職場の若手の先生方向けに「ワーク・ライフ・エンリッチメント」というテーマでミニレクチャーを行いました。働き方改革がトピックのなか、仕事と人生について考えるきっかけになればと思い作成しました。
今パートナーがいて仕事と家庭の両立に苦労している人にはもちろん、将来家庭を持ちたいがキャリアとの両立に不安を抱える人にも、気楽に眺めてもらえるとよいなと思います。
このテーマを選んだのは妻からの課題図書(?)として『デュアルキャリア・カップル――仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える』という本をおすすめされたのがきっかけで、これまでの家族生活での苦労も振り返りながらまとめました。この本には多くのカップルが直面する3つの転換期とその乗り越え方のヒントが満載で、共働きの方にはとてもおすすめの一冊です。特に「ふたりとも一番手」という選択のメリットについての記述がとてもしっくりきました。
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また、実は、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉は、私個人にはしっくり来ていません。「バランスを取る」ということで、仕事と家庭のあいだで引き裂かれ、我慢を強いられるような感覚を持つと、やはりそれは長続きしないと思うからです。(実体験からも)
仕事に全力投球で打ち込んで充実感が持てると、家庭でも満ち足りた気持ちで家族と過ごすことができます。そしてそれがまた仕事のモチベーションにつながっていきます。そんな好循環を指す「ワーク・ライフ・エンリッチメント」についても紹介しました。
模範解答のない問題で、それぞれの立場でそれぞれのやり方があるテーマなので、みなさんの反応も興味津津です。ぜひご意見ください!