#4.
医局のメリット 最大のメリットは「コネ」 ❖ 海外に留学してみたい! ➢ ポンコツでも教授のコネで行けます ❖ ハイボリュームセンター行きたい! ➢ レジデントは薄給だが“戻れる場所がある”のは精神的な安定感が違う 黙ってレールに乗っても理想の自己実現は不可能 医局のメリットを最大化し旨味をしゃぶりつくせ!
#5.
こんな人向け もう医局ってオワコンだよな かと言って、いきなりフリーでってのも怖い 学生・研修医 専門医取ったらすぐ脱藩できるのかな SNSで見るような尖った生き方もできないな… 思ってたのと違うな… 研究してみたいけどどうしたら良いか分からない 入局済の専攻医 同期や先輩ばかり優遇されてる 大学に残りたいと今のところ思わない
#6.
TIPS 1 教授・指導医は無料PR代理人 2 研究は「履歴書デコレーション」と割り切れ 3 ロールモデルは明確に 5年後10年後の自分を意識せよ 4 「お願いカード」は1度きり? 5 セルフブランディングが最優先 徹底的に医局を使い倒せ
#7.
1 教授・指導医は無料PR代理人 教授は政治家 指導医クラスは他の施設の知り合い多数 知り合いの少ない若手の人脈形成最短ルート 教授・指導医の人脈の橋に乗っかれ!
#8.
例)〇〇で有名な施設に国内留学したい! ●●教授のとこの若い子か…こないだ挨拶して来たな! 〜ハイボリュームセンターの就職事情〜 ❖ 誰もが知る人気の施設でも人事には苦労する ❖ 年によって研修希望する医師の数が異なる ➢ 筆者が研修に出たハイボリュームセンターは 3年間でレジデントの数が5→7→4 安定して医局員が供給される 大学医局は 実はありがたがられる 医局派遣で来てくれた奴らはちゃんと教育しなきゃって思うよな 成長させないと次を出してもらえないもんな ハイボリュームセンターを卒業後 学会で再会した当時の指導医
#9.
長期的な就職にも役に立つ? Case1. 家庭の都合で遠方で再就職する若手 学会での挨拶をきっかけに知り合った友人経由で就職先紹介に至った! Case2. 他大学の先生(年下)が教授になってしまった もう医局にはいられない!でも開業するのもなぁ…まだオペしていたいな… 以前研修してたハイボリュームセンターからお声がけ ❖ それなりの施設にいた人は10年・20年後にはそれなりのポジションにいる人が多い ❖ 学年が上がるほどポジションは限られる ❖ 人事はコネ (よほど変な人じゃなければ…)
#10.
やるべきことは… 入局したらすぐ 名刺作成 (やらない人多い) 加えて学会中は… ❖ 学会場で教授や指導医見かけたら立ち話 ちゃんと出席してますよーというアピール効果も? ❖ 2-3分も話してれば大体人がよってくる ❖ 普通の医局員は少し離れて会釈するだけ ❖ 少し違う医局員には「お世話になってます!」と名刺を渡す ❖ 「〇〇教授のとこの若いの」と覚えてもらえれば成功! ❖ 指導医の知り合いにくっついて来てる同年代の医師と知り合いになれるかも ❖ 単純に友達は多い方が良い
#11.
2 研究は“履歴書デコレーション” 学会発表に論文… やりたくないけどやらない訳にもいかない ステップアップのための道具だと 完全に割り切れ! (そう思うだけで結構気楽になる)
#12.
全ての人が研究をしなくても良い ❖ 学位/専門医取得 ➢ 論文や関連学会の発表業績、セミナー受講が必要なものもあり ❖ 個人的には求める必要なんてない ❖ だけど学会のお偉方は変わらない(それでのし上がってきたから) 学会発表はトロフィー集め、スタンプラリー、小旅行 開催場所で行く学会を決めるのもアリ
#13.
高尚なリサーチマインドなんて後回し! 生成AIを使い倒せ! ❖ 学位・専門医不要論は一部正しい ➢ 一方でそれらがないと就けないポストもある ❖ 面白くないけどやらないといけない… ➢ ChatGPTに丸投げで時短! テーマの立案、文献検索、スライド作成、症例報告論文執筆… ほぼ全て生成AIで可能 ❖ 「初めからAI使うとダメになる」は多分ウソ ➢ 「AIに頼ると得られる経験値が少なくなる」は本当かもしれない ずっと医局に残るわけじゃない Dutyの”自己研鑽”はサクッと終わらせて、趣味、勉強、投資、SNS… 自分の時間で本当の自己研鑽に励もう
#14.
3 ロールモデルは明確に 何がしたい?どういう医者になりたい? 「手術が上手くなりたい」=大きな目標 具体的かつ実現可能な小さな目標に細分化 (スモールステップ)
#15.
ロールモデルは明確に 5年目までに●●手術を完遂、〇例執刀する! 若手医師Aさん ● 出向先に依存する ● 本当に〇例切ったら上手くなる? ● 「手術がしたい」と「手術がうまくなりたい」は違う 先輩医師Bさん 若手のうちから具体的なイメージはできない できたとしても、見当違いなことも…だから 手術が上手な少し上の先輩が何をしてたか聞いてみよう
#16.
医局は人材の見本市 できる人、ダメな人、善い人、悪い人…各学年に様々なタイプの先輩がいる 若手で一番オペ上手なのは〇〇さん。どうやって練習した? 学会賞とったあの先輩は最初の論文どうやって書いたんだろう? ● 同じ医局じゃないと聞けない裏事情はたくさんある ● 「同門」ってだけで初対面でもちょっと優しくなる ● 請われれば応えてあげようと思う
#17.
5年後の自分、見えていますか? ●年後にはアレができるようになっていたい! ●年後にはこうなっていたい! ❖ 5年後の目標は少し上の先輩・10年後の目標は指導医くらいの学年で自分の理想とす る医師像からやるべき事を逆算する ❖ 身近な先輩が何をしていたか聞くとイメージしやすい ❖ 他施設だと実現できない事もある 同門のよしみをフル活用!
#18.
4 「おねがいカード」は一度きり 指導医の立場になって思うこと 医局人事はパズルのピースを埋める作業(死ぬほど面倒くさい) 人事に文句や口出ししてくる若手はどんなに優秀でも使いにくい 声がデカいのはそれだけでマイナス… 実力が伴っていても心象悪い 中間管理職になって初めて分かる上の気苦労
#19.
「お願いカード」は一度きり ●●センターに行かせてください! A 優秀だが声がデカくて 人事や外勤に文句を言う B 能力は並だが 言われたことを淡々とこなす 遠くの関連病院にも二つ返事で行ってくれた 医局長が思うこと 普段文句も言わないBがここに行きたい!って主張してくるなんてよっぽ どだよな…教授に掛け合ってみよう 実際筆者はBを優先しました。教授もなんだかんだで部下をよく見てる。
#20.
おとなしいだけではダメ!一番大事なことは? 昔の医局 今の医局 何でもやります!(思考停止) 上司に媚び売ってるだけで それなりのポジションに就けた 難しい そもそもポジション自体の 旨味が減っている 大事なことは… ❖ 1番やりたいのはコレ!と言い続ける ➢ 2番3番はあるけど言わない(機会があれば~くらいで良い) ❖ チャンス到来で”コレをしたいんです!やらせてください!” ❖ 日頃の貢献(のように見せる)が大事 ❖ 譲れない10年後の目標を決めてそこから逆算せよ 優先順位を書き出して”こしたんたん”とチャンスをうかがえ
#21.
5 セルフブランディングが最優先 徹底的に医局を使い倒せ 病棟業務、外来業務、カンファ、学会、論文etc…指導医は全部「見ている」 指導医の立場になるまで分からなかったが「言語化できない評価ポイント」 がたくさん →普段は関係ないが、潜在意識に刷り込まれる 〇〇といえば自分と思わせる 例)特定のがん遺伝子に関する講演会や原稿の執筆依頼 →そういえばアイツ〇〇遺伝子の予後因子解析ずっとやってるよな…アイツに頼むか
#22.
若手の辛いところ… 若手は上から振られたテーマや症例報告で忙殺されがち… 今度の学会は〇〇遺伝子、次の学会は□□手術について… メリット 多方面について勉強できる 上司に忠実 (プラス査定?) デメリット 手を出すだけ出して虫食いになる 学会発表くらいは何とかなるけど 論文化までは難しい 業績になりづらい どうせやるなら自分にとってプラスになるものを 研究は「②履歴書デコレーション」参照
#23.
メインテーマを若いうちから作る ❖ 臨床・研究なんでも良い「この医局で〇〇と言えばアイツ」と思わせる ブランディングが大事 ❖ 若い時からずっと同じ事をやっていく ➢ ブランディングといっても、結局はただのイメージ戦略 ❖ 副次的なメリット:学会発表のネタに困らない ➢ 別手法の検討やデータの更新などはあるが、一から作るよりはるかに楽 ❖ アピールするのに最適なのが学会の予演会 「アイツまたアレやってるよ」とあきれ顔でも思わせたら勝ち! 一つのテーマで学会発表を擦りまくれ!
#24.
おわりに 1 医局は千差万別 2 正解は一通りではない 3 思考停止が一番ダメ 4 ビジョンに合わなければ途中で抜けるのも全然アリ 教授や指導医で医局の雰囲気は一変する 人を見て使える手を模索する 自分の人生は自分で考える時代に ※根回しは必要 5 気遣いやマナー、周囲との関係性の構築は必要 ※社会人として当然 できる貢献をして 医局とwin-winのビジネスライクな関係を目指そう