アプリだとスライドの中のお気に入りの1ページを保存できます
インストール

#3 心不全患者の腎機能が悪くなったら【心不全診療ワンポイントレッスン】

使用されているブラウザではスライドの拡大ができません。iPadをご利用の場合はSafariをお試しください

1/12

シェア
上原 拓樹

2020/12/22

上原 拓樹

勤医協中央病院

7830 page views

心不全に併発する疾患について、その基礎から実際の診療での流れまでを解説するシリーズ。

今回は「心不全患者の腎不全」をテーマに解説します。

<本スライドの目次>
心不全加療でよくある一例
腎不全とは
循環器患者で多い腎不全の原因
腎性腎不全~高齢者で多い腎不全の原因
腎機能悪化時の実際の流れ(具体的な検査)
忘れてはいけない減薬のこと~まとめ

音声つきの解説動画は、以下のYouTubeで視聴できます
https://youtu.be/sJlsfVy1LNI

「心不全診療ワンポイントシリーズ」のスライド一覧
https://slide.antaa.jp/tagsearch/710

「循環器疾患解説シリーズ」のスライドもぜひご覧ください
https://slide.antaa.jp/tagsearch/688

- Featured Contents -

【公式】Antaa Slideへのアップロード方法

Antaa Slideは、医師・医学生のためのスライド共有プラットフォームです。 本スライドでは、Antaa Slideへのスライドアップロード方法を解説します。 ① Antaa Slideへのログイン方法 ② スライドのアップロード方法 ③ アップロードしたスライドの確認方法 ④ ご利用にあたっての注意点 勉強会やセミナーのために作ったスライドを、皆でシェアして知識をつないでいきましょう。アップロードをお待ちしています! ※登録には、医師資格登録年度または医学部卒業見込み年度の入力が必要です。 <以下のnoteもぜひご覧ください> Antaa Slideは、医師同士の“Giveの精神”でつながるスライド共有プラットフォーム https://note.com/antaa/n/n5fabdc34a32f Antaa Slideってどんなサービス? 反響をまとめてみました https://note.com/antaa/n/nd09bf6ed8f3f

40626 20

オミクロン(B.1.1.529系統)について

2021年11月から急速に世界中に拡がり、2022年1月初旬から日本でも急速に増加しているオミクロンについて、2022年1月6日時点でわかっていることについてまとめました。日本政府の方針に合わせて、2022年1月10日に1回目の改訂を行い、2022年1月15日に再度改訂しました。このスライドは、作者が個人的に作成したものであり、所属施設の見解を代表したものではありません。

169845 61

2022.1.11時点のCOVID治療について

様々な新薬が使用できるようになりCOVID治療の選択肢が増えました。 2022.1.11時点におけるCOVIDの標準治療をまとめました。 参照される際は最新の情報をもとにご活用いただきますようお願い致します。

7571 42

内科医のための脳出血とくも膜下出血

内科医が苦手意識があるかもしれない、出血性脳卒中について初療の重要ポイントを、その後の脳神経外科医の仕事にもイメージがわくように、まとめました。「内科医のための」とありますが、内科医ではない先生も、研修医の先生も、ぜひ少しでも御参考頂ければ幸いです。

25435 46

在宅医療における看取りの作法

在宅医療の看取りを言語化したときに「一定の作法・型がある」というのが私の臨床経験上の1つの結論です。トータルペイン、看取りのパンフレット、キュブラー・ロスの死の受容5段階モデルの活用など。より具体的にスライド作成していますので、明日の在宅医療現場で意識してもらえたら幸いです。

4762 12

救急外来で気軽に使える漢方入門 漢方はじめるならこの症候 3選

本スライドは「現代医学的な視点」で「西洋医学を補完」するための救急漢方の入門編です. ◎対象者 ・救急外来で漢方を役立てたい人 ・漢方に興味があるが, はじめ方がわからない人 ・漢方特有の理論が苦手な人 ◎目次 ・本スライドの対象者 ・救急漢方はどんなときに役立つ? ・救急漢方の特徴は? ・救急漢方はじめるならこの症候 ・めまい ・便秘 ・打撲 ・もっと救急漢方を役立てたい方 ・最後に漢方の代表的な副作用をチェック ・Take home message

10287 41

「脊髄損傷」コレだけは 〜基本的な初期対応〜

脊髄損傷の「評価の方法」「手術の是非」「ステロイド大量療法の是非」が学べます。当直などで脊髄損傷が来るとなった時でも焦らずに対応できるよう学んでいきましょう。 ◎目次 ・今回のスライドで学べること ・脊髄損傷でもまずはABCDE ・バイタルが安定したら脊髄損傷の評価 ・高位診断 ・損傷高位と達成可能な予後 ・脊髄損傷の重症度評価 ・脊髄損傷の重症度による予後予測 ・脊髄損傷に対する手術治療の是非 ・ステロイド大量療法の是非 ・脊髄損傷の初期合併症の注意点と対応 ・ステミラック注 ・TAKE HOME MESSAGE

6064 33
もっと見る

#3 心不全患者の腎機能が悪くなったら【心不全診療ワンポイントレッスン】

1. 腎不全の基礎から循環器医が解説します! 心不全患者の 腎機能が悪くなったら 循環器内科医 “うし先生”の 心不全診療ワインポイントレッスン
2. 注釈 【自己紹介】 某市中病院勤務の循環器内科医師のうしです。 だいたい中堅くらいです。 【動画のモットー】 細かいデータ<わかりやすさ 【ペット】 オカメインコ いいねやチャンネル登録 お願いします!
3. 今回は研修医・内科医師だけでなく 全職種向けに 腎機能が悪化したときの考え方を 説明します! 特に心不全加療中の
4. ・心不全で臨時入院してきた80歳代男性 ・ラシックス(ループ利尿薬)静注で治療開始 ・うっ血改善し呼吸状態良好 ・週明けの採血でeGFR 45→32に こんな症例よくありますよね 心不全入院中によくある一例
5. 腎不全とは ・急性腎不全  血清Cre 1.5倍   eGFR 25%低下  尿量<0.5ml/kg/hrが6時間以上 ・慢性腎不全  明らかな蛋白尿などの3か月以上の慢性腎障害  eGFR<60ml/min/1.73m2 eGFR < 60なら腎不全はある
6. 腎不全の基礎の基礎 ①腎前性腎不全  腎の循環血症量低下に伴う  (脱水、利尿剤、低心機能) ②腎性腎不全  腎臓そのものが悪い  (尿細管壊死、間質性腎炎、糸球体腎炎) ③腎後性腎不全 出口の尿管~に閉塞ありうっ滞して腎不全  (前立腺肥大、尿管結石、骨盤内悪性腫瘍) まず腎後性を除外する(エコーやCTで水腎症ないかみる) ①✗ ②✗ ③✗
7. ・利尿薬(ループ利尿薬での腎前性腎不全) ・脱水 ・いっ水(うっ血腎、循環不全) ・ACE-I(薬剤性) ・造影剤(カテーテルのコレステロール塞栓) -------------------------------------------- ・動脈硬化性(高血圧、糖尿病)の増悪 ・腎血管性(腎動脈狭窄→高血圧+心不全) 循環器の治療は腎不全を起こしやすい 医原性 元々だ 肝障害も併発 💦 ー + 循環器患者で多い腎不全の原因
8. 腎性腎不全の鑑別 高血圧、糖尿病以外は精査(腎生検)が必要
9. 高齢者で頻度の多い腎不全の原因 ・高血圧±年齢的な腎不全(良性腎硬化症) ・糖尿病性腎症(広義の生活習慣病) 腎臓のサイズは正常 腎臓は萎縮(いわゆる高齢者の慢性腎不全) 網膜症があるはず 急性腎不全も腎臓サイズ正常
10. 腎機能悪化時の実際の流れ ・尿検査     → 潜血、尿蛋白の有無  ・単純CT     → 腎後性評価+腎萎縮の有無  (腹部エコー) → (上記+腎血流) ・長らくの高血圧と → 慢性良性腎硬化症(萎縮あり)  糖尿病の有無   → 糖尿病性腎症(萎縮なし) ・採血検査     → 炎症評価(糸球体腎炎など)  (フェリチン、赤沈、CRP) ・上記全て問題なし → 利尿剤調整で経過観察 +少し点滴+ACE-I中止 もしくは進行性 ・1つでも変    → 問診診察+自己抗体など採血追加            +腎生検について腎臓内科に相談
11. 忘れてはいけない減薬のこと ・腎不全増悪しうる薬剤は一旦中止  (ACE-I/ARB、造影剤検査加療) ・腎排泄の薬剤は減量が必要  (特にNOACなどの抗凝固薬) 腎機能が変動しやすい患者は 腎の影響を受けにくいものを選ぶのも手
12. まとめ ・心不全入院に限らずよく腎機能は変動増悪する! ・腎後性→腎前性→腎性の順に評価! ・おかしいなと思ったら腎内に相談して精密検査! ・質問あればコメント欄にお願いします! いいねやチャンネル登録も…