステント(DES)】 ・内部に薬(抗がん剤)が塗ってある ・狭窄しにくい ・抗血小板薬は特に必要 冠動脈はDES、それ以外はBMSが主流
9.
A. 冠動脈ステント留置後(最近のDES) 6か月間は抗血小板薬2剤内服(DAPT) (アスピリン+クロピドグレル) 出血傾向あれば最短でも1か月間 それ以降は1剤を生涯継続
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B. 冠動脈ステント留置後(古いDES) 抗血小板薬2剤を生涯内服がいい(らしい) (CypherやTaxus)
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C. 冠動脈ステント留置後(もっと古いBMS) 1か月間は抗血小板薬2剤内服 (アスピリン+クロピドグレル) それ以降は1剤を生涯内服がいい(らしい)
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D. 末梢血管ステント留置後(BMS) 1か月間は抗血小板薬2剤内服 それ以降は1剤を生涯内服がいい(らしい) 足ならシロスタゾール 腸骨動脈など太い血管なら1年ほどで抗血小板薬卒業も
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E. バルーン拡張など(ステント(-)) 3か月間は抗血小板薬2剤内服 (アスピリン+クロピドグレル) それ以降は1剤内服がいい(らしい) 症例によって大きく異なります
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ステントのまとめ ・ステントがあったら抗血小板薬1剤は生涯必要 ・古い薬剤溶出性ステント(DES)に注意
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②深部静脈血栓症・肺塞栓症 ・肺塞栓があるなら6か月は抗凝固薬継続 (ワーファリンかNOAC) ・血栓がなくなったら血栓の原因がなければ中止を考慮 血栓の原因が何かと原因が改善したかが重要
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③心房細動 ・短時間でも抗凝固薬は必要(ワーファリンかNOAC) ・アブレーションで治癒したなら抗凝固薬中止を考慮 治癒しなければ 今なくても抗凝固薬中止する根拠にならない
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④脳梗塞後 ・心原性脳塞栓…抗凝固薬 ・アテローム性脳梗塞…抗血小板薬(1-2剤) ・ラクナ梗塞…抗血小板薬(1-2剤) 心房細動→血栓 太い動脈の硬化 細い動脈の硬化 一度脳梗塞を起こしたら1剤は生涯内服必要
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抗血栓薬のまとめ ・一度病気を獲得したらなかなかやめられない ・2剤以上長期に飲んでいる患者は一度見直しを