#4.
日本の医療の問題点① 組織の指揮系統が危機に対応していない。
本来,国→都道府県→市町村(保健所)→各医療機関という
系統が望ましいが…
現行の法制度では,国→都道府県・市町村/保健所が並列
(=権限が同等)になっている。
国・都道府県・市町村・医療機関で担うべき役割は違う。
病床機能に関するもの
海外では長期居住型病床で行われる機能の一部が,日本では
急性期病床で行われている。
医療圏内での各病院の機能分化が進んでいない。
緊急時の都道府県による病床調整権限が無い。
#5.
日本の医療の問題点② 職員配置に関するもの
病床あたりの医師数・看護師数が非常に少ないため,重症
患者・複雑な背景を持つ患者などに対応しづらい。
要因:医療経済的観点から病床を減らす政策が取られていた,
高齢化
医療スタッフの従事体制に関するもの
医師・看護師等専門職に対して,強制的に感染症対応に従事
させることが困難
病院運営責任者も,継続的な病院運営・日常的な地域医療の
継続を重視しがち。
各医療機関で人材育成も追いついていない。
#6.
日本の医療の問題点③ 高齢者施設内で入所者への診療が出来ない。
COVID-19パンデミック以前からの課題
施設内で感染症対策・治療等を可能にすることも必要
国として,パンデミックに備えた政策が不十分だった。
日本の場合,蓋然性の高い地震・水害等への対策が優先され,
パンデミックやCBRNE災害・テロ等の稀だがインパクトの
大きい災害への対策が不十分だった。
e.g.) HER-SYS等の機能不全(急ごしらえのシステム)etc.
インパクトの大きい災害に対して,医療を含む様々な分野での
耐性獲得は必要。
『健康安全保障』:健康危機管理, 医療物資の確保, 創薬 etc.
#7.
ディスカッション Q1. 現在勤務されている地域にも当てはまる課題はありますか?
Q2. こうした課題解決に向け,現在勤務されている医療機関でも
取り組めることはありますか?