#2. 症例提示 90歳代男性
【現病歴】某年X月Y日午後7時頃最終健常確認。Y+1日午前8時頃、家族によって
ベッド脇に座り込んで, 呂律障害・左片麻痺を来しているところを発見され救急
要請された。救急隊現着時に左片麻痺と構音障害を認めた。9時頃当院へ収容
された。
内服:近医からシロスタゾール 50mg 2T2x, ニザチジンcap150mg 2C2x, メマンチン20mg
1T1x etc.
既往歴:今年2月の頭部CT所見を基にラクナ梗塞と診断, 高血圧, 胃潰瘍, 認知症
【来院時現症】HR 127, BP 168/107, JCS I-2(GCS E4V4M6):見当識障害あり,
瞳孔径 2.5/2.5, 左片麻痺あり, 構音障害なし
【画像所見】
頭部単純CT:有意所見なし
頭部造影CT:3DCTA上は主幹動脈閉塞なし, Perfusionにて右MCA末梢再開通
を示唆する所見あり。